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比良山系
武奈ヶ岳(ぶながたけ)
滋賀県
最終更新:ヤマレコ/YamaReco
見晴らし抜群の比良山系最高峰
武奈ヶ岳は滋賀県大津市にあり、琵琶湖の西に連なる比良山系の最高峰です。標高は1214mで、日本二百名山に選ばれています。
登山道が縦横に敷かれており、また琵琶湖の眺めが素晴らしいことから関西地方で人気の一座です。
山名の由来は、山域にブナ林が多いことからとされており、ブナの森林浴を楽しむこともできます。
琵琶湖の水源地
比良山系は、関西の水瓶である琵琶湖の水源です。中でも、武奈ヶ岳の南東面にある「八雲ヶ原」は主要な水源地で、関西地方では珍しい高層湿原です。「ヤクモ池」には木道が敷かれており、池塘を覗き込むとイモリを観察することができます。
また「八淵(やつぶち)の滝」「神璽(しんじ)の滝」などの名瀑も見られます。八淵の滝は8つの淵を持つ滝群で、「日本の滝百選」に選出されています。
雪山登山の地としても知られる
日本海側気候の影響を受けるため積雪が多く、関西地方では指折りの雪山登山ができる山です。冬季は「比良颪(ひらおろし)」なる季節風が山から東麓へ吹き下ろされ、特に春先に吹く風は「比良八荒」と呼ばれます。
かつてはスキー場が設置されており、山腹の「北比良峠」までリフトとロープウェイが運行されていました。これらは2004年に廃止されたため、現在は利用することができません。
琵琶湖ビューに優れる山
武奈ヶ岳の山頂部は樹木が少なく、稜線からは展望絶佳が期待できます。
比良山系と琵琶湖越しに、白山や御嶽山、伊吹山を見ることができます。天気に恵まれれば日本アルプスも確認できます。
ピークには大きな山頂標識が立っており、お地蔵様が祀られています。砂礫地の広場で、思い思いの場所で休憩することができます。
ポピュラーな「御殿山コース」
6時間58分/9.1km
坊村バス停(4分)→明王院(183分)→ワサビ峠(44分)→武奈ヶ岳(25分)→コヤマノ岳(49分)→ワサビ峠(109分)→明王院(4分)→坊村バス停
坊村は定番の登山口のひとつです。(登山口:坊村)
赤い橋を渡り、明王院を通って登山道に入ります。
序盤は杉の植林地です。木々が日差しを遮ってくれますが、それでも汗が吹き出すほどの急坂が続きます。
しばらく登ると自然林に変わり、やがて冬道との分岐点に着きます。夏道は尾根をやや巻くように付いていますが、積雪期は尾根を忠実に辿ります。
御殿山を過ぎると、一気に視界が開けます。先に続く西南稜は、開放的な稜線歩きが楽しめます。
登頂後は、コヤマノ岳を経由して下山します。コヤマノ岳周辺はブナの美林が広がっており、冬に見られる樹氷はロマンチックな雰囲気を醸します。特にコヤマノ岳山頂に立つ木は「コヤマノクラウン」と呼ばれ、親しまれています。
縦走コースもおすすめ
6時間49分/9.9km
坊村バス停(4分)→明王院(183分)→ワサビ峠(44分)→武奈ヶ岳(56分)→八雲ヶ原(20分)→北比良峠(77分)→大山口(25分)→イン谷口
坊村からイン谷口までつなげて縦走すれば、より変化のある行程が楽しめます。(登山口:坊村、イン谷口)
武奈ヶ岳から先は、八雲ヶ原、北比良峠を経由します。
八雲ヶ原一帯はスキー場跡地で、広々とした草地を歩きます。
北比良峠は大きなケルンが立てられています。武奈ヶ岳や琵琶湖を見遣りながら、気持ち良く休憩することができます。
北比良峠を過ぎると、再び樹林帯に入ります。大山口に出るまでは、傾斜のきつい下り道です。
多彩な自然を感じるコースも
5時間37分/8.8km
ガリバー青少年旅行村(39分)→大摺鉢(91分)→広谷(9分)→イブルキノコバ(43分)→コヤマノ分岐(20分)→武奈ヶ岳(27分)→細川越(21分)→広谷(58分)→大摺鉢(29分)→ガリバー青少年旅行村
ガリバー青少年旅行村からも、武奈ヶ岳に至ることができます。(登山口:ガリバー青少年旅行村)
渓谷美と森の魅力に触れるコースで、出発してすぐに八淵の滝の一瀑である大摺鉢に出合います。
広谷の手間にはアシウスギの森があり、樹齢を重ねた巨木群は一見の価値があります。
登山口 |
坊村 イン谷口 ガリバー青少年旅行村 |
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基本情報
標高 | 1214.2m |
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場所 | 北緯35度15分52秒, 東経135度53分48秒 |
比良山系の最高峰
日本200名山
日本200名山
山頂 | |
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展望ポイント | 眺めは360度、遠くは白山や御嶽山まで |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
武奈ヶ岳(ぶながたけ)は、滋賀県大津市にある、標高1214.4mの山。滋賀県西部、湖西地方に位置する比良山地の最高峰である。琵琶湖国定公園の一部。日本二百名山、近畿百名山の一つ。武奈ヶ岳は、釈迦岳を最高峰とする北比良、同じく蓬萊山を中心とする南比良に対して、比良山地の北部を占める奥比良に位置している。以前は山麓から山頂に比較的近い北比良峠までリフトやロープウェイで結ばれていたほか、スキー場を有するなど京阪神近郊有数の山岳観光地であったが、今日ではこれらは全て廃止されている(後述)。
山名は、中腹部にブナの木が多く生えていることに由来していると言われている。頂上からは360度の展望を楽しむことができ、晴れた日には、遠く御嶽山や白山をも望むことができるとされる。
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1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月琵琶湖の西岸にそびえる比良山地の最高峰。 新緑と春を待って咲き出した花々を愛でながら、解放感あふれる気持ちの良い稜線をたどり山頂を目指します。 下山は琵琶湖に向かって一直線!