南越百山の登山道整備

- GPS
- 55:15
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,469m
- 下り
- 2,463m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 9:15
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 9:10
| 天候 | 快晴が多い |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
A班2名は7/18-7/19。1名は19下山、1名は残ってB班に合流。 B班は3名。7/19-7/21。上記のコースタイムはB班のyama-takeのものです。 |
写真
感想
奥念丈岳から南越百山へのコース整備を目的に2017年に結成された中央アルプス南部岳人ネットワークの作業に参加した。
ワタシとhidejyuさん、APGさんは念丈クラブの仲間だが、こっちにも参加したのだ。
念丈ー奥念丈間などもササの伸びが気になるが、今回は奥念丈岳ー南越百山間と与田切乗越の水場への整備に集中することにした。
まず7/18出発のA班が中間点のガレ場にテントを張り、そこから南越百山まで計画どおり笹刈りを進めた。hidejyu氏が昨秋に単独でしっかり刈り進めていたので、今回はよりきれいになった。
つづいてyama-takeが加わる1日遅れのB班も奥念丈岳に泊まった翌日、奥念丈からガレ場までの作業を終え、南越百山まで空身で往復することができた。その後テントを与田切乗越に移して、水場へのミチを整備した。
以上予定の作業を終えたので、最終日は下山だけとなり、お昼前には鳩打峠に帰着した。
余裕があれば念丈〜奥念丈とか、烏帽子〜念丈間をやれればという秘かな計画をもっていたが、そこまでの余裕は無く、言い出せなかった。
久しぶり3回目の南越百山は、苦労の末に到着したので満足度の高いものとなった。苦労と言っても、今日のササ刈り3時間は楽しさしかない。そこに至る重荷、あの奥念丈への野蛮な急斜面が大変なのだ。そこまで苦労があるので、そのあとの楽しさと満足があるのだ。
あるヒトは3リットルのワインのパックを担ぎ、あるヒトは冷えたビール6缶とジンギスカンのパックを持ち上げる。こんな自業自得ともいえる行為も自己満足のためだ。
アッと。自分たちでやったような顔をしてはいけない。事前に水やガソリンなどの荷上げをしていただいた多くの方がいて、たいへんお世話になりました。
さて整備後の現状ですが、鳩打峠〜南越百山の間で、最も整備されているのは、今回ササ刈りした奥念丈〜南越百間ということになります。
◆念丈〜奥念丈 ミチは明瞭で、ササが少し伸びて来たなぁと感じる程度。
◆烏帽子〜念丈 ところどころササが道を覆っていて、苦労に思う人がいるかもしれません。但しこの程度で「ヤブ漕ぎ」というコトなかれ。ただ今回のメンバーで刈りに行こうという話もでていますので、少しお待ちください。
◆与田切乗越の水場 下り15分、登り20分。今はしっかりササ刈りをして、ロープも4本ほど下がっています。ガレ沢・段差あるので注意は必要です。
ササは2年も手つかずだと大変なことになってしまう。毎年整備を繰り返して、ミチが維持できるように願っています。ワタシもできるだけ参加しようと思う。かつて県外からの飛び入りの方の参加もありましたので、興味のある方は今からでもぜひ参加表明をお願いします。
1日目
池ノ平山までは細かく休憩を入れて体力を温存して登った。しかし池ノ平山で水と燃料が加わり一気に負荷が増え、奧念丈岳からはさらに燃料と草刈り機が加わり限界に近づいた。昨年刈った登山道の笹はほぼ復活していて抵抗となった。休憩でザックを下ろすとなかなか背負うことができず、座った状態で背負ってから立ち上がろうとしても立ち上がることができないという、今までに経験したことのない重量になっていた。急斜面下のガレ場で少し休んだ後、急斜面の作業に出かけたが、1台の草刈り機のトラブルのため登り切るとこまで行かずに撤収となった。
2日目
昨日の続きの急斜面から作業を始めた。昨年8月の到達点からすぐに2454mピークに到達した。このあたりからは昨年hidejyu氏が9月に手を入れた区間で、まだ笹があまり出てきておらず、手を入れる必要がないくらいの状態だったこともありペースが上がった。南越百山への最後の斜面を辿っていくと急に視界が開けた。山頂付近では雷鳥の親子が迎えてくれているかのようだった。山頂からルートに入りやすいようにピンクテープを付けた。ガレ場から奧念丈への戻りは、僅かに軽くなったザックでも相変わらず厳しかった。奧念丈でhidejyu氏を見送った後、ガレ場方面に向けて少し刈ってからB班に合流した。
3日目
2日目の作業の続きを4人で交替しながらガレ場に向かった。奧念丈〜ガレ場の区間はかなり笹が復活していて、1年経過しただけでも厳しい作業だった。ガレ場から先の前日作業した区間はスムーズにに進め、あっさり南越百山に着いた。この日も雷鳥の親子が前日と同じような場所で出迎えてくれた。奧念丈に戻りテントを撤収し、与田切乗越に向かった。午後は水場付近の笹刈りとルンゼ内のロープ張りの作業をした。水量が多く快適な水場ですがルンゼ内の落石と滑落に注意してください。
4日目
与田切乗越から下山するのみ。ザックの重量は最小限となり、1日目の苦戦が嘘のよう。念丈岳〜池ノ平山の中間地点にに笹がとても濃い区間があり、道が見えず要注意。鳩打峠では岳人ネットワークの方々が出迎えてくださった上、アイスや冷たい飲み物をいただき感謝。参加された皆さんお疲れ様でした。
A斑
私(hidejyu)が20日選挙立会の為に先行して18日、19日を予定していたところへAPGさんが加わってくれて本当に心強く、2人で奥念丈岳先のガレ場から南越百山までの登山道整備をしました。
18日 4:30鳩内峠出発 〜 7:10飯島ルートからの合流点 〜 8:34烏帽子岳 〜 9:36池ノ平山 〜 11:26念丈岳 〜 13:26奥念丈岳 〜 15:09ガレ場到着 本日はここでテン伯です。
テント張って4時頃から1時間程ガレ場上の笹苅り出発。2台の刈払機で刈り始めたが、1台刃が緩み刈れない😢
でも、今日この現象が分かって良かった。翌日登ってくるB斑へ早速連絡し対策を・・・
お互い苦労して持ち上げてきたハイボール・ビールとチリワイン・イタリアワインでしっかりと慰労出来ました。
19日 6:10ガレ場出発し南越百山目指して笹苅(APGさん)と支障木除去(hidejyu)
ピンクテープも追加印しました。
昨年9月にこの道を笹刈りしたのですが、どんな状態になっているか非常に興味あり確認したかったのですが、思いのほか昨年整備した状態が保たれていた。今年生えてきた笹の若芽が少しある位だった。
その為、笹苅ペースもUPし8:46にはハイマツ帯から南越百山へ向かう開けた場所へ到着
快晴で360度の絶景を堪能!!
越百山に2人の人影あり、「ヤッホー!!」と声掛けしたら返してくれた😁
雷鳥親子にも遭遇
充実した南越百山を後に9:30ガレ場へ出発し10:15到着。
荷物をまとめて11:15奥念丈岳へ出発し12時頃到着
APGさんとはここでお別れとなります。今回、18日からご一緒してくれたAPGさん本当にありがとうございました。楽しい時間を共有できました。
12:09奥念丈岳から下山開始。与田切乗越でB斑と出会い鳩内峠へ16:27無事下山。
天候にも恵まれ予定していた範囲の整備作業が出来て大満足の2日間でした。
是非、伊那谷側からの中央アルプス縦走を楽しんで下さい😁
コメント
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APG
hidejyu












初めましてじゃなく、月曜日に皆さんが下山途中に会って水場のお話しを聞かせてもらった者です。
あのキツい登山道、いや皆さんが整備して下さってたルートは想像できないくらいにキツいでしょうけど、あの荷物を担いでのボランティア作業には頭が下がります。
本当に大変ご苦労様でした。
いつか、皆さまが作って下さったルートを歩く時には是非とも水場を使わせて頂きます。
ありがとうございました。
ぜひ本高森山への周回ルートもおすすめです。大島山の少し上で、登山道が素敵な水場を横切ります。
念丈クラブがササ刈りを担当しています。
APG さま
hidejyu さま
外2名さま
南越百山登山道整備 ありがとうございます。
7月末に本高森山登山口から入山して、奥念丈岳〜袴腰山〜浦川山、奥念丈岳〜南越百山を計画中です。
このルートは、^楕刃避難小屋泊、安平路山先で断念。鳩打峠〜奥念丈岳 奥念丈岳先で断念。0楕刃避難小屋〜浦川山 浦川山先で断念。ぐ貌狎逎瀬燹粗遽柯柑魁‘遽柯柑垣茲巴杷亜
今年、‘化蠹仍蓋〜念丈岳鳩打峠〜念丈岳をやり、水場調査をしました。
結果、上沢泉から奥念丈岳まで水を背負上げるつもりでした。
しかし、今回のレコを拝見し、与田切乗越の水場を使わせていただくことにしました。
大変助かります。
ありがとうございます。
月末に入山とおっしゃっているので、もうヤマかしら?
私たちの3日間は好天に恵まれました。ここ数日夕立が続いていますけど、問題にならないと良いですね。
ササ刈り跡や水場の感想が楽しみです。お気をつけて
久しぶりのテン泊です。
軽量化、軽量化と呪文のように唱えて準備していますが、20kgは優に越え、どうも25kgに達する見込みです。
トホホ。ですが、ワクワクMAXです。
楽しみです。
私は他県民としてはこのエリアを一番頻繁に歩いている気がします。
皆様のおかげで年々歩きやすくなっていることを実感しております。
特に念丈岳手前の分岐から奥念丈岳に向かう所が昨年頃から急激に綺麗になって本当に快適です。
今年ももしかしてお会いできるかと思って先月歩きましたが、今年は少しタイミングが違いましたね。
こんなにここを歩かせてもらっている私も、そろそろ笹刈りに参加しなければいけないかなと思っています(笑)
中央アルプスの記録を楽しみに見ていますヨ。
奥念丈〜南越百へおいでいただく準備はできました。
烏帽子〜念丈間は8月後半にやる話がでています。
念丈クラブはいつもどおり9月半ばです。
またどこかで
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