日本海-恵庭駅
- GPS
- 07:05
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 267m
- 下り
- 239m
コースタイム
天候 | 晴→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
11月、やり残したことをやろう。日本海-太平洋ランニングだ。オクヤンも三角山するとのこと。孤独じゃないのはありがたい!
◾️行程
・銭函駅
駅前で気合い入れて、日本海からスタート!星が見えてる!
・稲積公園
下手稲通りから線路脇に移動、気温も涼しく快適だ、順調
・札幌駅周辺
石山通りで右足くじく。痛い。札幌駅は酔っ払いが多い。ストロング缶を持ってフラフラしている女性に絡まれた。
・豊平川のローソン
最初のエイド。補給しまくる。ススキノ帰りの若者が多い。道端で酔い潰れている女性と介抱する男性もいた。
・清田
雨が降り出してきた。清田の温泉「ほのか」が輝いて見えて吸い込まれそうになった。
・北広島
雨がかなり強くなる。コンビニで休憩。雨が上がることを信じて前進。左膝に違和感を感じてきた。
・島松
暗い道前を走ってると前方からライトが見えた。2人のランナーとすれ違う。朝里を目指すとのこと。お互いにエールを交換して気合いが入る。右足も痛くなる。
・恵庭
コンビニ休憩後、寒さと左膝の痛みで体が動かない。ここでDNF。無念。無念すぎる。夢はオクヤンに託した。恵庭駅から電車に乗り込む。車窓から朝日が見えた。悔しくも楽しくもなく、なんの感情も持ち合わせていなかった。
・帰宅
膝が痛くて家の階段もキツイ。すぐに寝込んだ。一日中寝てた。
◾️感想
フルマラソンを超えるロング走だと左膝が痛くなった。このメカニズムを解明して対策を打つ必要があるな。
リョーサンが今年の5月にチャレンジしていた日本海→太平洋ランに挑戦。
キロ7分ペースで踏んでいけば目標としている時間内にゴール予定。
23時銭函駅に、赤ジャン黄色ズボンと短パンサンダルの中年2人は人が誰もいないから平常心。
なるべく汗をかかないよう換装しながら走る。山での経験がランニングに活かされる。
人のいない都市部を走るのは気持ち良い。雑談しながら共に走る仲間がいるのは、何にも変え難い貴重な存在だと心の底から思う、暗闇の中だと尚更。
すすきの以降は36号線をひたすら進む、美園の環状通辺りから緩やかにアップダウンが続く。身体が火照る。札幌ドーム越えた頃から雨の気配。清田のほのかにエスケープを考えてしまう己を恥じながら、リョーサンの雨レーダーを信じ進む。
恵庭辺りまで降ったり止んだりの雨、もう色々ずぶ濡れだけど、サンダルのおかげで裸足の私は足だけは快適に過ごせた。
少し前から膝に違和感のあったリョーサンは大事をとって恵庭駅をゴールとする。
彼の体力も心にもまだ余裕を感じていたのでとても悔しい決断だと思う、だがそれでいい。スキーの為にも無理はしないがいい。
単独走となったが、朝を迎えたので気持ちは楽に心細さはなかった。むしろワクワクし始めていた。
新千歳空港を越えると36号線の歩道はほぼないようなものだった。申し訳程度の幅に誰も人が通らないのか草やゴミで足の踏み場がなく速度が自然と落ちる。
見通しの良い道路は見通しが良すぎて、便意の解消が困難。ウトナイの道の駅までなんとか耐える。
ウトナイで便意は解消されたが、73kmから急に脚が重くなる。足裏がランの衝撃に耐えられなくなってきた、速度はキロ8〜9まで落ちる。
そして、苫小牧横に長すぎる…ウトナイから苫小牧駅近くまでの10kmが果てしない。市街地なのに人とのすれ違いもなく心が切なさに支配され始める。
そんな折、第一苫小牧市民のお婆ちゃんから「頑張ってー」とエールを頂けた。これが効いた。
エールの力を得て、ここから先は独り言のように自分で自分に「行くぞ行くぞ!」「諦めない!」「オナラ出た」「もう少し頑張れ!」などセルフエールを送り太平洋までラストラン。
11時のゴールは晴天で日差しは気持ち良いが寒い。
人気のないふるさと海岸で着替えた時、12時間着ていたシャツからケダモノのフレイヴァーが漂う。野生の匂い。
結果、12時間で87キロを走り、身体や心に何が起こるかを実感出来たのが大きい。
次は逆のコースでもいいかもしれない。
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