奥秩父
山梨県
最終更新:gezansya
基本情報
標高 | 1037.8m |
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場所 | 北緯35度37分36秒, 東経138度52分53秒 |
滝子山東稜上のピーク。展望はない。4等三角点が埋設されている。
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『藤沢川とその付近』
滝子山三角点峰より東に開ける谷が藤沢川である。末は富士見橋に至って笹子川に注ぐ。滝子三角の北側より東に延び下初狩に終わる村界尾根は、急激に下降するボサの深い鎌尾根を下りついた鞍部、ホリヌキドウミと同じような地形で「お上人ダル」の名がある。次の1260mの小突起は沼ノ沢峰。それからの尾蔓は東南に回り、双耳形の鞍吾山となる。俗にコウモリ山といわれるが、五万図には胡瓜形の細長い形に描かれ双耳は省略されている。1044m独標は一帯の中平(なかだいろ)と呼ばれ。その東方の小突起はソモウノ峰である。鞍吾山付近は初狩では入ノ山と称される、おそらく藤沢入の山の意であろう。
『大菩薩連嶺/岩科小一郎著/昭和34年発行』265頁より抜粋
以下gezansya記
上記の文を解読すると、三角点1037峰は鞍吾山ではないと思われる。
S34年発行の5万図都留を見ると、独標1044mの位置は・1057m峰南東350m地点の1040m峰である。これを仮称西峰とする。さらにこの西峰の東290m地点に1040m(仮称東峰)がある。この東峰はS53年発行2.5万図大月には1047mの標高点が記入されているが西峰の標高点は消えている。また三角点(点名:恵能野)はまだこの地図には記されていない。そして現在の地図では東峰西峰の両方とも標高点が消えている。
このことからも東西2峰の一帯が総称・鞍吾山であろう。そして西峰は中平(なかだいろ)、東峰はソモウノ峰の別名があると思われる。なおソモウノ峰は藤沢川支流のソモウ沢の源頭である。
上記の岩科文では「1044m独標は一帯のカヤトで中平とよばれ。」が原文で、引用文からはカヤトが抜けている。
小林経雄著「甲斐の山山」では、クラゴ山・1047mとし、松浦隆康著「新バリエーションハイキング」では略図中で東峰の位置にソモウノ峰、三角点峰を鞍吾山と記している。
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『藤沢川とその付近』
滝子山三角点峰より東に開ける谷が藤沢川である。末は富士見橋に至って笹子川に注ぐ。滝子三角の北側より東に延び下初狩に終わる村界尾根は、急激に下降するボサの深い鎌尾根を下りついた鞍部、ホリヌキドウミと同じような地形で「お上人ダル」の名がある。次の1260mの小突起は沼ノ沢峰。それからの尾蔓は東南に回り、双耳形の鞍吾山となる。俗にコウモリ山といわれるが、五万図には胡瓜形の細長い形に描かれ双耳は省略されている。1044m独標は一帯の中平(なかだいろ)と呼ばれ。その東方の小突起はソモウノ峰である。鞍吾山付近は初狩では入ノ山と称される、おそらく藤沢入の山の意であろう。
『大菩薩連嶺/岩科小一郎著/昭和34年発行』265頁より抜粋
以下gezansya記
上記の文を解読すると、三角点1037峰は鞍吾山ではないと思われる。
S34年発行の5万図都留を見ると、独標1044mの位置は・1057m峰南東350m地点の1040m峰である。これを仮称西峰とする。さらにこの西峰の東290m地点に1040m(仮称東峰)がある。この東峰はS53年発行2.5万図大月には1047mの標高点が記入されているが西峰の標高点は消えている。また三角点(点名:恵能野)はまだこの地図には記されていない。そして現在の地図では東峰西峰の両方とも標高点が消えている。
このことからも東西2峰の一帯が総称・鞍吾山であろう。そして西峰は中平(なかだいろ)、東峰はソモウノ峰の別名があると思われる。なおソモウノ峰は藤沢川支流のソモウ沢の源頭である。
上記の岩科文では「1044m独標は一帯のカヤトで中平とよばれ。」が原文で、引用文からはカヤトが抜けている。
小林経雄著「甲斐の山山」では、クラゴ山・1047mとし、松浦隆康著「新バリエーションハイキング」では略図中で東峰の位置にソモウノ峰、三角点峰を鞍吾山と記している。
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