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最終更新:ジョージ
白馬が見守り高原が広がる奥高尾の山
陣馬山は東京都八王子市と神奈川県相模原市にまたがる山で、標高は855mです。
多彩なルート取りが可能で、富士山を望む好展望が見どころです。山頂に並ぶ茶屋も名物で、首都圏の登山者を中心に親しまれています。
シンボリックな白い馬
陣馬山の象徴として挙げられるのが、山頂の大きな白馬像です。
山名の漢字は「陣場山」と記されることもありますが、この像が建立されたことで「陣馬山」の表記が定着したと言われています。
"陣場" の由来は諸説あり、戦国時代に北条氏と武田氏が対陣した場所であるから、とも伝えられています。
陣馬高原なる広い山頂部
「陣馬高原」とも呼ばれる山頂は、平坦で広々としています。
眺望は良く「かながわの景勝50選」や「八王子八十八景」に選ばれるほどです。
丹沢、秩父、奥多摩の山々や、関東平野、相模湾などを見晴らします。また富士山や南アルプスも望むことができます。
茶屋グルメが充実
陣馬山山頂には「清水茶屋」「信玄茶屋」「富士見茶屋」の3件が点在しています。
山菜そばやけんちん汁などが提供されており、温かい汁物でほっと一息付くことができます。
コーヒーやおしるこなどの喫茶メニューも種類に富みます。暑い時期にはゆずシャーベットやかき氷なども販売しており、頑張った自分への御褒美となりそうです。
"和田"を冠する3コース
陣馬山の山域は、登山道が張り巡らされています。そのため、縦走登山や周回登山も複数のパターンが選択でき、自由度が高く山行計画を立てることができます。
陣馬山へ最も短い時間で登頂できるのは「和田峠コース」です。
和田峠から山頂へは、長い階段が真っ直ぐに続いています。やや距離は伸びますが、階段を迂回する巻き道もあります。
"和田"の名が付くコースは他にもあります。「和田第一尾根コース」と「和田第二尾根コース」です。山域の中では広葉樹林が最も多く、新緑や紅葉などで季節を感じやすい道です。
東京都を起点をとするコース
東京都の陣馬高原下バス停は比較的バスの便が多く、ここを起点とする行程は、公共交通機関を利用するハイカーによく選ばれています。
なかでも「新ハイキングコース」は、わりあい短い時間で登れるため人気を博しています。
より登り応えを求める場合は、陣馬高原下バス停を南下し、明王峠と奈良子峠に寄り道しながら登ることもできます。
陣馬山登山口からの3つの尾根道
陣馬登山口バス停すぐそばの陣馬山登山口からの主なコースは、「一ノ尾根コース」「栃谷尾根コース」「奈良子尾根コース」です。
一ノ尾根コースはゆるやかで快適な尾根道です。登山デビューや子連れでの登山に向いています。
栃谷尾根コースは陣馬山で最も古い登山道です。
奈良子尾根コースは栃谷川の上流部から尾根に取り付き、奈良子峠を経由します。
麓の栃谷川沿いには、温泉宿の陣谷温泉があります。檜風呂が自慢の「陣馬の湯」を備え、事前に連絡すれば日帰り入浴もできます。下山時このコースを通り、温泉を堪能して帰るプランも魅力的です。
縦走登山の定番:陣馬山〜高尾山
健脚なハイカーがこぞって歩いているのは、陣馬山と高尾山をつなぐ縦走路です。
2座の間は堂所山、景信山、城山と辿りますが、途中には茶屋と公衆トイレがいくつかあるため安心して臨むことができます。
高尾山の方が陣馬山より公共交通機関の便に優れており、不確かな下山時刻に対応しやすいと言えます。そのため陣馬山を最初に目指し、高尾山から下山する道順が好まれているようです。
登山口 |
和田峠 陣馬高原下バス停 陣馬登山口バス停 陣馬山登山口 栃谷尾根登山口 奈良子尾根登山口 和田尾根登山口 和田第二尾根登山口 |
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基本情報
標高 | 854.8m |
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場所 | 北緯35度39分07秒, 東経139度09分59秒 |
山頂 | |
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分岐 | |
登山口 | |
トイレ | |
食事 | |
お風呂 | |
駅 | |
バス停 | |
展望ポイント |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
陣馬山(じんばさん)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区との境界にある標高854.8mの山である。従来は陣場山の字が使われた。関東山地(秩父山地)の東縁に位置する山で、広く平坦な頂上のため。東京都立高尾陣場自然公園、および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、関東の富士見百景、多摩百山、かながわの景勝50選および八王子八十八景に選ばれている。また奥高尾縦走路、桜の名所の山としても知られる。
日本経済新聞がYAMAPを使用して集計した「2023年に登頂回数が多かった山」ランキングでは、全国10位を記録する登山者に人気の高い山である。
名前の由来は、北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説、カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説、馬の陣を張ったことから「陣馬」の文字が使われた説とがある。
1960年代後半に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が、観光地として売り出すために山頂に白馬の像を建てて象徴化した。
山頂にトイレはあるが水場は無い。売店は信玄茶屋、富士見茶屋、清水茶屋がある。売店の営業時間は9時頃 - 夕方で、平日の営業縮小・定休日・冬期休業などがある。
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