白神 岩木川水系 横倉川→鍋倉森△884.5→大川林道
- GPS
- 09:50
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 941m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横倉川には地形図どおり二か所に滝あり。上の印標高430に40mの大滝あり。 横倉川、大川の分水嶺にはマタギ道があり、ジョウトク沢の左岸尾根(ナベクラノカミナガレというらしい)を大川へ降りられるが、もちろん不明瞭な箇所幾多あり。 |
写真
感想
横倉川ははじめ、淡々と河原を進む。
標高390の滝マークに段差4m幅広の堰堤みたいな滝がある。右岸を軽くまく。
ここで滝を眺めるみんなの足もとに猛毒蛇のヤマカガシが、赤い模様をくねらせて、舌をチロチロさせている。蛇嫌いの隊長がきゃあきゃあ言って逃げる。誰も咬みつかれなくてよかった。
このすぐ上に段差2.5mほどのプール付き滝があり、あの手この手で突破する。努力すればフリーで抜けられる。楽しむところ。ここから先きれいなナメが続く。
標高430の滝マークが40m大滝。目測では25ほどに見えたが、ロープは40mいっぱい。左岸側を半分ほど登った所からビレーする。隊長が本流をシャワーで右岸にわたり、登ろうとするが、意外とぬるぬるで苦戦した。ランニング二か所。時間かかりそうなので二人だけ登ってもらい、あとの四人は左岸20mもどってルンゼから高巻く。上のほうは急で狭い泥壁になり、泥壁に軽くステップ切ってシュリンゲ垂らす。小尾根上に出るとマタギ道踏み跡と、古いナタメがある。
その後本流は快適なナメ遡行。
標高460に右岸からくる沢に入り、鍋倉△884.5をめざす。540の二股を右に入ると15mくらいの滝はじめ小滝をいくつか超える。程よいところで最低コルに上がる右岸の広い尾根に取りつく。ブナの林は快適だ。笹の藪こぎはほとんどなし。オオカメノキやオオバクロモジのやさしい灌木を縫って稜線に上がると、笹の中のマタギ道に出る。大正年代のナタメもちらほら。薮のかいまに青鹿岳の勇姿を見て進む。
鍋倉最高点はササ藪の中だが、奇跡的に三角点を発見する。下りも途中不明瞭ながらマタギ道は尾根末端まで続いていた。白神の謎はこれである。知っている人の間だけで伝えられてきた密かな遺産である。地図には無い。
下りの途中、先頭が、「クマだ!」。みなゆっくり後ずさりして遠くに黒い影がかろうじて見える距離まで後退。
「子グマだった」「じゃ親もいるぞ」「あれかな」「動いたぞ」と反応。隊長は六尺はある木をへし折ってぶんぶん振り回し戦闘態勢。「帰り道だ、やるしかねえ!」、笛を吹いたり声を上げたりしてこちらの強さをアピールするも、黒い影はさっぱりどかない。
交渉すべく近づいてみると、なんだ、古くて黒くなったおおきな切り株だったよ。
しかしまあ、ベストな対応でした。大笑いです。
尾根をずいぶん下りたところで、カツラのすごい巨木があった。すり鉢状の緑の地形の中で、王様のように立っていた。直径3.5m以上、胴回り10mは間違いない。高く伸びた幹は、さっきの滝ほどもあろうか。丸いかわいいカツラの葉が逆光にひらひらと泳いでいた。白神のガイドには知られている木らしいが、まあ案内がなければ来られないところだろう。
山頂も踏めたし、滝も登った、蛇もクマもおもしろかった。二人の新人の体力も申し分なし。スピードあるパーティーだった。白神のマタギ道は奥が深いよ。
まずは動画から
「おちゃめなヨネちゃん」
登山を初めてやっと2年目、2年目のスタートは人生2回目の沢登り
今回も十分に色々楽しんだ山行でした。
山行内容は、ヨネさんが書いてくれましたので、私は日記感覚で前日の事から書きます(笑)
計画の段階でリーダー様よりコメントが・・・アレコレ持ってる人は持ってきて下さい
カッコから入り込む私・・・ついつい購入してしまった ^^)ゞ
前日は土曜日で休み、特に予定もなし・・・こうなると素晴らしく朝が遅い
見事に10時に起床!・・・それも掃除機の音で(笑)
ブランチ後、モゾモゾと準備に取り掛かる、ハーネスに付けた各装備が眩しい(爆)
一人で使えるはずもない新品の装備に見惚れて、ニヤけ顔で準備を進めた
今日は早く寝よう!と思い、9時過ぎに床に入る・・・が!
朝が遅かったのもあり、目がハッキリクッキリ冴えまくる。。。
ツイッターでブツブツつぶやきながら、結局12時過ぎに寝付いた。
当日の朝、少々目覚ましと格闘してしまったが第一次集合場所に到着
一番私が近いためか、本日も一番乗り
グルッと駐車場を一回りした所で、それらしい車も到着
少し様子をみていたら、続いてリーダー様が頭は爆発、顔はモサァーっとさせて登場
車から出て挨拶を交わしたら、やはり先程の車も今回同行するIさんだった。
一通りメンバーが揃い最終集合場所へ分乗して向かう
早朝ともあって、素晴らしく順調に車は進んだ・・・進ませた?(爆)
最終集合場所にむかっている途中、前方に某白い車を発見!猛追撃の開始(大笑い)
最初は逃げていたが、気が付いたのかペースダウン・・・つまんねぇ(笑)
最終集合場所で最終準備後に、スタート地点直行組と、到着場所に車をデポ組に分かれて出発
無事に到着地点に車をデポして、スタート地点に向かう
隣にリーダー様が座った・・・・・臭う!・・・前夜のア○コ○ルの臭い(爆)
この人は酔っていなくても楽しい人だが、今日はさらに磨きがかかっている!
見事にシト姉さんが早くも撃沈された(笑)
こんな感じで、スタート前から笑いっぱなし、実に楽しい人達です!
スタート時も、アレ持ってるか?コレは?そんじゃOK
ザイルは?・・・一本か、まぁいっか〜(爆)
なんやかんやで、一番経験の少ない私が一番ぶら下げてる・・・
私が動けなくなったらどうするんだろう?・・・まぁいっか(笑)
(おそらくこの連中のことだから、装備を強奪して立ち去りそう(核爆))
とにかくムッチャ楽しい集団です!
スタートすると、散策路を異様な姿の集団が行進して行く
途中で一般ハイカー数名と会ったが、どのように見えたのだろう?
一番経験の少ない私も、ジャラジャラさせながら堂々と挨拶!
普段見せ掛けの腕章を着けて、それっぽく振舞っているので「なりきり」は完璧
これもまた最近の楽しみの一つになっている(笑)
いよいよ沢歩きに突入
人工物が視界から消えると実に気持ちが良い!
思わず意味もなく深場に入り込み、泳いで遊ぶ v(^^)ゞ
超気持ちがイイ!!
しかし、この後ショックな出来事が発生・・・
百均で買ったジップロックもどきに地形図を入れていたのだが
チャック部分ではなく、折り目部分が弱くなっていたようで、見事に浸水して読めない。。。
沢歩きの楽しさは、自由に沢や藪を歩いて、子供の頃の探検気分に浸れる事!
その探検には地形図はとっても重要、今どこにいて これからドッチに行くかを見定める
・・・合ってるかどうかは別として(笑)
今回、いきなり楽しみの一つが失われてしまった。。。
今度からはケチらない事にしよう!
でも、地形図を失った事くらいでは一切めげない私(笑)
2つ目の滝に遭遇した時も、思わず勝手に泳いで取り付いてみた
見かけ以上に激しい水圧!・・・片手を必死に伸ばし探る・・・よし!
もう一か所・・・あった!・・・次は足だ・・・
・・・ゲゲぇ〜〜〜え・ぐ・れ・て・る。。。。。
断念して少し横に移動する、今度は片足だけ何とか見付けた
フンっ!ジタバタジタバタ・・・あら・・・滝の上部がツルツルのマッ平ら
あっさり諦めて泳いで戻った(笑)
こんな感じでチャッカリ楽しみました。
沢歩き・藪コギを存分に楽しみ帰途についた所で、本日一番の笑いドコロに遭遇
先頭を歩いている人が突然「なにか黒い物が見える!」と言って、2〜3歩引いた
熊だ・小熊だ・動いた・親もいるかもしれない・さがれ・静かに・まとまれ!
瞬時に各々口からどんどん発せられる・・・どれも熊であれば正解
どれどれ?と思い、私も覗きこむ・・・ジィ〜〜〜
あれか!ちょっと遠めの笹の向こうに確かに黒い物体が見える
でも小熊じゃないな、この前のその1・2クラスが伏せてる感じかな?
結構冷静に観察したが、とりあえずソソクサト引き下がった
周囲を見ると皆真剣な表情・・・の中にニコニコしている人を発見!
それは、最近の熊遭遇仲間のシト姉さん(笑)
「やっぱり出ちゃったね!2人そろっちゃったからなぁ〜ガハハ」
と二人でケタケタ笑う呑気な2人・・・変に慣れてしまっている(爆)
まぁいいか、と私は妙に落ち着いて最後部に移動してイップクの準備 (^。^)y-.。o○
しかし最後部は全ての人の行動が良く見える
イップクより楽しいので人間観察に切り替える・・・おもしろかった!(大笑い)
ホントに何から何まで楽しい人達です!
当然、山行技術もそれを上回り、安全確実にグングン進んで行きます
この人達の仲間に入れてもらって良かった〜
と、再度強く思った山行でした
本当にありがとうございました!
これからも宜しくおねがいいたします m(_ _)m
(こんなヤロウですが^^)ゞ)
そう言えば、今回の鍋倉にあった三角点は二等でした、参考にしたHPは下記です
http://taneichi.fc2web.com/sirakami.html#385
個人の記録です
48登目
2010年25登目
横倉沢・鍋倉1登目
コメント
この記録に関連する登山ルート
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お積まれ様です
山記録拝見して『きゃ〜すごい〜素敵〜』と、またしても一人大騒ぎしてました
ホント、すごいですね!!
記録と写真からも滝の迫力が伝わってきます
ホント面白そう
私は、スキルがないので沢登まだまだ無理ですが
記録拝見して楽しさを充分堪能させて頂きました
ありがとうございます
私は高い所はダメなので滝は登れません(笑)
それより気になるのは、流れに大きなイワナちゃんは居ませんでしたか?
釣り師が入らない場所はきっと桃源郷だと思うのだけれど・・・
それから、今度クマに会ったら捕まえて鍋にしましょう
動画見れません
鍋倉は二等三角点だったのですか?
でも、後数年もすると落ち葉で見えなくなりそうな気配です。
はねぱたさんへ
いや〜沢登りってイイですよ
登山道などの人工物が一切無くなりますから、モロ自然相手!
完全にガキになりきれます
一般の登山が出来れば、そんなにスキルは必要ないですよ
ただ、ずぶ濡れになって泳ぐ覚悟だけは必要ですがね
これがまた楽しいんですよ
大ちゃんへ
実は私も高所恐怖症ですよ
それでも何とかなってますよ
お魚さんは奥に行くほどウジャウジャですよ
ただ・・・この辺一帯はダメみたいですよ
○○遺産ですから
動画見られませんか・・・なんでかな ?
一応アドレスを直接貼っておきますね
http://www.youtube.com/watch?v=adr37bwwIkQ
三角点はマニアがいるので、県内であればアノHPを見るとホボ出てきます
そのHPに出てる年代から見ても、簡単には隠れないみたいですね
私達みたいな変人が他にもいるんでしょ(大笑い)
たがじょの皆様 始めまして
画像をずっとスライドショーで見てたら・・・
行きたくなってきた
そのうち・・・・たぶん・・・・宜しくお願い・・・・
ニヒヒ
マンマと引っ掛かったな
いつでもおいで!
画像には出て来ない楽しい場面がテンコ盛りなんだよ
たまんね〜ぞぉ〜
装備はなんとかなるよ・・・きっとね
シト姉もハーネスいっぱい持ってるしぃ〜
【 皆さまに御詫び 】
画像の並び替えが上手くできなかった件
実は・・・私が原因でした
なんと!デジカメの日付が1日ずっこけてました
申し訳御座いませんでした m(_ _;)m
morikazuさんへ
画像の追加ありがとうございます
某所で催促しちゃいましたもんね ^^)ゞ
今は行けるかなぁ〜
Oさんが一緒じゃないと厳しいでしょうね。
まあ、巻道もあるんですけど、
それもわかりにくいし。。。。。
その前に私の場合は、体力的にアウトでしょう^^;
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