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Yamareco

記録ID: 8973488
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

大鬼山〜熊山(山城、たたら跡探査)

2025年11月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
琵琶法師 その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:17
距離
18.4km
登り
1,113m
下り
1,113m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:01
休憩
0:16
合計
8:17
距離 18.4km 登り 1,113m 下り 1,113m
7:47
184
10:51
10:59
166
13:45
96
15:21
10
15:31
3
15:34
15:41
10
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
▼道の駅高野(車中前泊)
コース状況/
危険箇所等
取付きから大鬼山まで7割がたササ+灌木だが、尾根筋に薄っすらと踏み跡ありそれほど抵抗を感ずることなく進める。通過困難なところは概ね西側に踏み跡が付けられているので、灌木等障害物に阻まれた際には右側に逃げると良い。
消えつつある朝霧の中、カッパ公園Pからスタート
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消えつつある朝霧の中、カッパ公園Pからスタート
県道432を東へ向かうと
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県道432を東へ向かうと
先週も眺めた風景(蔀山城跡)をすり抜け神野瀬川を上流に向かう
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先週も眺めた風景(蔀山城跡)をすり抜け神野瀬川を上流に向かう
南側にはこれから歩く稜線が見える。この時点で
大鬼山と思っていたが、実際にはこの奥でここからは見えていない
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南側にはこれから歩く稜線が見える。この時点で
大鬼山と思っていたが、実際にはこの奥でここからは見えていない
ここからも登れるのかな?蔀山はその昔、士富山と呼ばれていたそうな
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ここからも登れるのかな?蔀山はその昔、士富山と呼ばれていたそうな
蔀山当面の岩稜を眺めながら進み
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蔀山当面の岩稜を眺めながら進み
先週目星を付けていたガードレール脇から取り付く
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先週目星を付けていたガードレール脇から取り付く
一登りすると植林帯となりとても歩き易い
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一登りすると植林帯となりとても歩き易い
所々に明らかに人の手が加わったらしき平地が現れる。出会うたびに赤色地図と照合
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所々に明らかに人の手が加わったらしき平地が現れる。出会うたびに赤色地図と照合
分かり辛いがここも曲輪と思われる平地
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分かり辛いがここも曲輪と思われる平地
城跡探査でわざわざ末端から登ってきたがここまでは下草もなく快適
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城跡探査でわざわざ末端から登ってきたがここまでは下草もなく快適
振り返ると毛無、猿政が見えてきた
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振り返ると毛無、猿政が見えてきた
P803 テープ巻いておきました
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P803 テープ巻いておきました
葉っぱが落ちたことから東面のスカイラインが良く見える。正面左のピークは黒石山、右は吾妻山
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葉っぱが落ちたことから東面のスカイラインが良く見える。正面左のピークは黒石山、右は吾妻山
右に振ると立烏帽子が見える
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右に振ると立烏帽子が見える
北西方面は指谷奥山だろうか?
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北西方面は指谷奥山だろうか?
明るいササ尾根を登っていく
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明るいササ尾根を登っていく
P939は灌木を避け西側から回り込んだ
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P939は灌木を避け西側から回り込んだ
するとその先に大鬼(左)が見えてきた
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するとその先に大鬼(左)が見えてきた
落葉後のためか陽射しが林床まで届きおどろおどろしい山名とは裏腹にとても明るい
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落葉後のためか陽射しが林床まで届きおどろおどろしい山名とは裏腹にとても明るい
右手に電波塔が見える。一般的にはこちら方面から取り付くと思う
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右手に電波塔が見える。一般的にはこちら方面から取り付くと思う
徐々にブナが現れる。上から見ると茂っているが
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徐々にブナが現れる。上から見ると茂っているが
足下はこの通りスカスカ。いったい誰が歩いていたのだろう?
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足下はこの通りスカスカ。いったい誰が歩いていたのだろう?
電波塔からの尾根と合流。この辺りも赤色地図ではフラット地形で山城感あり
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電波塔からの尾根と合流。この辺りも赤色地図ではフラット地形で山城感あり
等高線に沿い明らかに不自然な段状地形が現れる
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等高線に沿い明らかに不自然な段状地形が現れる
左手が深く切れ落ちたコルを越えると
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左手が深く切れ落ちたコルを越えると
間もなく大鬼山。タグが掛かっていたが、ピーク感は無い
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間もなく大鬼山。タグが掛かっていたが、ピーク感は無い
直ぐに次を目指す
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直ぐに次を目指す
コブを乗越した先、正面ピークに向かい直進しかけてしまうが、これは迷い尾根。
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コブを乗越した先、正面ピークに向かい直進しかけてしまうが、これは迷い尾根。
左手に見えている稜線が正解のため回り込んで補正
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左手に見えている稜線が正解のため回り込んで補正
巻きながら見下ろしたところ
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巻きながら見下ろしたところ
竜王の右手前に福田頭が見えてきた。このアングルはここしか味わえません
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竜王の右手前に福田頭が見えてきた。このアングルはここしか味わえません
すると前方に本日の折り返し地点熊山も見えてきた
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すると前方に本日の折り返し地点熊山も見えてきた
この辺りややササ濃く小さなコブが続きます
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この辺りややササ濃く小さなコブが続きます
P940にはテープ巻いておきました
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P940にはテープ巻いておきました
しかしササじゅうたんもここまで
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しかしササじゅうたんもここまで
植林帯となったため、これ幸いとジョグでペースアップ
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植林帯となったため、これ幸いとジョグでペースアップ
赤色地図が良いアクセントになってます。映えんけど・・・(笑)
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赤色地図が良いアクセントになってます。映えんけど・・・(笑)
P922から駆け下りると
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P922から駆け下りると
舗装林道に飛び出したところで一息入れる。
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舗装林道に飛び出したところで一息入れる。
ここはエスケイプポイントでもあるが、思ったより挽回できたので迷うことなく先へと向かう
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ここはエスケイプポイントでもあるが、思ったより挽回できたので迷うことなく先へと向かう
これが入口。ぱっと見まさか廃林道があるとは思えないがこれも赤色地図で見ると稜線に平行、いい感じに延びているので辿ってみることに・・・
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これが入口。ぱっと見まさか廃林道があるとは思えないがこれも赤色地図で見ると稜線に平行、いい感じに延びているので辿ってみることに・・・
所々ブッシュに阻まれることもあったが稜線の起伏を思えば楽できたと思う
秋を存分に感じながら進む(笑)
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所々ブッシュに阻まれることもあったが稜線の起伏を思えば楽できたと思う
秋を存分に感じながら進む(笑)
最も稜線に近付いたところで林道を捨てコルに向かう。熊山は植林の山かなと思いながら進むと
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最も稜線に近付いたところで林道を捨てコルに向かう。熊山は植林の山かなと思いながら進むと
 ピーク手前1000m付近で植林が終わり台地の上は見事なササ原となっていた
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 ピーク手前1000m付近で植林が終わり台地の上は見事なササ原となっていた
日当り良好な台地は植林に打ってつけ、真っ先に刈り払われてしまうはずが見事に残されていた
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日当り良好な台地は植林に打ってつけ、真っ先に刈り払われてしまうはずが見事に残されていた
意識して残してくれたとしたら素晴らしいことだと思う
意識して残してくれたとしたら素晴らしいことだと思う
緩く登っていき最も高いと思われるところを探ると
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緩く登っていき最も高いと思われるところを探ると
三角点標柱が見つかったため周辺を刈り払い標石を掘り出す
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三角点標柱が見つかったため周辺を刈り払い標石を掘り出す
用足ししていたK氏が大きな声を出したので何事かと思ったら、こんなものを見つけた。
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用足ししていたK氏が大きな声を出したので何事かと思ったら、こんなものを見つけた。
どんな会なのか気になったのでWebで検索してみたがヒットせず…
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どんな会なのか気になったのでWebで検索してみたがヒットせず…
あとは下るだけ…なのだが、まともには下りません
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あとは下るだけ…なのだが、まともには下りません
向かった先は何やら彫り込まれた地形が・・・鉄穴流しの跡?を探ろうとしているのである
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向かった先は何やら彫り込まれた地形が・・・鉄穴流しの跡?を探ろうとしているのである
写真では分かり辛いが、この窪地、二万五千図では尾根なのだ。しかし赤色地図では直径50mほどのスプーンカット状地形となっている。鉄穴流し跡っぽい
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写真では分かり辛いが、この窪地、二万五千図では尾根なのだ。しかし赤色地図では直径50mほどのスプーンカット状地形となっている。鉄穴流し跡っぽい
尾根筋に戻ると植林帯となり道も出てきたためしばらくは楽に進めたが
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尾根筋に戻ると植林帯となり道も出てきたためしばらくは楽に進めたが
外れるとまたササ+灌木となる
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外れるとまたササ+灌木となる
右手には先ほど歩いた熊山への廃林道方面が俯瞰できた
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右手には先ほど歩いた熊山への廃林道方面が俯瞰できた
灌木を掻き分け下ると
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灌木を掻き分け下ると
林道に飛び出した。緩ジョグで下っていくと実線林道入口があったが大いに茂っていることから一見してパス
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林道に飛び出した。緩ジョグで下っていくと実線林道入口があったが大いに茂っていることから一見してパス
多少大回りとなるがそのまま進む。回り込んだところから意外にも登り地形だった
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多少大回りとなるがそのまま進む。回り込んだところから意外にも登り地形だった
先ほど回避した谷筋にリカバリーするためにカーブミラーの先からショートカットを試みる
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先ほど回避した谷筋にリカバリーするためにカーブミラーの先からショートカットを試みる
作業道があったが行き止まり
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作業道があったが行き止まり
尾根筋を選択し灌木を掻き分け下っていく
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尾根筋を選択し灌木を掻き分け下っていく
谷筋に飛び出すと破線道と合流、薄っすら踏み跡があった。もしかしたら谷沿いの方が楽だったかも?
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谷筋に飛び出すと破線道と合流、薄っすら踏み跡があった。もしかしたら谷沿いの方が楽だったかも?
林道に這い上がると先ほど諦めた実線道に戻れたが、この通り素晴らしい道。もしかしたら強引に突っ込んでも良かったのかな?
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林道に這い上がると先ほど諦めた実線道に戻れたが、この通り素晴らしい道。もしかしたら強引に突っ込んでも良かったのかな?
折角なので少し遡り雄滝を見に行く。遊歩道入口
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折角なので少し遡り雄滝を見に行く。遊歩道入口
落差30mあるという。水量が多い時期はかなりの迫力だろう
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落差30mあるという。水量が多い時期はかなりの迫力だろう
一見登れそうに見えたが
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一見登れそうに見えたが
横から見るとやはりムリ
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横から見るとやはりムリ
続いて雌滝に向かう
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続いて雌滝に向かう
雄滝に負けない見事な滝だ。右の階段状からなら登れそうな気がする。ここで観光客に出くわしビックリ。いや、かえって驚かしてしまったかもしれない
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雄滝に負けない見事な滝だ。右の階段状からなら登れそうな気がする。ここで観光客に出くわしビックリ。いや、かえって驚かしてしまったかもしれない
少し下ると大鬼谷オートキャンプ場。随分と賑わっていた
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少し下ると大鬼谷オートキャンプ場。随分と賑わっていた
神社脇を通過して
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神社脇を通過して
16:03 ゴール。いつもながら見事な帳尻合わせ。5分先のたかの温泉神之瀬の湯で汗を流し、道の駅ふぉレスト君田へと向かう
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16:03 ゴール。いつもながら見事な帳尻合わせ。5分先のたかの温泉神之瀬の湯で汗を流し、道の駅ふぉレスト君田へと向かう

感想

前週レポの予告編通り?気が付いたら道の駅高野にいた(笑)
マニアックな指向に磨きがかかる一方のK氏の赤色徘徊にお供した二日間。

初日は大鬼山とその南に聳える熊山だが、ピークに関してはついでというか、後から取って付けたようなもの。と言うのもK氏がここを思い立ったきっかけは赤色地図から発見した「大鬼山北稜に残る不思議な段々平地」と「熊山北稜に残るこれまた不自然な崩壊地形」のナゾを解き明かすこと、だからだ。

大ヤブ漕ぎを覚悟して歩き始めた稜線だったが驚いたことに、木々の間から県境稜線から比婆山に続くパノラマが一望できた。先週の船山でも指谷〜猿政までは捕捉できていたのだが、今週は更にその奥(右側)の、黒石山、吾妻山、烏帽子山、竜王山、福田頭まで見渡すことができた。

秋も深まり広葉樹が落葉したことが幸いしたのだろう、これまで歩いた主だった山稜を180度眺められるとは想像していなかっただけに新鮮な感動。

今回のルートは、ピーク目的の方にはおススメできないが、山城、鉄穴流し跡、などかつての人々が営んだ痕跡を味わいながら巡りたい向きには打ってつけの山域かもしれない。

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コメント

終わってみれば、昨年同時期の猿政県境ラインにも劣らない良稜線でしたね✨
一体あとどれだけ知られざる良質のスカイラインが、県内にまだ残ってるのだろうかと考えさせられます🤔
もし何らかの遺構であれば、整備さえすれば大鬼山登山道としての期待も持てそうですね🎵知らんけど🤣
どんな会なのかやはり調べましたか・・私もですが最近のはHITしませんね🤔
車2台バージョンだと八国見山まで行けたかも?と考えると残念でした(笑)
2025/12/1 21:50
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期待せずに踏み込んでいるからこそ誰も知りえない絶景に遭遇した快感が何倍にも増幅されて返ってきます。思えばこれこそ日の当たらない低山に凝りもせず通い続ける原動力かもしれません😌

ピークで↩️折り返してしまうと次に繋ぐ時が悩ましいだけに、押し込んで降りきったところを次の起点としたくなる気持ち分かります。それでも今回復路があったからこそ滝も眺められたし、謎めいた山域を面として実感できたので、これはこれで良かったかな👍

赤色企画にミーサルペアあたりが加わり車両を自由に配置できれば鬼に金棒、いや、🧚妖精ですね🤣
2025/12/1 23:12
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