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Yamareco

記録ID: 7080022
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

ツエルト泊で西穂高岳からジャンダルム、奥穂高岳へ

2024年07月28日(日) ~ 2024年07月30日(火)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
20:41
距離
28.4km
登り
2,278m
下り
2,264m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:27
休憩
0:16
合計
3:43
7:34
5
7:39
7:39
89
9:07
9:16
69
10:25
10:31
25
10:56
2日目
山行
6:51
休憩
2:54
合計
9:45
10:56
12
3:41
3:41
47
4:28
4:36
22
4:58
5:04
10
5:52
5:58
6
6:04
6:10
23
6:33
6:43
29
7:12
7:25
19
7:43
7:56
17
8:13
8:20
19
8:39
8:54
102
10:36
11:08
3
11:11
11:37
12
11:49
12:07
24
12:31
12:38
37
3日目
山行
6:11
休憩
0:04
合計
6:15
13:15
46
6:56
6:57
26
7:23
7:24
5
7:29
7:29
27
7:56
7:56
15
8:11
8:11
31
8:43
8:43
35
9:17
9:18
15
9:33
9:33
38
10:10
10:10
12
10:22
10:22
37
10:59
11:00
4
11:04
11:04
3
11:08
11:08
39
11:59
11:59
8
12:14
ゴール地点
天候 初日は雨、昼間は晴れて、夜中から雨でした。
2日目は晴れて絶好の登山日和でした。ただ、稜線上は飛騨側からの風が強く、身体が風で煽られて岩場の上でバランスを崩さないように注意が必要でした。
3日目は雨でした。
予定ではもう一泊するつもりでしたが
悪天候なので予定を変更して下山しました。
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡に駐車して、シャトルバスで上高地に入山しました。
コース状況/
危険箇所等
西穂高岳から先は、安易な気持ちで進んではいい場所ではありません。
途中でいくつもピークを越えて行きますが、私個人的には、鎖が張られていない岩場の下りが一番怖かったです。下るのは数メールでも、その先はスパッと切れ落ちていて、ここで落ちたら一貫の終わりです。
軽装であれば、それほど困難ではないかもしれませんが、テント泊の装備を一式持っていると、ザックはそれなりの重さになります。ザックの重さでバランスを崩さないように細心の注意を払います。
3点支持の基本を忠実に通過しました。
ジャンダルムがあまりにも有名ですが、このルートの本質は、岩場を安全に通行するスキルだけではなく、そこに至るまでの長時間難路を踏破する体力、長時間集中力を切らさない精神的なスタミナも必要ですね。
その他周辺情報 足湯公園の駐車場の前の温泉宿に入浴しました。
何もないシンプルな温泉ですが、源泉かけ流しです。
500円でした。数年前に利用した時は300円でした。ここでも値上げですね。
山行1日目は雨の中を西穂高山荘にテント泊しました。
2024年07月28日 18:06撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/28 18:06
山行1日目は雨の中を西穂高山荘にテント泊しました。
山行2日目、雨は上がり、まだ暗い中を出発しました。先行する登山者のヘッドライトの光が見えます。
2024年07月29日 03:40撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
7/29 3:40
山行2日目、雨は上がり、まだ暗い中を出発しました。先行する登山者のヘッドライトの光が見えます。
断崖絶壁の稜線を歩きます。
2024年07月29日 07:09撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
2
7/29 7:09
断崖絶壁の稜線を歩きます。
長年の夢であったジャンダルムに到着です。
2024年07月29日 10:47撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/29 10:47
長年の夢であったジャンダルムに到着です。
ジャンダルムの勇姿。
2024年07月29日 11:14撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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7/29 11:14
ジャンダルムの勇姿。
奥穂高岳の山頂付近では、雷鳥に遭遇しました。
2
奥穂高岳の山頂付近では、雷鳥に遭遇しました。

感想

上高地から西穂高岳、ジャンダルム、奥穂高岳を縦走しました。
1日目。
上高地から小雨の中を出発しました。
西穂山荘に到着、テント泊の手続きをしました。
小屋の方曰く、先日岳沢小屋のテント場でクマが出て、テントが襲われたので、ここもテントはなるべくテント場の真ん中辺りに張ることを薦められました。忠告通り真ん中辺りにテントを張りました。
雨はその晩の夜中まで降っていましたが、雨が上がった後は月が見えました。
2日目。
3時20分に行動を開始しました。
しばらくは真っ暗な中をヘッドライトの光を頼りに歩きます。
独標の少し手前で夜が明けてきました。
この辺りから徐々に岩場となり、道が険しくなっていきます。
西穂高岳の山頂に到着しました。
西穂高岳の山頂からは360度の絶景が眺められました。
ここまでは一般ルートで、ここから先はこのルートの核心部に入っていきます。
アップダウンが続くコースですが、序盤は思っていたよりも楽勝でした。しかし進むにつれて、コースは険しさを増していきます。
天狗ノ頭を過ぎた辺りから、急な岩場の下りで鎖が無い箇所が何ヶ所かありました。
距離にすると数メールの下りですが、断崖絶壁の上ですので、ここでミスしたら命はありません。3点支持の基本を忠実に、全神経を集中して通過しました。私個人的には、この鎖の無い岩場の下りがこのルートの核心部でした。
いくつも難所をクリアして、ジャンダルムの本体は案外と簡単に登頂できました。
憧れの天使に会うことができました。
ジャンダルムを過ぎると次はロバの耳です。急な岩場を下ります。
ここまで来たら、あとは馬ノ背ですが、ここで疲れがどっと出ました。シャリバテです。パンを食べて少し休憩したら力が体力が復活しました。最後の難関に挑みます。
馬ノ背は鎖の無い切れ落ちたナイフリッジですが、手掛かりはしっかりしていて、登りで通行する分には特に困難は無く、あっさりと通過しました。
ここまでまで来たら、奥穂高岳の山頂は目の前です。辺りはガスに包まれていましたが、ビクトリーロードですね。
奥穂高に到着しました。ガスで眺めはありませんでしたが、山名案内板から吊り尾根方面を見ると、何やら動くものが。よく見ると雷鳥でした。
奥穂高岳から穂高岳山荘は途中から急な岩場の下りですが、今日ここまでの道のりを思うと鼻歌交じりで行けるコースでした。
穂高岳山荘でテント泊の手続きをしました。
ここは標高が約3000mの稜線で気温が低く、風も強いです。風の影響が少なそうな場所を選んでツエルトを張りましたが、やはり風でツエルトが煽られまくりです。
夜には雨になりました。
ツエルトは一枚の薄い生地だけなので、長時間の雨では雨水が染みてきて、ポタポタと水滴が落ちてきます。ツエルト内で雨具を着ていました。
3日目。
昨夜から雨は降り続いています。
小屋の天気予報を見ると、どうやら明日の朝までは雨のようです。
予定では、今日は北穂高に向かい、涸沢でもう一泊するつもりでしたが、北穂高に続くコースも厳しい岩場が続き、こんな雨の日に歩くのは危険過ぎます。
それに今晩も雨の可能性が高いので、さすがに3日連続の雨のツエルト泊は精神的に無理です。
ここは予定を変更して、一番安全なザイテングラードから下山することにしました。
下山中も時々雨が強く降っています。
上高地のバスターミナルまでほぼ休まずに歩きました。
明神辺りから再び雨足が強くなり、本降りの雨の中を上高地のバスターミナルに到着しました。
ここで食事して、おみやげを買って帰ろうと思っていましたが、この雨ではそんな気持ちも失せて、すぐに沢渡行きのバスに飛び乗りました。
沢渡では駐車場の前の温泉宿で入浴しました。

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