日本二百名山
新・花の百名山
新潟100名山
甲信越百名山
日本の山岳標高1003山
新潟県の山(分県登山ガイド)
日本の山1000
東京周辺の山350
百名山以外の名山50
日本百低山(2017)
わが愛する山々
花の50名山
東京周辺の山350(2010年)
八十里越七名山
山登り365日
関東の名山ベスト100
越後百山
甲信越

最終更新:ヤマレコ/YamaReco
ブナの森と長大な雪庇が立派な新潟県の古い火山

守門岳(すもんだけ)は新潟県に位置しており、大岳、青雲岳(あおぐもだけ)、袴岳など複数のピークの総称です。最高峰は袴岳で、標高は1537mです。
日本二百名山の一座ですが、高さが足りないため日本百名山の選考に漏れてしまったエピソードがあります。
自然豊かな古代の火山

守門岳は、約240万年前から170万年前に活動していた古い火山です。

現在はその活動を終え、高山植物やブナ林に彩られた静かな山へと姿を変えました。新・花の百名山に選ばれており、夏季は山頂部でヒメサユリ、ニッコウキスゲ、シラネアオイなどが華やかに咲き誇ります。

山名の由来には諸説ありますが、なかでも「巣守り山(すもりやま)」が転じたとする説がよく知られています。鳥たちが人目を避けて巣ごもりし、命を育む場所だったという伝えがあり、そこからもこの山の自然の奥深さが感じられます。
地元では親しみを込めて「守門山(すもんやま)」と呼ばれることもあるようです。
空にせり出す雪の芸術

また守門岳は、日本有数の豪雪地帯に属しています。冬には山頂部に巨大な雪庇が形成され、「東洋一の雪庇」と謳われることもあります。

厳冬期を過ぎた残雪期には、この雪の造形美を目当てにした登山や、バックカントリースキーがよく行われています。
越後三山や浅草岳を望む

山頂部の稜線は展望が良く、越後三山や浅草岳、飯豊山など周囲の名峰が一望できます。さらに視界が開けた日には、日本海の水平線まで見渡せ、遠くには佐渡島の姿が浮かぶこともあります。

大岳、青雲岳、袴岳の山頂には、登山者が自由に鳴らせる鐘が設置されています。この鐘は登頂の記念や安全祈願の象徴として、多くの登山者に親しまれています。

また大岳と袴岳の山頂には、三角点と石造りの祠も置かれています。
定番ルートは西麓からの登山道

守門岳には複数の登山コースがありますが、登山者が多く利用するのは「保久礼(ほっきゅうれ、※他読み方複数)コース」と「二口コース」です。
両コースの登山口は徒歩で行き来できる距離にあるため、登りは保久礼コース、下りは二口コースを通行する周回ルートもよく選ばれています。

どちらのコースも、ブナの森に包まれた風情のある尾根道です。

保久礼コースは、保久礼小屋を含めてキビタキ清水、天狗岩屋清水の3か所の水場があります。

二口コースは中腹に、オカバミ沢の大きな滝を望む滝見台があります。

大岳から青雲岳、袴岳へと続く稜線は視界が開けており、雄大な景色を眺めながらのびやかに歩ける道です。特に青雲岳から袴岳にかけては木道が整備されており、ハイキング気分で楽しめる区間です。
登山口 |
保久礼小屋 保久礼登山口(二分駐車場) 二口登山口 大原登山口 大池登山口 入塩川登山口 |
---|---|
周辺の山小屋 | 保久礼小屋(※無人の避難小屋) |
基本情報
標高 | 1537.2m |
---|---|
場所 | 北緯37度23分51秒, 東経139度08分11秒 |
山頂 |
---|
山の解説 - [出典:Wikipedia]
守門岳(すもんだけ)は、新潟県魚沼市、三条市、長岡市にまたがる第四紀火山である。標高は袴岳の1537.2m。日本二百名山の一つでもある。およそ240万年前〜170万年前に活動した安山岩質の成層火山である。西側より、大岳、青雲岳(あおくもだけ)、袴岳の三つのピークで構成され、総称して守門岳と称する。地元では守門山(すもんやま)と呼ばれることが多い。雪消えが遅く、頂上付近の大雪庇で知られる。北側に火山活動に伴う爆裂火口を起源にすると思われる侵食カルデラがある。前記3ピークの他に、烏帽子岳(えぼしだけ)、黒姫(くろひめ)、藤平山(ふじびろやま)、中津又岳(なかつまただけ)などがあり山塊自体は巨大である。
大岳の頂上には守門大明神が祀られている。
付近の山
この場所に関連する本
この場所を通る登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。
おすすめルート
-
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月国内でも有数の豪雪地帯として知られる奥只見周辺。 この大岳・守門岳間の稜線には東日本では最大級の雪庇が張り出し、たおやかな雪稜からナイフリッジまで変化に富んだ冬山を楽しむことができます。