九州・沖縄
小屋場(コヤンバ)古道分岐点
宮崎県
最終更新:shyguy
基本情報
場所 | 北緯32度33分10秒, 東経131度06分09秒 |
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左に扇山を見ながら稜線の西側を進むと、水呑みから25分〜30分で日肥谷の小屋場に降りる古道の分岐点に到達します。右に曲がって降りる古道はスズタケが生えていて今は通行できませんが、昔の馬道の跡が深くえぐれてくっきりと道の跡が残っています。この古道を辿ると昔の製材所跡に出ます。大正から昭和初期にかけて日肥川の水で水車を回して製材所をつくり、シオジやケヤキ、アオダモなどの銘木を製材して馬に積んで鞍岡まで運び出していたということです。一工場(いちこうば)と二工場(にこうば)があり、その二工場に通じる馬道がここです。一工場は二工場の上流にあり、日肥峠(杉越)から降りて行けます。昭和30年頃、一工場の跡に入りましたが、その時は、集落跡にはすくすくと伸びたマダケが林立していました。その後、平成15年5月に再度行った時には竹林は消えていました。 人が住まなくなると猪や鹿などが筍を全部食べ尽くして竹林が消えたものと思われます。住宅跡とみられる付近には鍋、やかん、焼酎カメなどが落ち葉の中に半分埋まっているのが見えて、つわものどもが夢の跡というような、印象的な場所でした。
霧立越ガイドブックより
霧立越ガイドブックより
分岐 | はっきりとした分岐ではありません |
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付近の山
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