松木渓谷 皇海山 庚申山

2010年11月05日(金) ~ 2010年11月06日(土)

• GPS: 29:19
• 距離: 39.3km
• 登り: 2,092m
• 下り: 2,297m

コースタイム

11月5日
間藤駅9:40〜10:46大ナギ沢出合10:46〜11:56三沢出合12:00〜13:39ニゴリ沢出合13:46〜14:08モミジ尾根取付14:09〜14:59国境平
11月6日
国境平4:17〜5:51皇海山6:15〜7:13鋸山7:28〜9:10庚申山9:25〜10:14庚申山荘10:20〜11:09一の鳥居11:09〜12:03銀山平12:32〜14:59沢入駅

天候

11月5日
10:13　銅親水公園　晴れ　12℃
12:00　三沢出合　曇り時々晴れ　13℃
16:00　国境平　晴れ　3℃
11月6日
4:17　国境平　晴れ　0℃
7:15　鋸山　晴れ　0℃
9:13　庚申山　晴れ　15℃
15:33　沢入駅　晴れ　17℃

アクセス

利用交通機関：

電車

間藤駅まではわたらせ渓谷鉄道ホームページ参照
http://www.watetsu.com/

コース状況／危険箇所等

★登山道の状況
　大ナギ沢出合〜三沢出合・・・明確な踏み跡があるが斜面の崩落箇所多い。三沢出合手前の砂防ダムは左岸にロープなどの手がかりあり。
　三沢出合〜ニゴリ沢出合・・・巻き道不明瞭。本流に沿って左岸右岸を遡行する。途中の瀞は高巻き。ニゴリ沢出合に標識・矢印あり。
　ニゴリ沢出合〜モミジ尾根取付点・・・左岸の沢歩きとなり滝の登攀や高巻きを要するような箇所なし。モミジ尾根取付点に標識あり。
　モミジ尾根〜国境平・・・急な登り。標識豊富。踏み跡明瞭。
　国境平〜皇海山・・・最初はササ原。最後は急斜面の樹林帯。標識・踏み跡あり。

写真

11/5 11:03

11月5日　11:03
ジャンダルム前

11/5 11:37

11月5日　11:37
三沢出合砂防ダム前

11/5 11:56

11月5日　11:56
三沢出合

11/5 13:11

11月5日　13:11
三沢出合〜ニゴリ沢出合

11/5 13:39

11月5日　13:39
ニゴリ沢出合

11/5 14:02

11月5日　14:02
ニゴリ沢

11/5 14:08

11月5日　14:08
モミジ尾根取付点

11/5 14:20

11月5日　14:20
モミジ尾根下部

11/5 14:48

11月5日　14:48
モミジ尾根上部

11/5 15:01

11月5日　15:01
国境平

11/6 6:14

11月6日　6:14
皇海山から望む奥白根山

11/6 7:18

11月6日　7:18
鋸山山頂から日光連山(右奥)と奥白根山(左奥)

11/6 7:37

11月6日　7:37
鋸山〜庚申山��
高度感のあるハシゴ

11/6 7:56

11月6日　7:56
鋸山〜庚申山��
核心の岩壁

11/6 9:07

11月6日　9:07
庚申山展望台から皇海山と松木渓谷

撮影機器：

Canon PowerShot SX100 IS Canon

感想

higashino9

★11月5日
　1泊2日の予定で松木渓谷から皇海山へ。
　わたらせ渓谷鉄道の終点である間藤駅から歩き始める。銅親水公園から松木川沿いの林道に入る。ジャンダルム近くのゲートまでは車の通行があり治山工事関係車両などが通る。

　ゲートを過ぎると整備されていない道となる。踏み跡は明確だが斜面の崩壊が何ヶ所か見られる。崩壊箇所は落石群を乗り越えて通過。ウメコバ沢出合近くで河原歩きになり、三沢出合の砂防ダムの前で靴を脱いでの渡渉をする。砂防ダムは左岸から越えられる。

　三沢出合から本格的な沢歩き。ニゴリ沢出合まで靴を脱いでの渡渉を10回弱、高巻きを数度行う。深い所で膝丈位の深さの渡渉。水は冷たく苔で滑りやすい石が所々ある。沢靴を持ってくれば良かったと思う。途中、瀞があり、ここは瀞を下に眺めながらの大高巻き。

　ニゴリ沢出合には明確な標識がいくつもあり分かりやすい。近くにニゴリ小屋の跡があるはずと思い探してみたがそれらしい残骸などは見あたらなかった。

　ニゴリ沢に入ってからは靴を脱いでの渡渉はなくなる。高巻く箇所はなく、危険な箇所もない。流れを遡行してゆくと滝が見えてくる。その手前がモミジ尾根の取付点。赤と黄色の四角形の標識と踏み跡が斜面に続いている。

　モミジ尾根の最初は急登。豊富な標識と踏み跡をたどる。急な斜面を登りきり、ササ原に出ると左に皇海山が大きく見えてくる。さらに斜面を登り最後はトラロープにそってトラバース気味に進むと国境平。「国境平」と書いた金属プレートや焚き火の跡がある。水場は約5分斜面を下った所。水量は豊富。

★11月6日
　3時30分頃起床。朝食を済ませてテントを撤収。ヘッドライトを点灯させて出発する。ここから皇海山山頂までは尾根歩き。最初はササ原、続いて樹林帯。ササに覆われた踏み跡と木に付けられた標識を探しながら登る。皇海山山頂近くの北斜面は薄く雪を被っていた。

　5時51分山頂着。ちょうど日の出の時間。山頂は樹林に囲まれているため展望は少ないが北方に雪を被り桃色に輝く奥白根山が見える。

　鋸山から稜線を庚申山へと向かう。鋸山から庚申山の間には高度感のあるハシゴや長い岩壁の下降などがある。慎重さを要するが難しくはない。所々展望の良い箇所があり、皇海山、奥白根山、日光連山、袈裟丸山などがよく見える。

　庚申渓谷は紅葉の盛り。青空に映える赤と黄色を楽しみながら銀山平を経て沢入駅まで歩く。

コメント

jimzaemon

おつかれさまでした
始めまして、おはようございます。楽しいルート、懐かしくて拍手させて頂きました。国境平での野営は寒くはなかったでしょうか。シカたちも寒さで静かにしていたかなと想像してしまいました。

ニゴリ小屋跡地はニゴリ沢出合いから右岸高台を登るとあります。ナベなど転げております。私が行った10年ほど前には、釣人が作ったらしい、ペットボトル 製の見事な小屋がたっていました。

沢靴なしで渡渉数回、さぞ冷たかったと推察いたします。おつかれさまでした。敬白

higashino9

コメントありがとうございます
jinzaemonさん、コメントありがとうございます。

国境平は到着時は西北からの風が強くて寒く感じましたが次第に風は収まって野営には問題ないくらいの体感温度でした。南東面が開けていて展望が良く、水場は近い。また幕営したいなぁなんて思っています。

シカはとても多かったです。尾根筋を歩いていると前方で突然ガサガサッと飛び出してきたり、あちこちから警戒する時のピーッという鳴き声が聞こえていました。

roadman71

こんにちは
この季節に沢靴なしで渡渉されたのですか！

先週末の三連休に同コースを歩いてきたのですが、
紅葉尾根の取り付き点をパスしてしまい、二つの滝の大高巻と、沢の源頭部での詰め上がりでえらい目にあってしまいました。その分、カモシカの親子とか見れましたが・・

記録をいろいろと参考にされてもらいますね。

自分の撮ってきた写真はこちらです
https://plus.google.com/photos/103968419447791674829/albums/5630627190838019857

higashino9

Ｒｅ．こんにちは
roadman71さん、こんにちは。
写真見せていただきました。

三沢出合の堰堤やニゴリ沢出合などこんなところあったなあ 沢靴持ってまた行きたくなりました。

つたない記録ですが少しでも参考になればうれしく思います。