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Yamareco

記録ID: 83501
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

62代秋合宿 南アルプス南部

2010年10月22日(金) ~ 2010年10月27日(水)
 - 拍手
GPS
128:00
距離
34.8km
登り
3,204m
下り
4,016m

コースタイム

C08:00発-塩川小屋8:30-尾根10:02-三伏峠小屋(C1)13:00
C16:55発-小河内岳9:15-板屋岳11:35-高山裏避難小屋(C2)12:38
C28:55発-荒川中岳避難小屋(C3)12:20
C36:58発-悪沢岳7:55-千枚岳9:20-2271m付近11:43-二軒小屋(C4)13:40
C45:55発-伝付峠7:20-広河原12:00-新倉13:50
天候 23日:晴れ
24日:曇り
25日:雨、強風
26日:曇りのち晴れ
27日:曇り
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
新宿=松川IC=塩川
新宿=松川IC:伊那バス(新宿高速バスターミナル20時出発)
松川IC=塩川:タクシー
コース状況/
危険箇所等
【危険箇所】
・塩川小屋の先に一か所渡渉箇所有り。
・高山裏避難小屋先に鎖場。
・悪沢岳手前に岩場。
・千枚岳先にロープ場。
・伝付峠以降に渡渉箇所及び木製の橋多数。

【その他】
身延駅には温泉はない。一番近いのは下部温泉駅。ただ駅付近には飲食店はほとんどない。
K16先輩による読図指導
1
K16先輩による読図指導
塩川尾根へと向かう途中には渡渉箇所が。注意。
塩川尾根へと向かう途中には渡渉箇所が。注意。
三伏峠まではきつい登り!
三伏峠まではきつい登り!
三伏峠からは立派な富士山が望める。
三伏峠からは立派な富士山が望める。
小河内岳山頂にて。Top of Δ荒川隊のメンバー!
小河内岳山頂にて。Top of Δ荒川隊のメンバー!
稜線は細い所もあるので注意。
稜線は細い所もあるので注意。
すっかり頼もしい2年生になった由梨姉さん。
すっかり頼もしい2年生になった由梨姉さん。
悪沢岳山頂にて。皆悪天候の中良く頑張った!
悪沢岳山頂にて。皆悪天候の中良く頑張った!
南アルプスの空に「都の西北」が鳴り響く。
南アルプスの空に「都の西北」が鳴り響く。
荒川三山からの下りはすっかり快晴に。
荒川三山からの下りはすっかり快晴に。
合宿お疲れさまでした!
(注:未成年はもちろんジュースです)
合宿お疲れさまでした!
(注:未成年はもちろんジュースです)

感想

22日(金)
18時半に集合場所である新宿高速バスターミナルに到着すると既に橋下を除く3人は到着していた。橋下は迷ったらしく5分前に到着。まあ良いということにしておいた。
ミーティングを手早く済ませて一旦解散。その間に多くの現役、OB・OGの方々が見送りに来てくださり、差し入れと激励の言葉を頂く。ありがたいことである。記念撮影をし、来てくださった方々にお礼を言って20時にバスに乗り込み、出発。バスは快調に進み、予定より早く松川ICに到着。予約していたタクシーもすぐに来てくれた。1時間くらい走るとC0予定地のゲートに到着。明日の起床時間を伝え、就寝。月が奇麗な夜である。

23日(土)
起床時間ジャストに作業員の人たちに起こされる。各自朝ごはんと準備を済ませ8時に出発。至極順調に進んで10時には尾根の取り付きに到着した。ここから約1000mのアップである。隊に気合を入れて出発。最初の方は斜面がかなりきつい。2人の新人も大変そうだが、遅れることなくついてきた。結局2本で鳥倉尾根との分岐にたどり着き、三伏峠小屋には13時に到着。行動予定時間より1時間速かった。物足りなさを感じたのは私だけだろうか...
食当点火を15時半として、それまでは自由時間とした。その間、LとSL2人で水を汲みに行く。往復40分強かけて三伏小屋まで行かねばならなかった。その後はいつもの合宿と同じ流れ。夜はパパリコで盛り上がる。皆無難のお題を出すので白熱する。K16が起床係となり、20時就寝。

24日(日)
4時前に他の社会人グループの声で目が覚める。もうちょっと周りに気を使ってほしいと思いつつ二度寝し、4時半起床。食当、水汲み、撤収をやっていたら結局出発は7時になってしまった。しかし、隊の行動力は上々で進みは快調。途中小河内岳で記念撮影をやっても12時半には幕営予定地に到着。食当準備を下級生に任せ、3年生2人で水を汲みに行く。看板に従って沢を15分くらい下っていくと水が出ている。
この日の食事は大量の差し入れが入った胡麻鍋と栗ご飯。非常に美味!
上ミで明日が非常に悪いことを確認。この時点で千枚小屋を諦め、荒川中岳避難小屋に泊まることを半分決める。
全ミで再び明日のことを確認。20時就寝。

25日(月)
風と雨で熟睡とはいかなかった。4時半起床。外に出てみると、風が非常に強く、ガスも濃い。上ミを行う。天気は時間がたつにつれましになることが予想され、無理に千枚小屋に行く必要もなかった。そこで出発を遅らせ、幕営地を荒川中岳避難小屋に正式に変更した。ただ行動時間に余裕を持たせたいので9時には出発。合宿の山場である700mアップ。最初の方がきついが、ある程度登った後は緩い。稜線に出ると猛烈な風が吹いている。あおられて何度も倒れそうになる。12時20分頃になんとか小屋に到着。とてもテントを張れる状況じゃないので小屋を利用することにする。夕飯食った後上ミ。由梨に描いてもらった天気図には二つ玉低気圧が。この状況で3000m級の山にいるのって凄いよねとLとSLで笑っていたが、もし小屋がなかったらと考えると非常に恐ろしい...ただ、この低気圧は速く、明日は時間が経つにつれて天気が回復していくと予想。その後の全ミで明日のことを確認したあとは小話とパパリコで時間をつぶす。20時半就寝。

26日(火)
5時半起床。早速外に出て天候を確認。風が強く、かなり寒い。雨が降っていないのが唯一の救いか。昨晩決めたリミットの7時ギリギリまで待って出発。ガスが出たり、薄れたりを繰り返して、一瞬だけ見える景色が美しい。悪沢岳に近づくにつれ、風が激しくなってくる。ちょっと早めの紺碧の空でスパートをかける。なんとか悪沢岳に到着。天気が悪いのが残念だ。ちょうど良く風がこない場所があったので、そこで記念撮影と式典、竹内のパオーンを行う。後ろ髪ひかれる思いで出発。意地悪なことに、下るにつれてどんどん天気が良くなっていく。千枚岳以降は雲ひとつない快晴に。南アルプスの紅葉を楽しみつつ、どんどん進む。途中でルートを間違えたものの、一気に二軒小屋まで下る。中々きれいなところだ。
いつも通りの流れで、最終夜。下級生から楽しかったという言葉を聞けて深く感動する。その後はLとSLを中心に深い話が展開された。22時就寝。

27日(水)
4時半起床。6時前出発。伝付峠までの登りは大したことない。1時間半弱で峠に到着。しかし、ここからの下りで沢に下りたところからが非常にめんどくさい。渡渉や腐りかけた木の橋が多数。抜けるのに5時間近くかかる。広河原からはアスファルトを1時間半歩くと新倉に到着。ということで秋合宿終了。皆お疲れさまでした!
ただ下山後のことを全く考えてなく、皆をだいぶ振り回してしまった...反省。

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