子檀嶺岳(こまゆみだけ)

最終更新:ヤマレコ/YamaReco
テーブルのような形をした青木三山の霊峰

子檀嶺岳(こまゆみだけ)は長野県青木村の山で、標高は1223mです。
テーブルのような独特な山容が特徴で、さらに難読な山名として登山愛好家らによく知られています。山麓は古くは牧場地帯で、山の名は「駒斎(こまいみ)」や「駒忌み(こまいみ)」といった牧場の神にちなむとする説があります。別名は冠者(かんじゃ)岳や火車ヶ岳です。

近接する夫神岳や十観山と合わせて青木三山と呼ばれており、村のシンボルとして親しまれています。
3つの祠がある山頂

山頂は木々が払われた小さな広場です。

鎮座する祠は3つあり、それぞれが田沢、村松、当郷の集落の奥社です。

見晴らしが良く、青木村の中心地や浅間山、美ヶ原、八ヶ岳、北アルプスなどを望むことができます。
戦国時代には中腹から山頂にかけて山城が築かれていました。
村内に2箇所の温泉地

青木村では田沢温泉と沓掛温泉が湧出しており、登山の疲れを癒しに訪れることができます。
田沢温泉は金太郎にまつわる伝説が残っており、古くは老婆が湯治に来て、坂田金時を生んだと語られています。そのため子宝や乳授けの湯として有名で、共同浴場の名前もそれにちなんだ「有乳湯(うちゆ)」です。
主な登山コースは3本

子檀嶺岳の登山道は主に3本で、それぞれ「当郷管社コース」「村松西洞コース」「田沢嶺裏コース」と呼ばれています。
どの道も、登りのコースタイムは2時間前後のため、登山初心者でも挑戦しやすい山です。

最も利用されているのは当郷管社コースです。
また登りは当郷管社コース、下りは村松西洞コースというように、2コースを歩く行程もよく選ばれています。その場合、2つの登山口は一般道を歩いて行き来できるため、ぐるりと周回する行程で臨む登山者も多いようです。

登山の前後に立ち寄れる人気スポットが、道の駅あおきです。朝採れ野菜を購入したり、青木村産の蕎麦やコンパラのソフトクリームといったグルメを満喫することができます。

一方の田沢嶺裏コースは、標高差が小さいので最も短い時間で登頂することができます。
登山口 |
当郷管社コース登山口 村松西洞コース登山口 田沢嶺裏コース登山口 |
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