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Yamareco

記録ID: 7448680
全員に公開
沢登り
甲信越

船でしか行けない「白石沢スラブ」へ

2024年11月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:44
距離
2.5km
登り
303m
下り
304m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
0:00
合計
5:45
距離 2.5km 登り 303m 下り 304m
8:27
345
スタート地点
14:11
ゴール地点
船を降りてから白石沢スラブまでは沢を約1時間。スラブはゆっくり登って1時間ちょい。下山はロープを出したのでやはり1時間。沢を遊びながら下って1時間。稜線でコーヒー飲んだり、沢の途中でランチしたりする優雅な時間が1時間30分。14時30分に船を頼んでおいたけれど、ちょうどいい時間だった。
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥只見湖畔の宿「六方」のボート。往復渡船24,000円。
コース状況/
危険箇所等
沢は難しいところはまったくなく、初心でも行ける。ただし白石沢スラブはルート次第でかなり難易度が上がる。岩ももろく、フリクションが効きそうで効かないところがけっこうある。滑落すれば重大事故につながるだけに慎重に。
白石沢スラブへの渡船をしているのは、奥只見湖畔の宿「六方」のみ。この日は朝7時30分集合、8時出発。
2024年11月04日 07:56撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/4 7:56
白石沢スラブへの渡船をしているのは、奥只見湖畔の宿「六方」のみ。この日は朝7時30分集合、8時出発。
渡船は往復2万4000円。奥只見湖の遊覧船乗り場すぐ近くの桟橋から出発する。
2024年11月04日 08:03撮影 by  Canon EOS R5, Canon
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11/4 8:03
渡船は往復2万4000円。奥只見湖の遊覧船乗り場すぐ近くの桟橋から出発する。
今年は紅葉が2週間以上遅い。いつもなら枯れ木の奥只見湖畔だけど、今年はちょうどいい感じ。
2024年11月04日 08:17撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:17
今年は紅葉が2週間以上遅い。いつもなら枯れ木の奥只見湖畔だけど、今年はちょうどいい感じ。
朝の気温はマイナス1度。
2024年11月04日 08:20撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:20
朝の気温はマイナス1度。
湖から水蒸気が上がる。とても幻想的。
2024年11月04日 08:21撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:21
湖から水蒸気が上がる。とても幻想的。
入江に入ると水面は鏡のよう。素晴らしい紅葉。
2024年11月04日 08:22撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:22
入江に入ると水面は鏡のよう。素晴らしい紅葉。
船でしか見られない景色。この景色を見るだけで価値がある。
2024年11月04日 08:22撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:22
船でしか見られない景色。この景色を見るだけで価値がある。
白石沢の入り口に到着。
2024年11月04日 08:22撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:22
白石沢の入り口に到着。
写真右手に船をつけてくれる。
2024年11月04日 08:23撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:23
写真右手に船をつけてくれる。
沢に入る。水量も少なく歩きやすい。
2024年11月04日 08:30撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:30
沢に入る。水量も少なく歩きやすい。
沢は難しくない。簡単だけど、滝もないし、沢としてはおもしろくはないかな。でも目的地はスラブだから。
2024年11月04日 08:38撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:38
沢は難しくない。簡単だけど、滝もないし、沢としてはおもしろくはないかな。でも目的地はスラブだから。
今日は自分たち4人だけでこの沢を貸切。最高。
2024年11月04日 08:38撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:38
今日は自分たち4人だけでこの沢を貸切。最高。
紅葉を愛でながらゆっくり進む。
2024年11月04日 08:39撮影 by  Canon EOS R5, Canon
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11/4 8:39
紅葉を愛でながらゆっくり進む。
水も本当にきれい。
2024年11月04日 08:44撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:44
水も本当にきれい。
だんだんスラブが近づいてきた。
だんだんスラブが近づいてきた。
水に入らないで登れる。
2024年11月04日 08:51撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:51
水に入らないで登れる。
この先、巨石があって、そこだけ左岸(進行方向右手)を巻く。
2024年11月04日 08:52撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:52
この先、巨石があって、そこだけ左岸(進行方向右手)を巻く。
朝日が紅葉を照らす。
2024年11月04日 08:54撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 8:54
朝日が紅葉を照らす。
水に濡れないでも行ける場所だけど、せっかく沢靴だから水にバシャンと。
2024年11月04日 09:03撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:03
水に濡れないでも行ける場所だけど、せっかく沢靴だから水にバシャンと。
振り向けば美しい紅葉。
2024年11月04日 09:08撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:08
振り向けば美しい紅葉。
スラブ間近の分岐。本流の左側、ナメの先にスラブが見えて「こっちだろう」と進んだのだけど、正解は「本流をまっすぐ」だった(帰りにわかる)。
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スラブ間近の分岐。本流の左側、ナメの先にスラブが見えて「こっちだろう」と進んだのだけど、正解は「本流をまっすぐ」だった(帰りにわかる)。
前の写真のナメがけっこう滑って危険なので右手のヤブに入る。その後、スラブに出る。まぁ、どこでも登れるんだけど、ね。
2024年11月04日 09:43撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:43
前の写真のナメがけっこう滑って危険なので右手のヤブに入る。その後、スラブに出る。まぁ、どこでも登れるんだけど、ね。
すでにここで「絶景」。
2024年11月04日 09:44撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:44
すでにここで「絶景」。
けっこうな高度感。支点になるような木もないし、ボルトもない。
けっこうな高度感。支点になるような木もないし、ボルトもない。
水の流れた跡のある場所がフリクションが効くのでそこを直登する。落ちたらケガじゃ済まないな。
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水の流れた跡のある場所がフリクションが効くのでそこを直登する。落ちたらケガじゃ済まないな。
写真では見ていたけれど、本当に凄い。
2024年11月04日 09:52撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:52
写真では見ていたけれど、本当に凄い。
少しずつ登る。フリクションが効きそうで、意外と効かない。しかも岩の表面がパリパリ剥がれて信頼性がない。
少しずつ登る。フリクションが効きそうで、意外と効かない。しかも岩の表面がパリパリ剥がれて信頼性がない。
ところどこで荷物を下ろして撮影。
ところどこで荷物を下ろして撮影。
本当に素晴らしい。
2024年11月04日 09:53撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:53
本当に素晴らしい。
このスケール感。
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このスケール感。
さて、どこを登ろうか。壁のように見えている場所をどうやってクリアするのかが問題。
さて、どこを登ろうか。壁のように見えている場所をどうやってクリアするのかが問題。
写真で見るより斜度がある。高度感もあってなかなかスリリング。つかむところもないから、靴のフリクションだけが頼り。
写真で見るより斜度がある。高度感もあってなかなかスリリング。つかむところもないから、靴のフリクションだけが頼り。
振り返ると大迫力。高度感でちょい足がすくむ。
2024年11月04日 09:55撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:55
振り返ると大迫力。高度感でちょい足がすくむ。
たまに振り返る。うわぁ!
2024年11月04日 09:56撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 9:56
たまに振り返る。うわぁ!
広い! 
2024年11月04日 10:10撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 10:10
広い! 
もったいないので、休めそうなところを見つけては休む。
2024年11月04日 10:11撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 10:11
もったいないので、休めそうなところを見つけては休む。
なんじゃ、ここ!
なんじゃ、ここ!
絶景だ!
2024年11月04日 10:12撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 10:12
絶景だ!
ラスト。直登。
頼むぞ、足元。
稜線に到着。正面に荒沢岳、越後駒ヶ岳が見える。
2024年11月04日 10:34撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/4 10:34
稜線に到着。正面に荒沢岳、越後駒ヶ岳が見える。
稜線を偵察に行く斎藤くん。
2024年11月04日 10:39撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 10:39
稜線を偵察に行く斎藤くん。
素晴らしい景観。
2024年11月04日 10:39撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 10:39
素晴らしい景観。
行きはよいよい、帰りが怖いなぁ。記録を読むとロープなしでみなさん下山しているようだけど、滑ったら骨折じゃ済まない斜面。
2024年11月04日 10:42撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 10:42
行きはよいよい、帰りが怖いなぁ。記録を読むとロープなしでみなさん下山しているようだけど、滑ったら骨折じゃ済まない斜面。
上部は岩がもろい。斎藤くんの判断で、念のためロープを出すことに。
2024年11月04日 11:39撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 11:39
上部は岩がもろい。斎藤くんの判断で、念のためロープを出すことに。
安心感絶大。
2024年11月04日 11:43撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 11:43
安心感絶大。
安全第一。油断禁物。
2024年11月04日 11:44撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 11:44
安全第一。油断禁物。
景色を楽しみながら。一歩ずつ。
景色を楽しみながら。一歩ずつ。
斎藤くんがロープを回収して、ここからは支点もないので、自分の足で。
2024年11月04日 11:58撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 11:58
斎藤くんがロープを回収して、ここからは支点もないので、自分の足で。
もろく崩れた石がクセモノ。
もろく崩れた石がクセモノ。
急斜面はとくに慎重に。
急斜面はとくに慎重に。
どうやら帰りのルートがメインルートっぽい。こちらはかなり歩きやすい。
2024年11月04日 12:10撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 12:10
どうやら帰りのルートがメインルートっぽい。こちらはかなり歩きやすい。
水の道を下る。
2024年11月04日 12:14撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 12:14
水の道を下る。
まるで登山道? かなり歩きやすい。
2024年11月04日 12:15撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 12:15
まるで登山道? かなり歩きやすい。
スタスタ、歩ける。この先、行きに最後に行かなかった本流の最上部に下りる。
スタスタ、歩ける。この先、行きに最後に行かなかった本流の最上部に下りる。
一箇所、左岸を巻いて、行きに左に行った沢と合流。「なんだ、こっちから登れば全然ラクだったのでは?」と、みんなで納得。
2024年11月04日 12:35撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/4 12:35
一箇所、左岸を巻いて、行きに左に行った沢と合流。「なんだ、こっちから登れば全然ラクだったのでは?」と、みんなで納得。
船の時間までまだ余裕があるので、途中でランチ&カフェタイム。
船の時間までまだ余裕があるので、途中でランチ&カフェタイム。
ブナの紅葉も最高潮。
2024年11月04日 12:37撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 12:37
ブナの紅葉も最高潮。
モミジの葉が渓流に。
2024年11月04日 12:51撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 12:51
モミジの葉が渓流に。
秋、深まっている感じがなんとも最高。
2024年11月04日 12:51撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 12:51
秋、深まっている感じがなんとも最高。
さぁ、そろそろ船の時間。沢を下りよう。
さぁ、そろそろ船の時間。沢を下りよう。
あちこちにナメ滝。
2024年11月04日 14:02撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/4 14:02
あちこちにナメ滝。
14時30分にお願いしていた船。
14時30分にお願いしていた船。
14時15分に来てくれた。
2024年11月04日 14:14撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 14:14
14時15分に来てくれた。
最高だったね!
2024年11月04日 14:19撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 14:19
最高だったね!
到着。
2024年11月04日 14:43撮影 by  Canon EOS R5, Canon
11/4 14:43
到着。
今日の締めは「瀧ざわ 〜円居〜. (タキザワ マロイ)」。
2024年11月04日 18:26撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
11/4 18:26
今日の締めは「瀧ざわ 〜円居〜. (タキザワ マロイ)」。

感想

紅葉を狙って、そして天気を狙って、日程を数回ずらしていよいよ当日がやってきた。前日3日は30人近くの人が入ったそうだが、今日はぼくたち4人だけ。いやぁ、最高でした。あの広いスラブに自分たちだけ。圧倒的なスケール。
今回は「どのくらいの難易度なのか」下見も兼ねていたのだけれど、スラブはそれなりに高度感があって上級者向き。北アルプスなどの鎖場で高度感に慣れた人でないと厳しいだろうなぁというのが全員一致の意見。実際には鎖もないし、支点もないのでロープを出せないので、けっこう高度感のある斜面を自分の足だけで登る必要がある。とくに下りは怖いなぁ。フリクションが効いていれば問題ないのだけれど、岩がもろいし、効いていそうでイマイチ効いていない場所もあって、ちょいヒヤッとする場面が数回。下りは念のためロープを出したけれど、上部以外はロープも使えないので、登りはなんとかなっても、高度感に慣れていない人だと「怖くて下りられない」ということになりかねないかも。
もちろん沢に慣れている人なら「なんてことない」斜面なのだけど、かなり人が入り始めているので、そのうち重大事故が起きるような気もする。安全第一、油断大敵。


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