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Yamareco

記録ID: 4588128
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳

2008年07月26日(土) ~ 2008年07月28日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
25.4km
登り
1,779m
下り
1,766m

コースタイム

1日目
山行
1:00
休憩
0:00
合計
1:00
2日目
山行
6:30
休憩
1:20
合計
7:50
5:20
5
5:25
40
6:05
6:10
55
徳沢園
7:05
7:15
55
8:10
8:20
90
9:50
10:35
15
10:50
55
11:45
11:55
75
3日目
山行
7:35
休憩
1:05
合計
8:40
5:05
60
6:05
6:30
105
8:15
8:20
160
11:00
11:35
115
13:40
5
13:45
ゴール地点
天候 初日は晴れ。
2日目は晴、稜線近くなってガス&小雨のち強雨、夕方には晴れる。
3日目は小雨から大雨、強風、雷雨。
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
大阪から新幹線で名古屋へ、特急しなので松本へ、松本から松本電鉄とバスを乗り継いで上高地へ。
下山後は往路を戻った。
コース状況/
危険箇所等
横尾から本谷橋を越えたSガレ付近は落石注意。ザイデングラードは切り立った岩急登場の急登で滑落と落石注意。
吊尾根は岩場の連続、紀美子平から重太郎新道への降り口はロープがあるが振られないよう注意。岳沢ヒュッテ近くまできが抜けない急な登山道が連続する。

感想

3度目の穂高岳は少し楽をして前日、嘉門次小屋に泊まり、明神、徳沢、横尾と歩き、涸沢を経て穂高岳山荘に宿泊し、3日目奥穂高岳に立って、吊尾根m重太郎新道を下降して岳沢ヒュッテ跡に下降し、岳沢を下って上高地に下山した。
嘉門次小屋では直径3mはありそうな火鉢の周囲に串に刺したイワナを炭焼きにしていて、これは美味しかった。小屋は男女別の相部屋で、この日の同室者のいびきがすごくて眠りが浅かった。
涸沢ヒュッテで早めの昼食とし、ザイデングラードを登った。
比較的早い時間に穂高岳山荘に着いたが、稜線はガスで小雨が降り、遠雷も聞こえるので、登頂は翌日に持ち越した。部屋に落ち着いた途端、一時的に大雨となったので、山頂に行かなくてよかった。夕方には晴れて、周囲の展望が得られた。
翌朝もガスと強風の中を山頂に登った。吊尾根に進むか、引き返すか迷ったが、前進を決め、吊尾根を下降した。
その後も天候は悪化の一途をたどり、吊尾根中間点あたりでは近くで雷鳴まで聞こえ始めた。気持ちは焦るが運を天に任せるしかないので、滑落に注意して進んだ。紀美子平付近で小雨になるが、重太郎新道の降り口の鎖場でkazunookeikoが降られて、ヒヤリとする場面があった。
その後も厳しい岩場と梯子が連続する下降が岳沢まで続いた。
岳沢ヒュッテ跡で昼食休憩し、岳沢を下降し2時間で登山口に着いた。
上高地温泉ホテルで入浴して16:45発のバスで上高地を後にした。

今回は初日以外、天候に恵まれず、3000mの逃げ場の無い稜線の岩尾根で雷に遭い、生きた心地がしなかった。直撃されなかったのは運だけだろう。奥穂高岳山頂で進むか、退くか迷った挙句、吊尾根や重太郎新道は初めてで様子が分っていなかったにも関わらず、進んでしまったが、このような時は退くのが安全だと痛感した。
吊尾根や重太郎新道は予想以上に厳しいもので、ザイデングラードの方が数倍安全で、危険地帯が短い上に、徐々に高度も下がるので落雷の危険度低かったはずだ。
吊尾根は紀美子平まで2時間近く3000mの稜線を歩かねばならなかった。重太郎新道は鎖場、岩場、梯子の連続で全く気の休まることは無かった。
3000m級の高山を本格的に歩くようになって30年経つが、まだまだ未熟だ。非常時に冷静な判断を下せるようにもっと経験を積むしかないのだろう。反省の多い山行だった。
(2022年8月 記)

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