鍋蓋山(平野谷〜平野谷西尾根〜北尾根〜二軒茶屋〜鈴蘭台)【六甲、兵庫県】
- GPS
- 02:53
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 534m
- 下り
- 254m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 2:53
神戸高速鉄道「花隈」駅 1132 − 「 水の科学博物館 」 下 1147 − 楠谷会館 1149 − 山道入口 1152
− 閉鎖された防火道入口 1154 − 旧道との合流点 1214 − 林道交差点 1219 − 休憩場 1234 − 林道建設中 1242
− 閉鎖された平野谷分岐 1249 − 再度谷道との合流点 1251 − 七三峠 1254 − 全山縦走路に合流 1304
− 鍋蓋山 1306/昼食/1330 − 鍋蓋山北尾根との分岐点 1333 − 再度公園への道との分岐点 1339 − 鍋蓋北谷分岐 1346
− 二軒茶屋への分岐点 1349 − 二軒茶屋 1403 − 神戸電鉄「鈴蘭台」駅 1423
●行動時間 02:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
家=花隈ー鍋蓋山ー鈴蘭台=家 ●登山口へのアクセス ○平野谷、平野谷西尾根 ・山麓線の「 水の科学博物館 」入口から同館へ向けて上り、入り口手前左側の「楠谷会館」前を横切り博物館に沿った道を上る。塀沿いに進めば、やがて山道へと変わる ・基本的に駐車はできない ・なお、平野谷東尾根(防火道)への入口もそこだが、そこも山側も閉鎖されているので、立ち入ることができない ○二軒茶屋から鍋蓋山北尾根への入口 ・国道428号「二軒茶屋交差点」よりやや南にある東への小道から東へと進み、大きな変電所のあるあたりに右手へと分け入る道があるので、これを上ると山道に続いている。変電所付近の入口には「牛の背経由で再度公園」といった木札がかかっている |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 ・道標は分岐等要所にはあり。道も不明瞭箇所なし ・分岐が限られていることもあるが、それごとに分岐先の案内が付されており、迷うような感じはない |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・花隈からであれば、再度の水の科学博物館までにスーパーマーケットもある ・鈴蘭台も、駅前にはコンビニやコープがある ●日帰り温泉 ・神戸電鉄に乗れば、有馬温泉にもすんなりと行ける ・神戸市内には、天然温泉を名乗る銭湯もいくつかある ・日帰り温泉も多数あり |
写真
感想
風吹岩や荒地山といった六甲山東部には、これまでに何度も足を運んでいるのに比べると、須磨から菊水山、鍋蓋山にかけての六甲の西側の山にはあまり行っていない。
もちろん我が家から近いのか遠いのかというのは重要な要素だが、六甲山や北面に抜けやすいこと、芦屋付近の迷路のような山道に探求心がそそられること、随所に滝があることなど、“行きたい感”でも東に軍配が上がってしまう。
しかし、行きやすい新たなルートがなくなりつつある中、新規開拓の思いに駆られて、平野谷へと向かった。
ほんとうは「水の科学博物館」の裏から、「防火道」という尾根道をたどり鍋蓋山を目指すつもりであったが、その道は通行止めになっており、やむなく平野谷から西尾根を経由して行った。もちろんこちらも初めてである。
水の博物館は、水道関連の施設らしく物々しい鉄条網に囲まれており、その縁に沿って設けられた狭い路地裏のような道を進む。そんな道にも家々が張り付いている。車も入ることのないこの辺りではどうやって家を造ったのであろうかと、人ごとながら余計な心配をしたくなる。
やがて平野谷が見え始めると家並み終わり、山道へと様相が変わる。登り初めてすぐに、右に別れる平野谷東尾根道(防火道)へと続くと思われる階段が現れるが、閉鎖されているようす。手書きではなく、ちゃんと制作された板書てある。しかも、もともとの標示に上書きするように打ち付けてある。こっちに行くなよ、という強い意思を感じる。ここまでされると、ちょっと行ってみようという気もおきにくい。
平野谷から西尾根を経由しても時間的には差がなさそうなので、そちらへと変更する。最初の堰堤を向かって左手から巻く。するとすぐに五宮町からの道と合流し上流へと向かう。
怪しげな掘っ立て小屋が次々と現れ、なかなか人里を離れた感じにはならない。更に堰堤もものすごい頻度で現れる。堰堤の名前を見ると、奥平野砂防堰堤などに混ざって「都由姫堰堤」というのもある。由緒を調べられなかったが、想像力をかき立てる。
林道を越えると、“平野谷西尾根”となり、名前の通りに一気に登る。登れば木々の間から菊水山や鍋蓋山も見え始める。七三峠が近づき工事中の林道が現れる。十数年前に峠のトンネルまで行ったことがあるのだが、既に閉塞されていた。その代わりの峠越え道であろうか。
林道を横切り、更に何度もピークを越える。何本かの分岐を過ごす。「行き止まり」にもご丁寧に道標がある。平野谷東尾根道の上部にあたる分岐では、「平野谷」の文字が消されていた。「極楽林道」という、行きたいような行きたくないような名前の分岐に到着して、道標の反対側を見たら、そこが「七三峠」であった。
鍋蓋山への登りを詰めると、全山縦走路に到着。ちょうど縦走路の横腹に食い付くように合流する。合流から左へ進むと、すぐに鍋蓋山山頂。
少し霞がかった神戸市内を見ながら昼食を摂る。隣は60代と思しきグループが昼食を食べ終えティータイム。穂高の話に混ざって年金の話も飛び交う。それにしても皆さんお元気である。
そそくさと片付け、更に北へ。鍋蓋山北尾根は緩やかな尾根で、やがて樹間の広場のような場所で再度公園への道と分かれ、泥川湖への道筋を北上する。時々対抗する人も居る。「牛ノ背経由で二軒茶屋」という標示を見て左に折れる。
ここが牛ノ背かな、と思いつつ通り過ぎると、あっという間にゴルフ場やガスタンクが見え始め、民家の先からは舗装路となり、あっけなく二軒茶屋に着いてしまった。
道を間違え遠回りをしたが、鈴蘭台には約20分で着いた。
神戸電鉄の線路は急勾配で知られている。鈴蘭台のホームから眺めていると、入ってくる粟生からの急行のそばには50パーミルというとんでもない勾配標が建っていた。
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