ゆっくり日程で行く新穂高から槍ヶ岳・徳澤上高地へ下山4日間

2017年08月04日(金) ~ 2017年08月07日(月)

• GPS: 75:52
• 距離: 37.7km
• 登り: 2,246m
• 下り: 1,835m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:07
• 休憩: 0:18
• 合計: 6:25

距離 10.4km 登り 1,014m 下り 139m

8:27 新穂高温泉駅
8:50 8:51 小鍋谷ゲート
9:39 9:40 穂高平小屋
10:35 10:36 白出小屋
13:08 滝谷避難小屋
13:14 13:29 藤木レリーフ
14:52 槍平小屋

2日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:14
• 合計: 6:44

距離 4.0km 登り 1,110m 下り 11m

5:49 槍平小屋
8:59 9:00 飛騨沢千丈乗越分岐
12:05 12:18 飛騨乗越
12:33 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 1:35
• 合計: 8:35

距離 14.2km 登り 70m 下り 1,569m

6:28 槍ヶ岳山荘
7:23 7:46 播隆窟
7:53 7:56 坊主岩屋下
8:57 9:01 槍沢・天狗原分岐
10:06 槍沢大曲り
11:00 赤沢岩小屋（ババ平）
11:27 12:24 槍沢ロッヂ
12:56 12:57 二ノ俣
13:06 13:07 一ノ俣
13:17 槍見河原
14:03 14:09 横尾 (横尾山荘)
14:52 新村橋(パノラマ分岐)
15:03 徳澤園

4日目

• 山行: 2:29
• 休憩: 1:08
• 合計: 3:37

距離 8.2km 登り 35m 下り 78m

8:35 徳澤園
8:40 徳沢公衆トイレ
8:47 宿泊地
9:23 徳本口(徳本峠分岐)
9:29 明神館
9:36 9:37 明神橋
9:41 10:31 山のひだや
10:37 10:44 嘉門次小屋
10:44 10:45 山のひだや
10:51 10:52 嘉門次小屋
10:58 明神池
11:02 11:07 山のひだや
11:09 11:12 嘉門次小屋
11:54 岳沢湿原・岳沢登山口
12:03 日本山岳会上高地山岳研究所
12:11 河童橋
12:12 ゴール地点

1964年卒高校同期生5人のゆっくり槍ヶ岳山行。
昨年来の企画です。標高差1000m超えの三つ峠山・岩場登りの十二ヶ岳・慣らしの明神ヶ岳と3回の事前登山をこなし、満を持しての山行でした。
私は更に標高差1000m超えの雲取山、蝶ヶ岳を7月に登って備えました。

槍ヶ岳と富士山は眺める山で、登る気はないといつも言っているのですが、同期生4人に誘われ登る破目に。
ただし、私のことを考えて日程は、前泊を含めると4泊5日と余裕をもって考えてもらいました。

事前の天気予報は4日間とも登山指数Cでしたが、ノロノロ台風のせいか直前に大幅に好転。雲とガスは多めでしたが4日間とも晴れという幸運に恵まれました。

標高差2千メートルを超える山行は、他の4人に励まされながらの辛いしかし思い出に残るものとなりました。
自分の実力を考えて穂先には登りませんでしたが、眼前に眺めるだけで大満足しました。

天候

予報が好転して4日間とも概ね晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

松本駅-(バス)-平湯温泉(前泊)-(バス)-新穂高ロープウェイ駅

コース状況／危険箇所等

槍平小屋~槍ヶ岳、特に千丈分岐−飛騨乗越間の急登は堪えました。

その他周辺情報

前泊…平湯温泉「お宿栄太郎」…源泉かけ流しの湯とおいしい料理に大満足。
最終日…氷壁の宿「徳沢園」…前穂高東壁を仰ぎ、お風呂に癒され、ステーキに舌鼓。

写真

8/4 5:29

平湯温泉の「お宿栄太郎」

8/4 5:30

料理良し・温泉良し・女将の愛想良し。ということなし。

8/4 8:17

新穂高温泉RW駅にバスで到着

8/4 8:25

建物の右側を進み右俣林道へ。

8/4 8:50

水量は多い。

8/4 8:54

雲は多いが雨の心配はなさそう。

8/4 8:54

南岳方向を臨む

8/4 10:47

2時間ほどで林道の終点白出沢出合に到着。

8/4 10:48

水場の水量は豊富。

8/4 10:49

水は流れていない。対岸に渡る。

8/4 9:06

白出沢出合までに出会った花たち。

8/4 9:06

8/4 10:36

8/4 10:37

8/4 13:15

滝谷を臨む。
滝の上には雪渓、更にそそり立つ岸壁。

8/4 13:16

槍平小屋が設置したライブカメラが渡渉部の水量を常時監視している。水の流れる所には木橋がかけられている。

8/4 14:56

槍平小屋に到着。出発から6時間。
土曜日のため、60人ほどでほぼ満員。

8/4 16:41

小屋周辺はお花畑。ゆったりとした時間を過ごす。

8/4 16:42

8/4 16:43

8/4 16:44

8/4 16:45

名物のくるまゆりを撮り忘れた。

8/5 6:56

2日目は5時45分ごろ出発。

8/5 6:56

8/5 6:56

8/5 6:57

8/5 6:58

8/5 7:19

穂高連峰方向を振り返る。

8/5 7:21

8/5 9:07

3時間ほどで千丈乗越の分岐に到着。
双六岳方向。

8/5 9:08

8/5 12:07

更に3時間。急登をあえぎ飛騨乗越に到着。

8/5 12:07

槍の穂先が眼前に。

8/5 12:08

ヒュッテ大槍

8/5 12:09

穂先に向かう人々、山頂にも。

8/5 12:10

ここまで来れました。しかし山荘まではもうひと頑張り。

8/5 12:13

8/5 12:48

ついに来ました。
出発から6時間半山荘へ到着。

8/5 12:48

ときおりガスがかかるが、穂先に向かう渋滞の列。

8/5 13:25

8/5 14:19

日曜日2時過ぎでテント場は満席です。
500人を超える宿泊客でしょう。

8/5 14:19

8/5 14:26

仲間4人は穂先に登っています。私は一人で待機です。
疲れ切った脚ではとても自信がありません。

8/5 14:28

ビールを飲み、花を愛で、高みの見物です。

8/5 17:18

刻々と変わる雲と山容の織りなす情景に何度もシャッターを押していた。

8/5 17:18

常念岳は雲の中。

8/5 17:23

8/5 17:27

8/5 17:28

8/5 18:22

8/5 18:22

8/5 18:39

8/5 18:40

8/5 18:44

8/5 18:45

日の入りも近い。

8/5 18:45

飛騨方面

8/5 18:47

月も。

8/5 18:48

8/5 18:49

大喰岳。

8/5 18:51

常念から蝶ヶ岳への稜線

8/5 18:53

8/5 18:53

8/5 18:54

8/5 18:56

8/5 18:56

8/5 18:58

8/5 18:57

8/5 18:59

雲がこんなにも美しく不思議なものとは思いませんでした。

8/6 4:28

3日目の日の出前。

8/6 4:29

ヘッドランプで穂先に向かう人。危なくないのでしょうか。とはいっても過去に事故は起きていないとか。

8/6 4:30

常念は美しいですね。

8/6 4:43

8/6 4:45

8/6 4:46

8/6 4:47

8/6 4:48

カール　殺生ヒュッテ。

8/6 4:48

8/6 6:47

8/6 6:50

雪渓が近い。この先雪渓を歩くことになる

8/6 7:28

続々と下山する人が続く。

8/6 7:29

雪だるまでひと遊び。

8/6 7:29

山荘が小さい、穂先は悠然。

8/6 7:30

雲が湧く。

8/6 7:48

播隆窟を覗いてみる。
槍ヶ岳を開山した念仏行者播隆上人が岩室に籠り、念仏を唱えたと言われているそうだ。

8/6 8:42

岩場が終わる。

8/6 8:50

2時間ほどで天狗原分岐。

8/6 9:00

ここは雪渓を歩きます。

8/6 9:49

夏山で冬山気分。

8/6 10:45

ババダイラキャンプ場

8/6 10:48

8/6 11:44

ようやく槍沢ロッジ。途中遊びながら5時間以上かかりました。ラーメンとビールで昼食。

8/6 13:06

一ノ俣

8/6 14:00

蝶ヶ岳分岐。蝶槍への最短ルート。

8/6 14:00

横尾山荘。

8/6 14:07

横尾大橋。涸沢・穂高への登山口

8/6 14:52

新村橋。

8/6 14:52

中島新道はここから。
今日の宿泊地徳沢園には10分ほど。

8/7 4:53

3日目の宿泊地徳沢園。達成感に満たされて、山小屋らしくない贅沢に浸る。

8/7 4:50

最終日早朝の徳沢園テント場。

8/7 4:53

前穂と明神。

8/7 5:00

8/7 5:08

紅く染まる。

8/7 5:19

8/7 5:19

8/7 5:47

8/7 5:49

8/7 5:49

8/7 5:49

8/7 5:50

8/7 6:09

8/7 6:09

8/7 6:21

こういう道にとても癒される。

8/7 6:22

8/7 6:29

今日も天気はよさそう。

8/7 6:32

8/7 9:24

8/7 9:24

8/7 9:34

明神橋から明神ヶ岳

8/7 9:38

山のひだやに立ち寄って。

8/7 9:40

嘉門次小屋に隣接しているが、訪れる人が少ない隠れ家的な存在。

8/7 10:26

山のひだやのお風呂場棟。夏場のみの宿泊客専用とか。

8/7 10:37

併設の「カフェ・ド・コイショ」でコーヒーをいただく。4日ぶり。

8/7 10:38

オイルランプで灯された店内でゆっりとくつろぐ。

8/7 10:39

パティシエールの娘さんがが毎日焼き上げるケーキ＆焼き菓子が自慢。

8/7 10:40

8/7 10:50

お参りしてから明神池へ。入園料\300.

8/7 10:50

8/7 10:53

8/7 10:53

8/7 10:55

8/7 10:55

8/7 10:56

8/7 10:56

8/7 10:57

8/7 11:55

8/7 12:06

ついに槍ヶ岳山行のゴール。
河童橋に着きました。

8/7 12:09

8/7 12:12

焼岳。下山後の10日に水蒸気噴気が発表された。
当面登山は控えるべきか。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

nerima2010

67歳で始めた山登り。
7月23日に登った雨の蝶ヶ岳も予行演習とはならなかった。
他の4人に比べて私一人鈍足でコースタイムの1.2~1.3倍かかりましたが、終始付き添って面倒を見てくれたリーダーのお蔭で何とか成し遂げることができました。お礼申し上げます。

4泊5日にわたる山行はもちろん初めて、大げさではなく私にとっては、人生の終盤での一大イベントといってもいいものでした。

山は、下山するとすぐまた行きたくなるものですね。
あまり高くは望まずゆっくりと歩きたいと思っています。
しかし、また3000m級にもチャレンジしたい。最後の望みは北岳。

コメント

lily616

はじめまして！同じく遅くはじめた登山です。
山小屋でお昼したり帰りにお茶に寄ったり。ついつい　遅い足なのでよそ見しないで帰ってきますが　心に響きました。

凄い頑張りとそしていいお仲間。

山に憑りつかれまだまだこれから登りたいです。
ゆっくり登山　楽しみにしています。

nerima2010

Re: はじめまして！同じく遅くはじめた登山です。
コメントありがとうございます。
山行記を拝見しました。すごい健脚ぶりですね。ご主人との山行は羨ましい限りです。私は5年前に妻に先立たれ、それもかないません。
鈍足なのでツアーに参加することは控えています。ゆっくりと、時間さえかければ必ず目的地に着くという精神でこれからも楽しみたいと願っています。