白神山地 雁森岳
- GPS
- 27:50
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,169m
コースタイム
3月19日7:00→町村界尾根9:25→石ノ小屋場沢上部町村界尾根820m付近10:00(撤退)→町村界尾根分岐10:25→14:00
3月20日8:10→八方ケ岳8:45→八方ケ岳登り口(道路)ll:00(昼食)→駐車場ll:50→青森14:00
アクセス |
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感想
3月18日
春の雪の後の久しぶりの青空がのぞくが、予報は良くない。一時的なものとは思うが続いて欲しいもの。岩さんは、深夜に着いていて仮眠していたとのこと。ジムニー2台で一路西目屋を目指す。春の光いっぱいの心地良い風景に、岩木山の真白い姿がまぶしい。除雪終点に駐車。身仕度して出発。初日は、荷が重いし、体も不慣れのため疲れるのは、毎度のこと。自分は、腰の丁番がまだカミ合わず苦しい。新雪5-10センチの下は、モナカ状でラッセルは20センチ程。トップを続ける池さんのスピードは変化なくスムーズにルートは延びてゆく。遅れがちに二人は後を追う。
天気は最高。朝のうちは気温も低いが次第に新雪が融け出しシールにコブが着きだす。岩さんからシールワックスを二、三度借りては塗りつける。休み休みの登高。ヤセ尾根のところは、階段登行。今日は、スキーだ。尾根へ登ってしまってから、ルートを延ばそうと考えていた。もちろん、連日の降雪で固雪にはまだなっていないから、ワカン、ツボ足よりは良かろうとの見込み。次第に陽は雲にかくされて、遠くの山々も見えなくなる。ヒメコマツの大木の下で早目に昼食。まだまだ登りが続くのだ。しかも難関の八方ケ岳の登りが控えている。
気温はどんどん高くなって来た。心配した八方ケ岳の急斜面は十分な雪がまだしっかりしていてジグザグ登行で無事乗り切れた。ホットする。前回のテント場まで或いは、その先の黒倉のボッチ903mまで行きたいとは思ったが体力の限界。しかも雷鳴と雨になり、大割沢のボッチヘの分岐峰で行動を打切りテント設営。1時間程を要した。
3月19日
天気はくもり、気温は高め。サブザックで出発。青鹿岳が辛うじて望めていたが次第にガスの中に消えてしまう。南西の風に雨が混じり出し、ますます悪くなりそう。鰺ヶ沢町との境界尾根に合い、更に南へ雁森岳方向を目指すが、視界も悪く、雨に濡れてはやっかいだしと帰りのことを考え撤退とする。早目の決断で良かった。来た分の距離をまたテント場へ戻る。
大川側は、急竣な斜面となり、切れ落ちている。晴れていれば尾太岳、大黒森、青鹿岳、その後に小岳が望める展望の良い尾根歩きとなるのだ。またの機会にしよう。雪庇が発達しているので歩きはなるべく樹の立っている所を歩くのだ。早目にテントでコンロを炊き濡れ物を乾かす。十分だと思ったがガソリンもなくなってしまう。岩さん持参のガスで辛うじて助かる。
3月20日
早朝、雨が小雪に変わって樹々にまとい付き、一変して白銀の世界に。ブナの森これぞ白神山地の冬山と、すばらしい雰囲気に岩さんは、カメラを取ってテントの外へ。雪の中テント撤収。ザックを背に急斜面の樹林の降りは、キックターンや階段降りで下降して行く。ズブズブとスキーがぬかり足をとられて転倒する。やはり八方ケ岳の降りは、怖かった。スキーでステップが切れたのでどうにか降れた。男性一人が登って来た。デポ品を12月に置いた人とのこと。ラーメン、ガスボンベ等三袋もブナの樹に下がっていた。どうもビジターセンターの職員ではという感じがした。今日も三回目だとか。大割沢のボッチを経て、暗門へ出ると話していた。長い降りだったが無事道路へ着きホッとして昼食を採る。天気が悪く、予定は達っせられなかったが、満足な三日間のブナの森の歩きが出来た。
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