鹿島槍ヶ岳 北股本谷


- GPS
- 12:58
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,102m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
ライター(1)
ナイフ(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(2)
防寒着(1)
シール(1)
ストック(1)
時計(1)
行動食(1)
非常食(1)
アイゼン(1)
ビーコン(1)
スコップ(1)
ゾンデ棒(1)
ピッケル(1)
オーバー手袋(1)
インナー手袋(1)
防寒用帽子(1)
目出し帽(1)
ゴーグル(1)
サングラス(1)
日焼け止め(1)
替え手袋(1)
スキー板(ボード板)(1)
スキーブーツ(1)
カラビナ
スリング(1)
ハーネス(1)
ヘルメット(1)
ツェルト(1)
カメラ(1)
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
車(1)
ロープ8mm x 30m
食糧
テント
|
感想
天気が良ければ黒部側へ滑り込み、一泊して五竜へ、調子が良ければ更に唐松岳へつなげる意気込みで計画を練った。
道路は鹿島槍スポーツビレッジへ向かう分岐から雪があり、除雪されていないため、角にある広い駐車場に駐車する。この週末は土曜日が雨だったので、前泊した。
当日は2時起きで3時半出発。空は曇っており、気温はそこそこ低い。雪が固いため、林道ではスキーがよくスライドする。
西俣出合には薄いスノーブリッジがある。雪は固く安定しており、西沢はデブリだらけ。とりあえず落ち切って安定していると判断し、西沢をとことん詰める。途中でシール歩行が厳しいほどのデブリ玉がでてきたので、諦めてシートラに切り替えさらに高度を上げ、通常なら巻くはずの2488Pに直接乗り上げた。
その後、冷池山荘手前の樹林帯までツボ、そこから布引山直下までは夏道沿いにシールで歩いた。
小屋を過ぎた辺りで2人の登山者に遭遇。うち一人が中央カンテ改めJJの知り合いだそうで、何やら話していた。聞けばイッテQ登山部のサポートメンバーだという。前日雨の中入山し、この日北壁アタック予定が視界不良により敗退したため、このまま爺へ縦走するそう。疲労感が読み取れない表情は、確かに強そうに見えた。
稜線はガスが濃く、たまにしか晴れ間が見えない。このままでは黒部側へは下りられないだろう。持ってきた泊まり装備は無駄になりそうだった。
布引山で荷物をデポして山頂往復、西沢を滑るという結論を下すかどうかでしばらく悩んだ。UTMFはまだまだ行きたそう、JJは悩んでいる様子。そうこうしているうちに大町側が晴れてきて、最低でも北股本谷は滑れそうな雰囲気になってきたので、全ての装備をもって再出発する。デブリだらけの西沢を誰も滑りたくはないのだ。
もうすぐ山頂、というところで霧が晴れた。遥か彼方に雲から顔を出した剱岳が見える。その姿はまさに天空に聳える「岩と雪の殿堂」だ。
UTMF、JJ、私の順で山頂に着く。雲海を従える高峰に濃紺の空が広がる。西風があるが、南峰山頂は風が当たらない。東尾根ソロのクライマーに写真撮影をお願いした。
その後、この先について色々と議論していたら、今度は信州側にガスが出てきた。北股本谷のエスケープが消えかけ、我々の顔も曇る。UTMFは黒部派だが、2500m以下はガスなので初見では無理だろうと説得する。
そうこうするうちに再び本谷が晴れた!今のうちに行くしかない!とダブルアックスでコルへ降りる。ここはルーファイを誤ると悪いので、注意を要する。
できれば北壁を覗いて斜度感を確認したかったが、諦め、急いで滑走準備を整える。
Goproをつけて、いざドロップイン。
上部はアイスバーン、部分的な日向はフィルムクラスト、中間から下は壮絶なデブリでしかもこれが硬かった。要所で2人を待ちながら、長時間かけて下った。
主要な沢が合流した所から西俣出合までは素晴らしい面ツルのザラメで、これだけで大分満足した。堰堤はモービルの跡を見ながら左右にかわした。あとは林道をひた走ってゴール。
当初の計画とは違うが、素晴らしい一日だった。
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