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最終更新:nomdent1995
登山者が絶えない関西の名高き山
金剛山は、大阪府と奈良県の境を南北に縦断している金剛山地の主峰です。
葛木岳、湧出岳、大日岳の3つのピークを持ち、日本二百名山に選定されています。最高峰は標高1125mの葛木岳ですが、ピークは葛木神社の本殿裏にあり、神域となるため立ち入ることはできません。湧出岳の南側には、標高1056mの大阪府最高地点があります。
また、同じ山に何度も登る「回数登山」の山として有名で、一部がダイヤモンドトレール(※)のコースでもあることから、多くのハイカーが足を運びます。
※ダイヤモンドトレール:金剛・葛城山系の稜線を縦走する全長約45kmの自然歩道。奈良県香芝市の屯鶴峯から、二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、大阪府和泉市の槇尾山を結ぶコースで「ダイトレ」の略称で親しまれている。
憩いの山頂広場
一般的に山頂とされているのは国見城跡の広場で、大阪平野や大阪湾を望むことができます。
広場にある金剛桜の老樹も見どころのひとつで、5月上旬には薄緑色の花をつけます。
近くには売店とトイレがあり、休憩にちょうど良い場所です。
広場の時計台前にはライブカメラがあり、30分ごとの静止画をインターネットから見ることができます。
定刻になると、これに映ろうとばかりにポーズを決める人達で賑わいます。
回数登山の代表格
金剛山は回数登山が盛んです。毎日の仕事前や帰宅時に登る人、登頂1万回以上を誇る猛者もいます。
登山回数は、山頂の捺印所で「回数表」にスタンプを押してもらうことで記録できます。回数表は山頂売店で600円で購入でき、10回ごとに追加購入が必要です。
記念バッチや表彰などの特典もさることながら、顔馴染みに会えた時の嬉しさも継続につながるようです。
四季の変化も楽しみのひとつ
金剛山のルートはバラエティに富み、48あるとも言われます。
春は桜、カタクリやニリンソウなどの花々が、夏は新緑のブナ林、秋は紅葉が魅せてくれます。
そして雪景色と樹氷の美しさも評判で、冬でも訪れる人が絶えません。
千早園地は、大阪府で最も早く日の出が見られるということで、初日の出スポットとしても人気です。
役小角と楠木正成ゆかりの山
金剛山はその昔、修験道の開祖役小角が霊感を得て修行をし、転法輪寺を開いた山です。
もとは「葛城山」「高天山」という山名でしたが、転法輪寺の山号「金剛山」と呼ばれるようになりました。
そして、一言主大神が祀られた葛木神社があり、毎年7月7日には神仏混淆のれんげ祭りが行われます。火渡り修行には誰でも参加することができます。
また、楠木正成が千早城や国見城などの城砦を築いた地でもあります。その史跡を辿る千早本道はポピュラーなルートです。
モデルコース(千早本道〜念仏坂)
3時間47分/6.4km
金剛山登山口(71分)→あずまや(のろし台跡)(65分)→山頂広場(15分)→一ノ鳥居(21分)→ちはや園地(5分)→伏見峠(20分)→念仏坂(30分)→伏見峠入口
登山口 |
金剛登山口バス停 千早ロープウェイバス停/金剛山ロープウェイ前バス停 天ヶ滝道登山口 高天彦神社 水越峠 葛城登山口バス停 |
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基本情報
標高 | 1125m |
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場所 | 北緯34度25分09秒, 東経135度40分22秒 |
葛木神社の裏手に金剛山最高点の葛木岳があるが,神域のため立ち入ることは出来ない。
山頂広場(国見城跡)に近い転法輪寺周辺にトイレ,売店・食事処がある。
山頂広場(国見城跡)に近い転法輪寺周辺にトイレ,売店・食事処がある。
山頂 | 葛木岳 |
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テント場 | |
他の宿泊施設 | |
トイレ | |
水場 | |
展望ポイント | 葛木神社から東側に少し下がったところから大和葛城山が望める |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
金剛山(こんごうさん、こんごうざん)、葛城嶺(かづらきのみね)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境目にある山で、金剛生駒紀泉国定公園として大阪みどりの百選に選定された奥河内観光のひとつ。かつては高間山・高天山(たかまやま)ともいわれた金剛山地主峰の標高は1,125メートル。最高地点は国見城跡の広場。山頂付近まで林道が整備されており、年間約50万人が登頂する山頂付近には宿や売店などもあるが、本来の山頂であり、神域となっている御所市の葛木神社本殿の裏手の葛木岳(かつらぎたけ)に立ち入ることはできない。
奈良県と大阪府を一望できる良好な立地条件から三角点が設置された1,112メートルの湧出岳(ゆうしゅつだけ)には奈良県防災行政無線、電源開発、関西電力などの無線中継所、1,094メートルの大日岳には昭和20年代(1945年(昭和20年))から、警察庁の無線中継所が存在したほか、中腹に大阪府の最高地点(1,056メートル)の標識が掲出されている。
かつては金剛山ロープウェイが山上の「ちはや園地」まで運行され、気軽に山上までアクセスできた(2019年(平成31年)3月15日以降、運行停止。)。
また、大日本帝国海軍の軍艦であるコルベット艦の金剛と戦艦金剛、海上自衛隊の護衛艦「こんごう」はこの山の名前に因んで名付けられている。
大阪府の最高峰と思われがちであるが、大阪府の最高峰は大和葛城山(959.2m)であり、山頂が奈良県にある金剛山は大阪府の最高地点(1,056m)である。
日本経済新聞がYAMAPを使用して集計した「2023年に登頂回数が多かった山」ランキングでは、高尾山に次ぐ全国2位を記録した。