雷鳥に癒されたガスの吊尾根! 前穂高岳〜奥穂高岳(重太郎新道)
- GPS
- 09:39
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,326m
- 下り
- 2,309m
コースタイム
天候 | 晴れ、標高を上げるとガス!標高を下げると晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・第3駐車場がバスターミナルに一番近いので利用 ・駐車料金1日500円(24H無人機) ・WC:バスターミナルの24HWC http://www.kamikochi.or.jp/access/transfer/ シャトルバス運行時間 http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【岳沢登山口〜岳沢小屋】 樹林帯の中の一般的な登山道 【岳沢小屋〜紀美子平】 重太郎新道の核心部の岩場とクサリ場は三点支持で 全般的にザレているので下山時は慎重に! 【紀美子平〜前穂高岳】 岩に付けられたペイントを目安に 【吊尾根】 岩場の尾根なのでザレている個所がありますが、 バランスを保って歩けば大丈夫!岩場・クサリ場は三点支持で! 悪天候時、迷い道に入らないよう注意が必要! |
写真
感想
3年前、前穂高訪問時はあいにくの雨とガスで、視界不良の悪天候でした。
今回は晴天を期待して、前穂高のリベンジに望みます。
シャトルバスで上高地に早朝5時30分前に到着すると、夜明け前のターミナルは
沢山の観光客&登山者がいますので、
改めて紅葉時の上高地の人気振りには圧巻です。
周囲が薄明るくなると、一斉に河童橋方面へ歩き出して行く姿が見え、私も出発です。
河童橋より梓川越しに今から向かう前穂高〜吊り尾根〜奥穂高が見え、気分が高まります。
河童橋を渡りホテル白樺を過ぎた辺りからは、、
先ほどまで大勢いた人が、誰〜もいませんので調子抜けです。
岳沢登山口に入り、やがて周囲は明るくなって来ましたが
樹林帯の中の山道は陽が射さないので、いつまで経っても薄暗く感じました。
風穴手前でようやく先行者に追い付きます。
カップルハイカーは北穂高山荘までの予定だそうです。
風穴を過ぎ、中々追いつけないペースのソロガールに追いつきます。
重太郎新道を楽しみながら、穂高山荘泊での周回だそうです。
この時点では穂高連峰は陽に輝き、ご機嫌状態でしたが・・・。
重太郎新道より標高を上げて行くとガスの中に突入!
下山して来る山小屋泊の皆さんは、
昨日は快晴で素晴らしかったが、今日は駄目かも?
と言っているのでテンションが下がり出します。
リベンジの前穂高はガスで残念な視界不良でした。
ひと気の少なくなった吊尾根は景色も得られず、黙々と歩く事になります。
奥穂高へ近づくに連れ寒くなり、ガスは濃くなって行きますが、
奥穂高山頂は穂高山荘経由の登山者で賑やかっていました。
こんな天候ですので滞在時間は短く、入れ替えの山頂でした。
ビールを飲んでいたら吊尾根方面よりWストックのお兄さんが登って来て
「ビール美味そうですね!」と声を掛けてきました。
岳沢から日帰りで、
奥穂高からサイデングラードの横尾経由で上高地へ戻るそうです。
距離は長くなるけど重太郎新道のピストンより楽かもしれませんよ!
と言っていました。
私も1度歩いたコースですので一瞬!と思いましたが、
自分用のコースタイムを調べて無いので、おとなしく吊尾根を戻ります。
視界不良で消化不良状態の吊尾根では「こんな時せめて雷鳥にでも遭遇出来れば!」
と心の中で思い、周辺をキョロキョロしますが、もちろん何もいません。
そんな思いを忘れた頃、なんと雷鳥が目の前に現れているではありませんか!
雷鳥遭遇確率の高い私ですが、
テンションの下がったガスの吊尾根での遭遇は、貴重なカンフル剤となりました。
随所の岩稜に少し雪が積もっている個所もあり、
雷鳥は冬支度の準備で、お腹付近より白く染まり出していました。
穂高岳へ向かう人達と数名すれ違い出します。
風穴付近で追いついたソロガールが早くもやって来ました。
悪天候の為、少ししょげ気味でしたが、
立ち止り少々会話を交わし、互いプラス思考のショートトークで気分を高めました。
ソロガールが
「今はガス歩きで辛いですが、帰ってみれば良い思い出になると思いますよ〜!」
と笑顔で言っていました。
吊尾根終盤では、ガスの切れ間より景色が見えるようになります。
上高地の河童橋手前の梓川と穂高連峰のビューポイントでは、
穂高連峰のガスは上がり始めましたのでしばらく眺め、
晴天の前穂高へもう1度リベンジしようと思った次第です。
上高地へは以前2回とも、帰路の温泉重視の為
平湯温泉のあかんだな駐車場より、シャトルバスを利用しました。
今回初めて手前のさわんどバスターミナルの利用になります。
移動距離は近くなり、スムーズなバスでの行程になりました。
しかしながらネット等で調べると、平湯温泉の日帰り温泉との充実度は、
比較にはならない感じです。
※私が勝手に温泉に拘っているだけです!
奥穂高岳へは今回で3度目の訪問になります。
前回の白出沢コースより、
穂高山荘泊での早朝の穂高岳山頂では、素晴らしい絶景を眺めました。
快晴のジャンダルムを越えて、
西穂高岳までスリリングな縦走コースを楽しむ事が出来ました。
AIKENさんのレコを拝見して、奥穂高岳までなら日帰り出来るか
調べていたら、ゆうやけさんのレコにビックリ
レコいつものように参考にさせて頂きます
体育の日に、今年最後の3000m越え
仙丈ケ岳に行こうと思いましたが台風来そう
今年は、思うように歩けないですね
irohaさんのProfile写真、ナイスになりましたね(^^)
穂高と呼ばれる頂きは、前穂以外晴天の日に登頂済みなので、
今回期待を込めてリベンジしました。
予報はまずまずでしたが、残念な2連敗に終わりました
しかしながら奥穂高のダイナミックな岩稜を歩けたと思うと
後味は良いもので、今回も雷鳥に癒されました
奥穂高のピークハントだけなら交通機関も含め、
新穂高温泉から白出沢の方が良いと思いますよ。
予定では日帰りで、早月尾根から室堂へ向けて歩きたかったのですが、
どう考えても良い交通手段が浮かばず・・・。
ゆうやけさん 健脚ですよね!羨ましい
今回のルート 休まずで14時間コース。それを8時間38分ですか?!
ほんと「モー!」としか言えません(^^)笑
雪がちらほら見えますね。冬支度をし始めたと言うことですね♪
karl1953さん、こんにちは!
今年始めての穂高で、昨年の槍〜北穂縦走日帰りの1日違いでした。
上高地バスターミナル最終は17時ですが、乗り遅れてもタクシーを使い
人数を集めれば安く乗れるので、時間的には余裕がありました。
予定では前穂高&奥穂高の頂きで、絶景を眺めながらドライで乾杯
のはずでしたが、1缶持ち帰りになりました。
標高を上げると視界不良になり、景色は無い!花はもちろん無い
こうなると黙々歩く事になり、予定より少し早かったみたいです。
穂高連峰は10月7日初冠雪になったので
雪がちらほらあり、非常に寒かったですよ!
Sunset33さん、こんにちは!
奥穂は2年続けて行ってるので今年も行きたいなぁと思ってましたが、この時期は上高地入りが遅くなるので断念しました
過去に上高地から重太郎新道で奥穂〜ザイテン〜涸沢経由で周回しましたが、私の足では2年連続前穂はスルー。
涸沢でおでん早食いして、横尾から競歩で何とか上高地の最終で帰りまし
Sunsetさんならこの時期でも余裕で周回できるかと思います!
私はこの翌日の10日に黒菱から唐松〜五竜〜遠見と歩いてきましたが、黒菱からの五竜ピストンなんて超人技だと思い知りました(笑)
真似しなくて良かったです
上高地はまだ紅葉がきれいですね!
温泉は私も平湯が好きで、ひらゆの森と平湯の湯は毎年行ってます
miyucchiさん、こんにちは〜♪
一昨年、岳沢-穂高-涸沢の日帰りをされているんですよね。流石です
涸沢でおでんの早食いですか!
美味そうですけど、バスの時間がありますからね
私もWストックのお兄さんにつられ、
一瞬涸沢へ急降下!と思いましたが、
ガスで視界不良なので、
涸沢見学歩きが出来そうもないのでやめました。
次回前穂にリベンジする時は使いたいコースですね。
ひらゆの森の露天風呂は解放感があって最高
翌日の10日、黒菱から唐松〜五竜〜遠見へ行ったのですね!
私が登った日は運よく、
快晴でしたので景色を見ながら気分良く歩けました。
唐松岳〜五竜岳の周回レコ楽しみにしています
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