奥武蔵
埼玉県
最終更新:japanet
基本情報
標高 | 421m |
---|---|
場所 | 北緯36度08分52秒, 東経139度04分32秒 |
5つの名称を持つ山です。
明治時代に編纂された「武蔵国郡村誌」に4つの名前で記されています。(村名は当時のもの)
・茱平山(河内村)・・・・・グミの木があったから?
・叶山(太駄村)・・・・・狩の山?
・菖蒲山(稲沢村)・・・・・山の反対側の集落名にちなむ
・東山(下阿久原村)・・・・・村の東側にあるから
新編武蔵風土記稿にも言えることですが、当時、詳細な地形図がなかったため、古文献の類は「○○村との村境」というように文章で山の位置等を記しています。それがまた難解なのですが、茱平山のように、4つの村の境界に位置する山は間違いようがありません。
さらに現在、太駄地区では、叶山(かのうやま)が転じて観音山(かんのんやま)と呼ばれています。周辺住民の認知度では、観音山が一番ですが、ここでは私の好みで「茱平山」としたいと思います。
ちなみに稲沢地区での名称である菖蒲山は、茱平山から河内十二天山に至る山稜全体をさします。由来は山稜の反対側の集落「勝沢(かちさわ)」にちなんでいます。勝沢ですが、もともとは「菖蒲沢」で、やがて「勝負沢」と記されるようになり、負けは縁起が悪いということで「勝沢」になったそうです。その名残が山名として残っているんですね。
まともな登山道はありませんが、雑木林の里山なので、いくつもルートはとれます。寺山集落から杉ノ峠まで縦走するルートが、変化があって一番面白いと思います。
明治時代に編纂された「武蔵国郡村誌」に4つの名前で記されています。(村名は当時のもの)
・茱平山(河内村)・・・・・グミの木があったから?
・叶山(太駄村)・・・・・狩の山?
・菖蒲山(稲沢村)・・・・・山の反対側の集落名にちなむ
・東山(下阿久原村)・・・・・村の東側にあるから
新編武蔵風土記稿にも言えることですが、当時、詳細な地形図がなかったため、古文献の類は「○○村との村境」というように文章で山の位置等を記しています。それがまた難解なのですが、茱平山のように、4つの村の境界に位置する山は間違いようがありません。
さらに現在、太駄地区では、叶山(かのうやま)が転じて観音山(かんのんやま)と呼ばれています。周辺住民の認知度では、観音山が一番ですが、ここでは私の好みで「茱平山」としたいと思います。
ちなみに稲沢地区での名称である菖蒲山は、茱平山から河内十二天山に至る山稜全体をさします。由来は山稜の反対側の集落「勝沢(かちさわ)」にちなんでいます。勝沢ですが、もともとは「菖蒲沢」で、やがて「勝負沢」と記されるようになり、負けは縁起が悪いということで「勝沢」になったそうです。その名残が山名として残っているんですね。
まともな登山道はありませんが、雑木林の里山なので、いくつもルートはとれます。寺山集落から杉ノ峠まで縦走するルートが、変化があって一番面白いと思います。
山頂 |
---|
付近の山
この場所に関連する本
この場所を通る登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。