【樺戸】 ピンネシリ マチネシリ
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- GPS
- --:--
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,101m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:30
ラッセルほぼなし。
一部ツボ足。
林道の下りは滑れない。
天候 | 山頂はガスのち晴れ 寒くはないが強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道、法面雪崩多発注意 マチネシリ山頂直下、カリカリ急斜面・全層雪崩跡あり マチネシリ〜ピンネシリ、吊尾根あり 下山ルート、渡渉点スノーブリッジ |
写真
感想
初の雪山単独行、記念的山行である。
ピンネシリはアイヌ語で「男の山」という意味である。札幌から60キロほど北にある樺戸山塊の最高峰である。夏場は車で訪れることができるのであえて冬に登ることにした。ピンネシリの東横には「女の山」であるマチネシリもある。今回は、この2座をスキーを使ってそっち岳スキー場から登ってきた。
はじめは8キロの林道歩き。無心で歩く。体が徐々に温まってきて、陽が差してくる。まだ、目的の山は見えてこない。そして、尾根を登り稜線に出る。風が出てきて気持ち良い。今日は、低気圧の通過に伴って、午後から気温が上がり団子雪になってしまう。スピード勝負なのだが、ペースはゆっくりだ。
マチネシリの山頂が見えたが、残念ながら雲に覆われている。しかし、徐々に晴れる予想だ。登る尾根の一部は、氷化して輝いて見える。一段上がったところでクランポンをつける。しかし、雪が固く何度もスリップする。尾根の中程で笹が出ているところがあった。どうやら小規模な全層雪崩が起こったらしく、下の方に見えていたのはデブリだったようだ。
マチネシリの山頂に着くと雲は晴れていた。しかし、ピンネシリの方はまだ雲の中のようだ。ここから、シールを付けたスキーで吊り尾根を渡ろうとしたが、スキーをするには細すぎたのでシートラする。北側に雪庇が張っているので踏み抜かないように要注意だ。そして、ピンネシリへの斜面を登るが、こちらは割とゆるくクランポンは必要なかった。
ピンネシリの山頂には不気味な気象観測ドームがある。記念撮影は爆風の中だったが、春めいているのできつくはない。ドームの裏に回り休憩がてら下山の準備、今回は東側の斜面を滑ろうということで登りとは違うルートを使う。
下りの雪質はもなかであったが文句は言ってられない。ヘルメットを着けて安全第一で下っていく。雪解けが早く、沢中は滑れそうになかったので沢沿いに下る。下の方の雪は滑りやすかったが、つかの間に団子雪になった。水量の少ない隣の沢に逃げて下るも、こちらも口が開いている。ただし、スノーブリッジがちょいちょいあったので渡渉できた。一応、ビニール袋の長靴は用意していたが使わなくて済んだ。
林道復帰後、スキーで歩いて下山。行動中は終始脱水気味であり、いろはすの桃味を飲むと生き返った。この山行は、4月か5月に行おうと考えている長時間山行のプレとして行ってきたが、やや時間かかりすぎているので、1泊2日に変更していくことにしようかと考えている。今度来るときはもう少しザラメ化した時に南側から登ろう。
★ヤマビデオ
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