記録ID: 5725391
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳)白駒池周回、翌日に西天狗登頂
2023年07月15日(土) ~
2023年07月16日(日)
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 12:05
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,130m
- 下り
- 1,107m
コースタイム
1日目
- 山行
- 0:57
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 1:29
2日目
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 3:03
- 合計
- 10:33
8:29
8:40
33分
(R)
9:13
9:21
3分
(R)
10:41
10:52
5分
(R)
12:42
12:54
30分
(R)
15:29
15:36
34分
(R)
16:10
渋御殿湯
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
茅野市街から小海町まで、八ヶ岳を横断する国道299号(メルヘン街道)が通っていて、八ヶ岳にクロスする麦草峠より少し小海町側にある。かなりの台数を停められる駐車場があるが、繁忙期は駐車場待ちの渋滞が発生するほど混雑する。売店、トイレ(1回50円の協力金が必要)がある。駐車場料金は600円(一日)だった。 茅野市街からメルヘン街道を進むと、街から離れたあたりで急なカーブが続く。第1号カーブからカーブごとに番号が付いており、第64号カーブが最終と思われる。その後は急カーブがなくなり、傾斜も緩くなり、まもなく麦草峠に着く。峠を過ぎて車で1,2分ほどで白駒池入口駐車場に着く。 茅野駅からはアルピコ交通の路線バスが運行されている。 2.渋の湯駐車場 渋の湯登山口には、渋御殿湯という一軒宿がある。県道191号(湯みち街道)の終点にあり、橋を渡ったところに宿の玄関とバス停、渋の湯登山口がある。宿泊者は、予約時に車で来ることを伝えたうえで、チェックイン時や翌朝の登山当日にも受付でナンバーなどを伝えた。運用が固まっていないようで、係員ごとに対応に差があるかもしれない。駐車場所は宿の目の前だが、こちらも受付でどこに停めるか案内される。 宿泊しない登山者向けには、橋を渡る手前に専用駐車場とトイレがある。ただし、朝6時以降でないと受付してもらえないし、入口も施錠されているようだ。したがって、登り出しも6時以降になるであろう。 茅野駅からはアルピコ交通の路線バスが運行されている。 ちなみに、メルヘン街道から湯みち街道をつなぐ細い道がある。メルヘン街道の冷山入口付近に分岐があり、案内看板が出ている。湯みち街道側は、渋辰野館の少し下に分岐がある。接続道は舗装されてはいるが、舗装の破損のためなど凸凹が多く、走りやすい道ではない。 3.唐沢鉱泉駐車場 茅野市街から番号の付いた県道ではない道を進んだ終点にある。最後の方は舗装されていない道のようであった。終点には一軒宿があり、日本秘湯を守る会の提灯が玄関に出ていた。宿の玄関左に宿泊者用の駐車場があるほか、宿の手前にも一般の駐車場とトイレがあった。何台停められるのかは確認していない。 渋の湯から尾根を乗り越す接続登山道がある。 なお、唐沢鉱泉までの路線バスはない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔目次〕 1.白駒池周回 2.渋の湯〜唐沢鉱泉 3.唐沢鉱泉〜西天狗 4.西天狗〜中山峠・黒百合ヒュッテ 5.黒百合ヒュッテ〜渋の湯 1.白駒池周回 白駒池入口から森の中へ進むと、道は広いがそこそこの登りになる。すでに周辺は苔むした森である。10分弱登ると、十字路に出る。右へ曲がると高見石へ、左へ曲がると青苔荘へ、直進は白駒荘へのルートである。十字路から5分で白駒荘に着く。駐車場から白駒荘までは観光客も来る。 白駒荘から白駒池を周回できる。一応、反時計回りに進むことが基本とされているようである。白駒荘を出るとすぐに高見石への分岐がある。先ほどの十字路からの道とは別の道である。分岐を左へ折れると池のすぐ脇を進む木道になる。少し進めば、右へにゅうに登る道が分岐する。さらに木道を進むと、もののけの森という看板のあたりは苔が美しい。八千穂への分岐を過ぎてまもなく、青苔荘の玄関に着く。玄関を通り越して直進すると、駐車場への最短で、最初の十字路に戻れる。青苔荘の玄関から池へ降りていくと、池の少し手前で右へ分岐があり、池の周回コースが続く。まもなく最初の十字路と白駒荘の間に出る。 白駒池入口駐車場、白駒池とも、ドコモは圏内。 2.渋の湯〜唐沢鉱泉 渋の湯から唐沢鉱泉まで、接続用の登山道がある。天狗に登頂するコースは、黒百合ヒュッテからの単純往復もよく使われているが、天狗岳西尾根と黒百合ヒュッテを登り下りで使う周回コースも可能である。唐沢鉱泉からは西尾根を経て西天狗に行くコースと、黒百合ヒュッテに向かうコースと、ともに起点になっているため、唐沢鉱泉前泊なら周回コースは容易である。渋の湯に前泊した場合は、渋の湯〜唐沢鉱泉の接続登山道を往路か復路かで使うことになる。 渋の湯側の接続登山道の入口は、渋の湯の一般登山者用駐車場から3分ほど茅野側に戻ったところにあり、標識が出ている。登っていくと、黒百合ヒュッテから八方台までを結ぶ尾根に取り付く。十字路になっている。そこから下っていくと、唐沢鉱泉の宿泊者用の駐車場に出る。接続道の割にはよく整備されていて、歩きやすい。 渋の湯はドコモでも電波状態が良くない。部屋では窓側(沢に近い方)でかろうじて電波が来る。玄関前でも電波を取れないときがあった。唐沢鉱泉もドコモの電波状態は良くなく、アンテナは立っているのにつながらなかった。 3.唐沢鉱泉〜西天狗 唐沢鉱泉の玄関を出て左側に分岐があり、左へ進むと黒百合ヒュッテへ、右へ進むと西天狗へ、という標識が出ている。右へ進んで20mほどで沢にかかる橋を渡り、登りが始まる。道はわりと広いが岩の多いルートである。森の中をつづら折りに登っていく。1時間近く登ると、木々が薄くなった明るいところを登るようになり、右へ旋回し再び森へ入ると、西尾根に取り付き、枯尾ノ峰分岐に着く。 西尾根に取り付いてからも森の中の登りが続く。40分ほど登ると頂上に向けて右側の視界が開けるが、ここは第1展望台ではない。そこから3分ほど登ると、第1展望台という看板が出ているビューポイントに着く。この日は何も見えなかった。さらに30分弱登ると、第2展望台に着く。 第2展望台を出て15分ほどで森林限界を越え岩石帯の登りになる。ストックはしまった方がよいほどの結構な岩場だが、クサリ場はないし、高度感のあるようなところもない。岩場をかなり登っていき、岩場が終わると山頂が見えてくる。最後の傾斜もけっこうある中登り詰めると、広い西天狗の山頂に着く。 西尾根に出て以降、山頂まで、ドコモは圏内である。 4.西天狗〜中山峠・黒百合ヒュッテ 西天狗から東天狗は片道20分ほどのコースタイムで、目の前にある。ただ、この日は濃いガスに包まれて、西天狗から東天狗すら拝めなかった。 西天狗の東側のガレ場を下っていくと、コルに着く。コルの南側にはコマクサが咲いている。コルを過ぎてガレ場を登っていくと、東天狗に着く。東天狗の山頂は広くないため、少し下がったあたりにザックを置いている人も多い。 東天狗から中山峠方面は、山頂エリアを過ぎるとガレ場の下りになる。急な下りを終えると、いったん岩稜の西側をトラバースするルートになるが、再び急な下りになる。大きな岩の上を進む箇所も多い。しばらく下ると、天狗の奥庭へ下る分岐に着く。この分岐は見晴らしがよく、黒百合ヒュッテの屋根も見える。天狗の奥庭コースは、大きな岩の登り下りが多く、足がかなり疲労した記憶があるため、いつも中山峠側に下るようにしている。 分岐を過ぎて中山峠方面も、かなりの傾斜を下っていく。低木帯に入ったり、炎天下に出たりを繰り返す。分岐から40分ほど下ると、木々のない広場のようなところに出る。休憩している人も多い。そこを過ぎると樹林帯に入り、まもなく中山峠に着く。 中山峠で左へ折れると、木道をほぼ水平に5分歩いて黒百合ヒュッテに着く。木道が終わってまずテント場が広がり、すぐ先に小屋がある。 東天狗から中山峠の手前まではドコモは圏内だが、中山峠と黒百合ヒュッテではドコモの電波は弱い。 この日は、ずっと悪天続きだったため、黒百合ヒュッテに荷揚げヘリが何度も来ていた。ちょうどヒュッテ前のベンチで休憩していたら、「今からヘリが来るので、すぐに小屋内へ入ってください。急いで!」と案内された。小屋の窓から見ると、ヘリのホバリングでかなりの風が吹ているのが分かった。危険回避のため、小屋の中に登山者を入れているようだ。 5.黒百合ヒュッテ〜渋の湯 黒百合ヒュッテから渋の湯へ下るルートは、ヒュッテを出て金網状の渡り板を4,5枚通ると、すぐにハードな下りになる。もともと岩の多い沢筋のコースで、しかも大抵の場合は岩が濡れているので、とても滑りやすく、神経をすり減らす。所どころに木道が設置されているが、一部朽ちていたり、滑り止めの横木がなくなっていたりしていて、気が抜けない。下りを向いて左側の上部に付いている道をなるべく使う方が下りやすい。コースタイムは唐沢鉱泉分岐まで下り45分だが、長く難じる。 唐沢鉱泉分岐に着くと、静かに小川が流れている。分岐を左へ進むと唐沢鉱泉に下れる。渋の湯へは、右方向へ、少し登り返す感じになる。登り返しといっても一瞬であり、登り詰めると広場に出る。この広場で休んでもよい。そこからは尾根道をまっすぐに下っていく。唐沢鉱泉分岐までの道ほど悪路ではないが、相変わらず岩の多い道で、足の疲労が増していく。唐沢鉱泉分岐から25分ほど下ると、八方台分岐に着く。直進すると、朝通った十字路につながる。右へ折れると渋の湯方面になる。 八方台分岐を過ぎると、再び急な傾斜を下っていくルートになる。岩も多く、足の疲労MAXになる。分岐から30分ほど下ると、分岐標識がある。どちらに進んでも渋の湯に出られるが、右へ折れると斜面を直下していくので、以前に使ったときにあまり下りやすいとは思わなかった。そのまま直進して比較的緩い傾斜の下りを選ぶ。沢の音が近づいてきて、最後につづら折りを下ると、次第に硫黄臭が鼻につくようになり、沢にかかる橋を渡ると登山ポストがあり、砂利道を50mほど下ると登山口に着く。渋の湯の玄関と、バス停がある。 |
その他周辺情報 | 1.渋御殿湯 外来入浴は1000円。10時〜15時。東の湯は宿泊者専用なので、西の湯のみ入れる。温泉成分の風呂は冷泉のみで、温かい湯舟は温泉成分が入っていない。ボディソープのみ設置されていて、シャンプーはない。 https://www.gotenyu.com/ 2.渋辰野館 渋御殿湯から10分ほど車で下ったところにある旅館。日帰り入浴は1650円とけっこうな値段である。11時〜16時。 https://www.sib-tatu.com/ 3.尖石温泉縄文の湯 茅野市街まで戻ってきたあたりにある公衆入浴施設。茅野市民以外は600円。9時〜21時。露天風呂あり。休憩コーナーあり。駐車可能台数に限りあり。 https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/chiikifukushi/1356.html |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
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