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記録ID: 580463
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

鍋蓋山(平野谷〜平野谷西尾根〜北尾根〜二軒茶屋〜鈴蘭台)【六甲、兵庫県】

2015年01月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:53
距離
9.7km
登り
534m
下り
254m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:30
休憩
0:23
合計
2:53
距離 9.7km 登り 534m 下り 263m
11:33
82
スタート地点
12:55
11
13:06
13:29
57
14:26
ゴール地点
●コースタイム
神戸高速鉄道「花隈」駅 1132 − 「 水の科学博物館 」 下 1147 − 楠谷会館 1149 − 山道入口 1152
− 閉鎖された防火道入口 1154 − 旧道との合流点 1214 − 林道交差点 1219 − 休憩場 1234 − 林道建設中 1242
− 閉鎖された平野谷分岐 1249 − 再度谷道との合流点 1251 − 七三峠 1254 − 全山縦走路に合流 1304
− 鍋蓋山 1306/昼食/1330 − 鍋蓋山北尾根との分岐点 1333 − 再度公園への道との分岐点 1339 − 鍋蓋北谷分岐 1346
− 二軒茶屋への分岐点 1349 − 二軒茶屋 1403 − 神戸電鉄「鈴蘭台」駅 1423

●行動時間 02:51

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
●今回の移動
家=花隈ー鍋蓋山ー鈴蘭台=家

●登山口へのアクセス
○平野谷、平野谷西尾根
・山麓線の「 水の科学博物館 」入口から同館へ向けて上り、入り口手前左側の「楠谷会館」前を横切り博物館に沿った道を上る。塀沿いに進めば、やがて山道へと変わる
・基本的に駐車はできない
・なお、平野谷東尾根(防火道)への入口もそこだが、そこも山側も閉鎖されているので、立ち入ることができない

○二軒茶屋から鍋蓋山北尾根への入口
・国道428号「二軒茶屋交差点」よりやや南にある東への小道から東へと進み、大きな変電所のあるあたりに右手へと分け入る道があるので、これを上ると山道に続いている。変電所付近の入口には「牛の背経由で再度公園」といった木札がかかっている

コース状況/
危険箇所等
●コース状況
・道標は分岐等要所にはあり。道も不明瞭箇所なし
・分岐が限られていることもあるが、それごとに分岐先の案内が付されており、迷うような感じはない

その他周辺情報 ●買う、食べる
・花隈からであれば、再度の水の科学博物館までにスーパーマーケットもある
・鈴蘭台も、駅前にはコンビニやコープがある

●日帰り温泉
・神戸電鉄に乗れば、有馬温泉にもすんなりと行ける
・神戸市内には、天然温泉を名乗る銭湯もいくつかある
・日帰り温泉も多数あり

花隈駅から出発【花隈駅〜平野谷登山口】
2015年01月25日 11:32撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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花隈駅から出発【花隈駅〜平野谷登山口】
山麓線の再度筋付近にある水の科学博物館への入口【花隈駅〜平野谷登山口】
2015年01月25日 11:47撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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山麓線の再度筋付近にある水の科学博物館への入口【花隈駅〜平野谷登山口】
楠木正成の終焉の地とされているそうだ【花隈駅〜平野谷登山口】
2015年01月25日 11:48撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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楠木正成の終焉の地とされているそうだ【花隈駅〜平野谷登山口】
博物館への登りからこの楠谷会館の前を抜けて左へと進む。振り返って撮影【花隈駅〜平野谷登山口】
2015年01月25日 11:49撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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博物館への登りからこの楠谷会館の前を抜けて左へと進む。振り返って撮影【花隈駅〜平野谷登山口】
塀に沿って続く狭い路地【花隈駅〜平野谷登山口】
2015年01月25日 11:49撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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塀に沿って続く狭い路地【花隈駅〜平野谷登山口】
平野谷登山口。ここから山道になる【花隈駅〜平野谷登山口】
2015年01月25日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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平野谷登山口。ここから山道になる【花隈駅〜平野谷登山口】
防火道への階段は閉鎖されている【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 11:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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防火道への階段は閉鎖されている【平野谷登山口〜二本松林道】
最初の堰堤。左から巻く【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 11:56撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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最初の堰堤。左から巻く【平野谷登山口〜二本松林道】
奥平野砂防堰堤。砂防のために多くの堰堤が設けられている【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 12:02撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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奥平野砂防堰堤。砂防のために多くの堰堤が設けられている【平野谷登山口〜二本松林道】
こんな道具小屋が多く建っている【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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こんな道具小屋が多く建っている【平野谷登山口〜二本松林道】
【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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【平野谷登山口〜二本松林道】
都由姫とは?【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 12:13撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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都由姫とは?【平野谷登山口〜二本松林道】
その先で、旧谷道との合流点【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 12:14撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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その先で、旧谷道との合流点【平野谷登山口〜二本松林道】
思ったよりも早く二本松林道に到着。車通りはまずない【平野谷登山口〜二本松林道】
2015年01月25日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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思ったよりも早く二本松林道に到着。車通りはまずない【平野谷登山口〜二本松林道】
防火道の解説。平野谷東尾根も防火道だが、今は行けなくなっている【二本松林道交差点にて】
2015年01月25日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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防火道の解説。平野谷東尾根も防火道だが、今は行けなくなっている【二本松林道交差点にて】
昭文社の地図では点線道だが、ちゃんと道標もある【二本松林道交差点にて】
2015年01月25日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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昭文社の地図では点線道だが、ちゃんと道標もある【二本松林道交差点にて】
樹間から鍋蓋山【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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樹間から鍋蓋山【二本松林道〜鍋蓋山】
菊水山も見え隠れする【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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菊水山も見え隠れする【二本松林道〜鍋蓋山】
【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:31撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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【二本松林道〜鍋蓋山】
休憩にうってつけのコンクリート敷き。ナンのためのものかはよく分からない【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:34撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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休憩にうってつけのコンクリート敷き。ナンのためのものかはよく分からない【二本松林道〜鍋蓋山】
行き止まりへの分岐にも、ご丁寧な標示がある【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:39撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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行き止まりへの分岐にも、ご丁寧な標示がある【二本松林道〜鍋蓋山】
新しい林道が工事中。トンネルの代わりだろうか【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:42撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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新しい林道が工事中。トンネルの代わりだろうか【二本松林道〜鍋蓋山】
工事中の林道とはすぐにさよなら【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:44撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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工事中の林道とはすぐにさよなら【二本松林道〜鍋蓋山】
典型的な植生に囲まれて進む【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:48撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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典型的な植生に囲まれて進む【二本松林道〜鍋蓋山】
平野谷への分岐だが、塗りつぶされている。平野谷東尾根へは行くなと言うことか【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:49撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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平野谷への分岐だが、塗りつぶされている。平野谷東尾根へは行くなと言うことか【二本松林道〜鍋蓋山】
どちらも二本松林道へ。左は再度谷コース、右は平野谷コースとのこと。再度谷コースとは、どこに繋がっているのであろうか【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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どちらも二本松林道へ。左は再度谷コース、右は平野谷コースとのこと。再度谷コースとは、どこに繋がっているのであろうか【二本松林道〜鍋蓋山】
間近に迫ってきた鍋蓋山【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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間近に迫ってきた鍋蓋山【二本松林道〜鍋蓋山】
極楽林道への分岐らしい。極楽への道ではないが…【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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極楽林道への分岐らしい。極楽への道ではないが…【二本松林道〜鍋蓋山】
振り返ると「七三峠」だった【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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振り返ると「七三峠」だった【二本松林道〜鍋蓋山】
七三峠にある石標。「神戸市史…」と読めるようだが、さて。【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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七三峠にある石標。「神戸市史…」と読めるようだが、さて。【二本松林道〜鍋蓋山】
登り詰めて、全山縦走路。ま横から合流【二本松林道〜鍋蓋山】
2015年01月25日 13:04撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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登り詰めて、全山縦走路。ま横から合流【二本松林道〜鍋蓋山】
鍋蓋山山頂標識【鍋蓋山山頂にて】
2015年01月25日 13:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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鍋蓋山山頂標識【鍋蓋山山頂にて】
神戸市内方面を見る【鍋蓋山山頂にて】
2015年01月25日 13:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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神戸市内方面を見る【鍋蓋山山頂にて】
遠く旗振山から隣の菊水山までを見る【鍋蓋山山頂にて】
2015年01月25日 13:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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遠く旗振山から隣の菊水山までを見る【鍋蓋山山頂にて】
伸びやかな松の木が青空に映える【鍋蓋山山頂にて】
2015年01月25日 13:28撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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伸びやかな松の木が青空に映える【鍋蓋山山頂にて】
もう一枚【鍋蓋山山頂にて】
2015年01月25日 13:28撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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もう一枚【鍋蓋山山頂にて】
全山縦走路からはここで分岐。左側の北尾根へと進む【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:33撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
1/25 13:33
全山縦走路からはここで分岐。左側の北尾根へと進む【鍋蓋山〜二軒茶屋】
広い、分岐の広場【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:39撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
1/25 13:39
広い、分岐の広場【鍋蓋山〜二軒茶屋】
ここの標識を拡大。奥が再度公園への道。写真の右側からやってきて、左へと進んだ【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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ここの標識を拡大。奥が再度公園への道。写真の右側からやってきて、左へと進んだ【鍋蓋山〜二軒茶屋】
有馬街道への最初の分岐は通り過ぎる【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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有馬街道への最初の分岐は通り過ぎる【鍋蓋山〜二軒茶屋】
牛ノ背を経由するらしいが、どんなところだろう【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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牛ノ背を経由するらしいが、どんなところだろう【鍋蓋山〜二軒茶屋】
民家が現れる【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:52撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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民家が現れる【鍋蓋山〜二軒茶屋】
あっけなく舗装路が見えてきた【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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あっけなく舗装路が見えてきた【鍋蓋山〜二軒茶屋】
舗装道路への出口にある「山への標識」【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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舗装道路への出口にある「山への標識」【鍋蓋山〜二軒茶屋】
舗装道路に出たら、目の前には大きな変電所【鍋蓋山〜二軒茶屋】
2015年01月25日 13:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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舗装道路に出たら、目の前には大きな変電所【鍋蓋山〜二軒茶屋】
駅手前の踏切から。一本前の電車が行ってしまった【二軒茶屋〜鈴蘭台】
2015年01月25日 14:21撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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駅手前の踏切から。一本前の電車が行ってしまった【二軒茶屋〜鈴蘭台】
鈴蘭台駅に到着【二軒茶屋〜鈴蘭台】
2015年01月25日 14:23撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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鈴蘭台駅に到着【二軒茶屋〜鈴蘭台】
鈴蘭台のホームにて、粟生から来る急行を見る。電車の左下隅には50パーミルという急勾配を示す標識が建っている【二軒茶屋〜鈴蘭台】
2015年01月25日 14:30撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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鈴蘭台のホームにて、粟生から来る急行を見る。電車の左下隅には50パーミルという急勾配を示す標識が建っている【二軒茶屋〜鈴蘭台】
その急行電車【鈴蘭台駅にて】
2015年01月25日 14:30撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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その急行電車【鈴蘭台駅にて】

感想

 風吹岩や荒地山といった六甲山東部には、これまでに何度も足を運んでいるのに比べると、須磨から菊水山、鍋蓋山にかけての六甲の西側の山にはあまり行っていない。
 もちろん我が家から近いのか遠いのかというのは重要な要素だが、六甲山や北面に抜けやすいこと、芦屋付近の迷路のような山道に探求心がそそられること、随所に滝があることなど、“行きたい感”でも東に軍配が上がってしまう。
 しかし、行きやすい新たなルートがなくなりつつある中、新規開拓の思いに駆られて、平野谷へと向かった。
 ほんとうは「水の科学博物館」の裏から、「防火道」という尾根道をたどり鍋蓋山を目指すつもりであったが、その道は通行止めになっており、やむなく平野谷から西尾根を経由して行った。もちろんこちらも初めてである。

 水の博物館は、水道関連の施設らしく物々しい鉄条網に囲まれており、その縁に沿って設けられた狭い路地裏のような道を進む。そんな道にも家々が張り付いている。車も入ることのないこの辺りではどうやって家を造ったのであろうかと、人ごとながら余計な心配をしたくなる。
 やがて平野谷が見え始めると家並み終わり、山道へと様相が変わる。登り初めてすぐに、右に別れる平野谷東尾根道(防火道)へと続くと思われる階段が現れるが、閉鎖されているようす。手書きではなく、ちゃんと制作された板書てある。しかも、もともとの標示に上書きするように打ち付けてある。こっちに行くなよ、という強い意思を感じる。ここまでされると、ちょっと行ってみようという気もおきにくい。
 平野谷から西尾根を経由しても時間的には差がなさそうなので、そちらへと変更する。最初の堰堤を向かって左手から巻く。するとすぐに五宮町からの道と合流し上流へと向かう。
怪しげな掘っ立て小屋が次々と現れ、なかなか人里を離れた感じにはならない。更に堰堤もものすごい頻度で現れる。堰堤の名前を見ると、奥平野砂防堰堤などに混ざって「都由姫堰堤」というのもある。由緒を調べられなかったが、想像力をかき立てる。

 林道を越えると、“平野谷西尾根”となり、名前の通りに一気に登る。登れば木々の間から菊水山や鍋蓋山も見え始める。七三峠が近づき工事中の林道が現れる。十数年前に峠のトンネルまで行ったことがあるのだが、既に閉塞されていた。その代わりの峠越え道であろうか。
 林道を横切り、更に何度もピークを越える。何本かの分岐を過ごす。「行き止まり」にもご丁寧に道標がある。平野谷東尾根道の上部にあたる分岐では、「平野谷」の文字が消されていた。「極楽林道」という、行きたいような行きたくないような名前の分岐に到着して、道標の反対側を見たら、そこが「七三峠」であった。

 鍋蓋山への登りを詰めると、全山縦走路に到着。ちょうど縦走路の横腹に食い付くように合流する。合流から左へ進むと、すぐに鍋蓋山山頂。
 少し霞がかった神戸市内を見ながら昼食を摂る。隣は60代と思しきグループが昼食を食べ終えティータイム。穂高の話に混ざって年金の話も飛び交う。それにしても皆さんお元気である。
 そそくさと片付け、更に北へ。鍋蓋山北尾根は緩やかな尾根で、やがて樹間の広場のような場所で再度公園への道と分かれ、泥川湖への道筋を北上する。時々対抗する人も居る。「牛ノ背経由で二軒茶屋」という標示を見て左に折れる。
 ここが牛ノ背かな、と思いつつ通り過ぎると、あっという間にゴルフ場やガスタンクが見え始め、民家の先からは舗装路となり、あっけなく二軒茶屋に着いてしまった。
 道を間違え遠回りをしたが、鈴蘭台には約20分で着いた。
 神戸電鉄の線路は急勾配で知られている。鈴蘭台のホームから眺めていると、入ってくる粟生からの急行のそばには50パーミルというとんでもない勾配標が建っていた。

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