与那覇岳(よなはだけ)
沖縄県
最終更新:ヤマレコ/YamaReco
やんばるを代表する沖縄本島最高峰
与那覇岳は沖縄県の国頭(くにがみ)山地に属しています。標高は503mで、沖縄本島の中では最も高い山です。
やんばるの中核を担う山
国頭山地を含む沖縄本島の北部エリアは「やんばる」と呼ばれています。「山々が連なり、森が広がる」という意味を持ち、漢字表記は「山原」です。この広大なエリアの多くはやんばる国立公園に指定されています。豊かな生態系が保たれ、数多くの動植物が生息、および自生しています。
山地は常緑広葉種のイタジイや、巨大なシダ植物のヒカゲヘゴなどが茂っています。
ヤンバルクイナやノグチゲラなど、希少種もたくさん生息しています。
与那覇岳はその中核的存在で、山頂部は世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の一部です。また登山道は森林セラピーロードに認定されています。
鬱蒼とした山頂部
山頂と見なされている場所は、刈り払いがされた小さな広場です。細くて背の高い竹に囲まれ、見晴らしはありません。
中央には一等三角点が設置されています。かつてはここの標高498mが最高地点とされていました。しかし1996年の調査で、北東へ約100m離れたポイントがそれと分かり、現在の標高に改正されました。
北側に唯一の登山道
与那覇岳の登山道は1本道で、北麓から伸びています。ただし、枝道の名残りがいくつかあり、誤って入り込まないよう注意が必要です。
登山口の近くには駐車スペースとトイレがあります。
出だしは、幅が広くて歩きやすい道です。
石畳のように岩が剝きだした箇所もあります。
あちこちに、ヤンバルクイナの天敵であるマングースを捕獲する罠が置いてあります。うっかりと触らないように注意します。
途中、沢をいくつか横切ります。水たまりではシリケンイモリが観察できます。
記念碑広場と呼ばれる場所から、より本格的な登山道です。
山頂手前には、唯一の眺望スポットがあります。木々の間から東シナ海が望めます。
登山口 | 与那覇岳登山口 |
---|
基本情報
標高 | 503m |
---|---|
場所 | 北緯26度43分00秒, 東経128度13分07秒 |
樹林に囲まれて眺望はありません。
ここから50m程更に進んだところに498mの三角点が有ります。
なお、特別保護地区に指定されている山頂部分への立ち入りは自粛するよう、国頭村観光協会は注意喚起をしている。
ここから50m程更に進んだところに498mの三角点が有ります。
なお、特別保護地区に指定されている山頂部分への立ち入りは自粛するよう、国頭村観光協会は注意喚起をしている。
山頂 |
---|
山の解説 - [出典:Wikipedia]
与那覇岳(よなはだけ)は、沖縄県国頭郡国頭村に位置する、標高503メートルの山で、沖縄本島の最高峰である。山頂部は日本国の天然記念物「与那覇岳天然保護区域」に指定され、ノグチゲラやヤンバルクイナなどの動物が生息している。やんばる国立公園へ指定され、また世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の登録地に含まれている。
付近の山
この場所を通る登山ルート
「与那覇岳」 に関連する記録(最新10件)
九州・沖縄
04:488.6km559m2
13 1
2024年08月20日(日帰り)