大普賢岳(だいふげんだけ)
奈良県
基本情報
標高 | 1780m |
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場所 | 北緯34度13分40秒, 東経135度57分45秒 |
山頂 |
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山の解説 - [出典:Wikipedia]
大普賢岳(だいふげんだけ)は、奈良県の大峰山脈を形成する山の一つ。標高1779.9m。大天井ヶ岳から八経ヶ岳へ至る山脈の中間あたりに位置している。吉野から熊野三山への大峯奥駈道上にあり、南には国見岳、七曜岳、行者還岳と続く。古来、修験道の山として山伏の修行の場であったため、指弾ノ窟、朝日窟、笙ノ窟、水太覗といった修験道の行場跡がある。
山の東西には支稜があり、東側には和佐又山(標高1344m)がある。この和佐又山と大普賢岳の間、東側の標高1,450m付近に自然の岩窟「笙ノ窟(しょうのいわや)」があり大峯修験の参籠行場となっている。笙ノ窟と山頂の間にある石の鼻は眺望がよく、晴れた日には大台ケ原、弥山 - 釈迦ヶ岳が見渡せる。
大普賢岳山頂は狭く、10人ほどしか立てないほどである。南の七曜岳(標高1584m)に続く稜線上には、水太覗(みずぶとのぞき)と呼ばれるポイントがあり、大台ヶ原を見渡すことができるが絶壁となっている。
植生はブナ、ナラなどが主体の原生林を形成し、シャクナゲ、サラサドウダン、ヒメシャラも多く見られる。このため秋の紅葉は非常に美しい。
山麓にあった天ヶ瀬(あまがせ)集落の人々は、平安時代後期から周辺の山林や「笙ノ窟」の管理などを行って修験道を支援してきた。天ヶ瀬集落は人口減少のため廃村になってしまったが、祭祀はその後も続けられている。