記録ID: 872308
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海
南アルプス深南部 丸盆岳〜黒法師岳〜バラ谷の頭(日帰り)
2016年05月14日(土) [日帰り]
psmaru
その他2人
体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 11:57
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 3,550m
- 下り
- 3,554m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 11:58
距離 34.6km
登り 3,556m
下り 3,554m
5:09
59分
スタート地点
17:07
ゴール地点
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
戸中川林道は路肩崩壊の為車両通行止めで終点ゲート手前約6kmの場所に駐車スペース有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆戸中川林道通行止め看板〜黒法師岳登山口(約13km) 戸中川林道も路肩崩落の為通行止め(徒歩は可能)となっており、林道ゲートまで約6kmの徒歩がプラスされる。林道歩きは非常に長くて疲れる。落石に注意しながら進めば問題なし。途中、避難できそうな小屋が2カ所ある。 ☆黒法師岳登山口〜等高尾根下降点(約3km) ルートは明瞭で特に危険な場所は無かった。ただし、急登が続き途中ヤレヤレ平、市川戻り、弁当転がしなどのユニークな看板がある。市川戻りの付近ではアカヤシオがキレイに咲いていた、 ☆等高尾根下降点〜丸盆岳(約1km) 等高尾根下降点まで来ると絶景が広がる。丸盆岳や黒法師岳が眼前に迫るとともに南アルプス南深部の奥深さを楽しむことができる。 ここから丸盆岳までは、気持ちの良い笹原を歩いて行くと約30分ほどで到着できる。途中、崩壊している場所の縁を通るので注意が必要である。また、笹の高さは膝〜腰程度で、トレースもあるので迷うことはない。山頂は概ね開けており晴れていれば、南アルプスが眼前に広がるのだろうが、今回はガスっていたので見えなかった。 ☆丸盆岳〜黒法師岳(1.5km) 丸盆岳直下の下りはやや急坂であるため滑りやすい。黒法師岳の最後の登りはやや急坂で滑りやすい。滑りやすい所では笹藪をつかんでバランスをとると良い。トレースもあるので迷うことはない。 黒法師岳山頂は周囲が木に囲まれており眺望を楽しむことはできないが、なぜか落ち着ける雰囲気の場所である。 ☆黒法師岳〜バラ谷の頭(1.6km) 黒法師岳からの下りは急坂で噂通り笹藪も胸の高さまである。笹藪をしっかりつかんで下ると安定するが、とても滑りやすいので注意が必要である。ときおり見せるバラ谷の頭まで繋がる稜線はとてもすばらしい風景である。稜線まで下ると一安心で低い笹原を気持ちよくお散歩できる。途中水場への下降口の看板もある。トレースもあるので見失わないようにあるけば問題なし。バラ谷の頭への登りがやや急坂だが、あっと言う間に登れる。 山頂は開けており晴れていれば絶景が広がるんだろうが、今回はガスっていたので見えなかった。また、50m程南側に「本邦最南2000mの地」とかかれた標識が設置されている。ここからの景色も晴れていればすばらしいことが想像できる。 ☆バラ谷の頭〜シブロク歩道〜林道(約5km) バラ谷の頭からシブロク歩道への分岐点へ向かう道は赤テープ&リボンが豊富にあるので迷うことはない。バラ谷からの直下は笹藪が深く胸ぐらいまでありやや急坂であるため滑りやすく笹をしっかりつかんで下ると良い。 シブロク歩道への分岐点は非常に分かりづらく我々も100mほど前黒法師山方面へ余分に歩いてからルートが違うことに気が付いた。 シブロク歩道は、踏み跡も薄く登山道は無い状態の場所がほとんどであるため迷いやすくやや危険なルートである。しかし、リボンがあるのでこれを見失わないように確実に下ることが肝要である。下まで下ると沢にぶつかるが沢では登山道が切れていてどこを歩けば良いか分からない状態である。そのまま足場の悪い沢沿いをしばらく下山すると林道に合流する。沢沿いはヒルの天国なのかそこらじゅうにヒルがいた。 今回は、ヒルのお世話にはならなくて済んだのが幸いである。 ☆シブロク歩道登山口〜駐車場(10km) 林道歩きは非常に長くて疲れる。 落石に注意しながら進めば問題なし。 |
その他周辺情報 | 秋葉ダム やすらぎの湯(浜松市民200円) |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ポール
|
---|
感想
今年に入ってから南アルプス深南部の魅力にハマってる。そこで今回は、晴れていると絶景が待っていると言う噂のバラ谷の頭へ足を運んできた。
当初計画していた麻布山登山口(浜松市水窪)へは、5月11日の雨で土砂崩れが発生し水窪ダムから通行止めになっていた。このため予定ルートを急遽変更し水窪ダムの北側から戸中川林道を歩いて丸盆岳と黒法師岳へ登り余裕があればバラ谷の頭へ登ることにした。結果的には、全部登れたが1日で35kmも歩くことになった。このような試練は南アルプス深南部では良くあることで魅力の一つなのだろう。
期待していた景色は、天気が曇りがちであったためガスっており残念な結果であったが、深い笹藪の藪漕ぎは最高に楽しかった(笑)
今回の成果!両足の裏にできた直径3cm程の大きなマメ(水膨れ)痛〜い!!
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1521人
皆さんの体力には脱帽です。若さですか?気力と日頃の努力ですか?
思わずため息でした(^ ^) ふぅ~すごい!
バラ谷大好きです。私は房子山も好きなので山犬の段からしか入った事がありませんが……それもずっと前のお話しでして。なのにバラ谷と言う文字には心が反応してしまいます。
若さ溢れるようなレコを楽しませていただきました。
次回も楽 しみにしています。
Ken222さん こんにちは!
コメントありがとうございます。
昨年まであまり興味が無かった南深部ですが、相棒の影響なのか最近はすっかり南深部の虜になりつつあります (笑)
今回は、他の方のレコの影響もあり?道無き道を歩いてバラ谷の頭へ行って見たくなりました。こうなると制御不能になるのが自分の性格で 何がなんでも行きたくなるんです(汗)
バラ谷の頭をはじめここへ至るルートは感動の連続で、ホントに大自然のど真ん中に自分が居ることを感じることができました
きっと、その感動がエネルギーになり仲間も含めて無事に歩けたんだと思います
晴れた日にまた行きたいです。
はじめまして(ではないですね)。
以前からpsmaruさんの記事が楽しみで拝見していました。
まさか昨日あのようなところでお会いできるとは。
これからもパワフルで剛勇溢れる登山報告を楽しみにしています。
黒法師岳からさらにバラ谷の頭に登り、シブロク歩道を下るとは思っていませんでした。
またどこかでお会いできそうな気がします。
今後ともよろしくお願いします。
canopus100さんコメントありがとうございます!
昨日は、スーパー林道の通行止めに泣かされましたね
まさか、今回のルートを歩く羽目になるとは想定外で何も準備ができていないままスタートすることになり不安でした。しかし、駐車場で気さくに話してくださったcanopus100さんの情報のおかげで安心して登ることができました ありがとうございました!
canopus100さんとは、登山中に黒法師岳で再開しましたね。シブロク〜バラ谷を経由して来られてケロッとしてた姿を拝見し一同かなりビックリしてました。すばらしい健脚です!!
遙かに若い我々はと言うとバテ気味で、一人は体調を崩して黒法師山頂に遺品(消化不良品)を置いてきてしまいました (汗)
それでも、目の前に憧れのバラ谷が見えるとついつい欲を出して行ってしまいました(笑)
おかげでシブロクの下降点をなかなか見つけられず苦労しました。
下山後、駐車場で着替えていると、再度canopus100さん達が無事に、そしてとても元気そうに帰って来られた姿を見てまだまだ余裕がありそうで凄い体力だって感心してました。
また、どこかのお山で再開できることを楽しみしています
お疲れさまでした
マルさんこんにちは。
唐突な予定変更とはいえど、またまた変態な領域ですね…
ロング工程本当にお疲れ様でした。
やはり深南部はヒルがいるんだ…おっかねぇ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そして面白い名前の地形が多いですね。
迷いやすいルートは苦手です。自分なら帰ってこれなさそう。さすがです!
イケさんこんばんわ!コメントありがとうございます。
今回は通行止めに泣かされました
林道歩きが長くて帰りはゾンビになりました(笑)イケさんの体力ならこのルート軽く2周できますよ
暖かくなって来たのでヒルが元気良活動していてキモかった(恐怖)血吸われたら謎の病気になりそうでとても怖い
深南部は楽しいが今回で一旦停止して、今年も本格的に百名山ハントに出かけよう思っています。まだ登っていない山がゴロゴロあるのでやる気スイッチを押さないと制覇できない (汗)
今年は北海道を歩きたいけど金と暇が無いのが大きなハードルです (泣)
歩いて行こうかな〜 (笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する