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Yamareco

記録ID: 8609117
全員に公開
沢登り
東海

沢登り 静岡県浜松市 竜王権現の滝

2025年08月26日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
07:59
距離
10.1km
登り
2,550m
下り
2,552m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:00
休憩
0:00
合計
8:00
距離 10.1km 登り 2,550m 下り 2,552m
7:38
480
スタート地点
15:38
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場スペースは3台のみ
コース状況/
危険箇所等
吊り橋は、1名づつ
その他周辺情報 特に無し
背景が「竜王権現の滝」F1
背景が「竜王権現の滝」F1
サブちゃんが泳いで壁に取り付く
2025年08月26日 08:37撮影 by  moto g31(w), motorola
8/26 8:37
サブちゃんが泳いで壁に取り付く
順調に上って行く
2025年08月26日 08:42撮影 by  moto g31(w), motorola
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8/26 8:42
順調に上って行く
私が落ちた地点くらいの場所まで行った。そして登り切った!さすがだ
2025年08月26日 08:42撮影 by  moto g31(w), motorola
8/26 8:42
私が落ちた地点くらいの場所まで行った。そして登り切った!さすがだ
プチゴルジュの奥にF2が見えてくる
2025年08月26日 10:40撮影 by  moto g31(w), motorola
8/26 10:40
プチゴルジュの奥にF2が見えてくる
滝をなんとか超えて奥に進むと、滝左側はホール状になっており上陸できるスペースがある。
2025年08月26日 10:47撮影 by  moto g31(w), motorola
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8/26 10:47
滝をなんとか超えて奥に進むと、滝左側はホール状になっており上陸できるスペースがある。
このホール状の壁を登れるらしいが、初心者の私達にはまったく無理でした。
2025年08月26日 10:52撮影 by  moto g31(w), motorola
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8/26 10:52
このホール状の壁を登れるらしいが、初心者の私達にはまったく無理でした。
先ほどのプチゴルジュへ一旦戻り。滝の右側をトライするがあと少しが登れない
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先ほどのプチゴルジュへ一旦戻り。滝の右側をトライするがあと少しが登れない
F2を断念して高巻きするが・・・2回目の地獄が始まる
2025年08月26日 13:03撮影 by  moto g31(w), motorola
8/26 13:03
F2を断念して高巻きするが・・・2回目の地獄が始まる
撮影機器:

装備

個人装備
モバイルバッテリー 予備スマホ カイロ 非常食 ファーストエイドキット ロープ30m赤 ロープ10m迷彩スタティック ヘルメット 環付きカラビナ スリング カム ハーケン ハンマー エイト環 ATC 細引き プルージックロープ ヌンチャク ナイフ ハーネス 革グローブ ウェットスーツパンツ たわし
共同装備
50mロープ

感想

今回も初めての場所へ

数年前にカメラ友達と一緒に写真を撮りに行ったことのある
静岡県浜松市天竜区にある「龍王権現の滝」
当時、登山もしていなかった自分は
まさかこの滝を登ることになるとは
思いもしなかった

駐車場からは観光客も歩ける散歩道なので
普段と違って入渓が超楽チン

あっという間に
竜王権現の滝に到着

平日で朝も早めなので
観光客は誰もいない

この壁を登った人がいるという情報がなければ
私は登ろうと考えもしないだろう
とても自分には登れるとは思えない
ほぼ垂直の壁

まずは、私が最初にトライさせてもらった
ザックはデポ

泳いで壁に取り付くのも
流れが速く
なかなかシンドイ

時間をかけてだが
意外と登れて
滝落ち口の1.5m下くらいまで到達するも
そこから先のホールドを見つけられず

ダメ元で手を出すが
やはり一瞬にして滑り
そのまま5mほど落下して
滝下に落ちる・・・悲
深いので無傷

続いて、サブちゃんがトライ
やはり泳ぎも大変そうである
ここは、水への対応能力も試される
そのまま壁り取り付き
安定した登りで登り切った
さすがである。

しかし
ここからが大苦戦の始まり

まずはデポしたサブちゃんのザックを
上にいるサブちゃんがロープで引き上げているが
上がらないようだ
下に居る私が見ても
どこかに引っかかっているようにも見えないが
苦戦しているようなので
まずは私が上に行って
ザックを二人の力で引き上げれば
なんとか荷揚げができるかと思い

声の届かい状況で
身振り手振りで伝えて
セカンドビレイしてもらいながら
私が登攀開始

初回のトライ時と違って
ザックを背負っており
自分の体は非常に重く
しかも手はパンプしており
壁に取り付いたものの
まったく登れる気がしない
「さっきは、どうやって登ったのだろう???」

壁の下は深く足は着かない深さ
水面に浮いたまま
一段も上がれず
しばらくもがき
ビレイしてもらっているφ11mmロープと
ザックがぶる下がっているφ8mmロープを
まとめて掴んだら意外と登れそうで
ほとんどロープを握って
休める所で少し休みながら
体力・筋力の限界でなんとか登攀。

滝上部から水面に浮いているザックを
二人で引き上げる
途中までうまく上がってきたが
滝下に入ったのか??
そこからまったく上がらない

ロープに繋がっている私を
いったん滝落ち口のやや下まで
降ろしてもらい
ザックの状態を見に行くことに

そこから
ザックが繋がっているロープを
左右に動かしたりしながらコントロールして
なんとか荷揚げ終了
ややオーバハングした場所に
ひっかかっていたようだ

(他の方の山行記録では
ザックを背負ったまま
皆さんフリーで登れちゃうらしいです)

もうこの
龍王権現の滝超えだけで
2時間は使い
体力の80%くらい消耗した感じ
二人ともヘトヘトである
続けて歩く気力もなし

とにかく
休憩して食べて
体力を少しでも回復させる

休憩を終えて歩き始めると
すぐにプチゴルジュが見える
そしてそのすぐ奥にF2が見える

プチゴルジュの速い水流を
両壁を突っ張りながら進み

まずは、滝右側を登ろうと
チャレンジするも断念

滝の水流に耐えながら
落ち口を超えて奥に進んでみると
ホール状になった空間があり
上陸できる少し広めのスペースがあった

今度は滝左側をどうやって
登るか考えたり
トライしてみるが
初心者の私達にはまったく無理でした

滝左も諦めて
プチゴルジュへ戻ろうということになったが
戻るのは、ここに来るよりも大変で
水流が強くまったく戻れない
このままでは、このホールに
缶詰め状態になってしまう

いちかばちかで
滝下に潜り込むと
するっと脱出できた。
サブちゃんをロープで引っ張って
二人とも脱出成功

滝右側を再度トライするが
やはり無理ということで
プチゴルジュを戻って
高巻きを開始する
もう、暑くて死にそう・・・

急斜面上部から
懸垂で斜面途中まで降りて下の様子を見てみると
F2の上部に出れるものの
その先にF3が見える
少し遠くに見えるF3は
果たして自分達が登れるのか???
この距離から見て判断するのは
非常に難しく

サブちゃんにも懸垂で途中まで降りてもらい
F3を見てもらうが
竜王権現の滝を登れたサブちゃんでも
登れるのか分からないとのことで
(帰宅後に他の方の山行記録を確認したら、F3はF1よりも簡単そうな感じで書いてあった)

懸垂したロープにフリクションヒッチを使い
ロープ登攀して戻る
またもやもうヘロヘロで汗だく

今日はもう
二人とも体力の限界を感じ
ここで終了を決意し
帰ろう!
という事になった

高巻きしてきた場所を
懸垂でプチゴルジュ入口へ戻る

とにかくドロドロの体を
沢に浸かって洗い
体を冷やす。

少し休憩し疲労を回復し
時間を見ると
まだ余裕があるので

次回の為に
F2の攻略方法を考えようということにした

プチゴルジュ手前にザックデポして
F2右側をリトライすると
身体が軽いので
意外と上部まで登れたが
その先が登れない
でも、少し上部まで登れたことで
左岸上部の状況が見え
高巻きしなくても
落ち口近くまで行けることが判明!!

竜王権現の滝越えで
クタクタになった二人には
疲労のあまり
周りの状況を良く見て判断する能力すら
欠けていたようだった。

プチゴルジュ手前を少しだけ登って
すぐにF2の落ち口右側に出れたが
滝の落ち口上部に行くには
そこからホールドの無い場所のトラバースが必要でした
これも私達には無理

いろいろ考えているうちに
ロープを使った振子トラバース作戦を思いつき
恐る恐るやってみると
2回目に成功!

私には今迄やったことのない方法だったが
かなり楽しくラクチンに
この場所を通過できることが実証できた

サブちゃんも次回の為に
体験しておく?ってことで
やってみると、楽しそうだ!笑
この日1番楽しかったのは、これと
龍王権現の滝登攀かな
(インスタに動画アップしときます)

次回の目標もできたことだし
帰ります。
でも、帰るには・・・

[飢Ω現の滝(F1)を上部から飛び込んで帰れば一瞬で帰れる
⇔飢Ω現の滝左岸を高巻きした後に懸垂で降りる

先ほど自分は
ほぼ同じ高さから落ちて無事だったけど
上から見ると
めちゃ怖い

話し合った結果
△鯀択

サブちゃんにリードで行ってもらい
F1龍王権現の滝の左岸を登る

淵を避けられるよな降下地点を選んで
懸垂開始
2回の懸垂を覚悟したが
50mロープで1回ジャストで
沢へ降りられた

体や装備などを洗って
観光路を帰るが
二人の足取りは非常に重く牛歩

二人とも無事にPに到着
体力を使い切った
いままで一番シンドイ沢登りでした

なのに、敗退って・・・
自分の能力の無さを実感する1日でもありましたが
様々な経験をした1日でもあり
結局、二人は帰路の車の中で
「めちゃ楽しかったね
今年中にまた行きたいね」
ということでした。

なんとか今シーズン中に
F3まで行けるようになりたい。

---- 追記 ----
リベンジ行きました!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8681395.html

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