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鷲頭山(わしずやま)

都道府県 静岡県
最終更新:ヤマレコ/YamaReco

駿河湾を見下ろす沼津アルプス最高峰

"鷲頭山"
"鷲頭山"

鷲頭山は静岡県沼津市の山で、標高は392mです。静浦山地に属しており、近年は沼津アルプスの最高峰として親しまれています。

海を望む山稜「沼津アルプス」

"沼津アルプス"
"沼津アルプス"

静浦山地は、かつて海底火山の一部でした。約100万年前、伊豆半島が本州に衝突し付加される過程で隆起し、山となりました。

"沼津アルプス"
"沼津アルプス"

沼津アルプスは、静浦山地の北端から続く七つの峰とが織りなす山並みの愛称です。地元の登山愛好会によって整備され、名付けられました。山域には、香貫山(かぬきやま)横山徳倉山(とくらやま)志下山(しげやま)小鷲頭山、鷲頭山、大平山(おおひらやま)の七座が含まれます。

"大嵐山山頂(日守山公園)"
"大嵐山山頂(日守山公園)"

一方、大平山から東の大嵐山(日守山)茶臼山へ続く区間は「奥沼津アルプス」と呼ばれることがあります。さらに沼津アルプスを「表沼津アルプス」、奥沼津アルプスを「裏沼津アルプス」とする区別もあるようです。

低山ながら見どころ豊富なアルプス

"急坂を登る登山者"
"急坂を登る登山者"

沼津アルプスは標高こそ低いものの、起伏に富んで登り応えがあります。

"大平山山頂"
"大平山山頂"

地元民からよく愛されており、各山頂には手作りの看板が設けられています。

"香貫山山頂の展望台より愛鷹山越しに富士山を望む"
"香貫山山頂の展望台より愛鷹山越しに富士山を望む"

開けた場所や樹間からは、沼津市街地や駿河湾、愛鷹山越しの富士山を望む絶景が多くの登山者を魅了しています。

"奥駿河パノラマ台"
"奥駿河パノラマ台"

「さざなみ展望台」「き★らら展望台」、「奥駿河パノラマ台」といった名の付いた展望地もあります。

"ヤブツバキに囲まれた登山道"
"ヤブツバキに囲まれた登山道"

山中は温暖な気候を反映し、ウバメガシやヤブツバキといった常緑樹も多く、冬でも青々とした箇所があります。

人々との繋がりが深い山域

"賑わう鷲頭山山頂"
"賑わう鷲頭山山頂"

沼津アルプスは街のすぐそばにあり、山中からその喧騒が聞こえるほどです。アクセスの良さもあり、人気の登山スポットです。

"機関銃座の跡地"
"機関銃座の跡地"

昔から人々との結びつきは強く、例えば徳倉山は、明治時代は桑畑が開墾されましたが、戦時中は機関銃座が据えられました。そして戦後はサツマイモ畑に利用されていました。

"鷲頭神社奥宮"
"鷲頭神社奥宮"

身近な山地であると同時に、信仰の対象でもあったようです。鷲津山山頂に鎮座する鷲頭神社奥宮をはじめ、山中にはいくつかのが石があります。

"中将岩"
"中将岩"

また、小鷲頭山のやや北にある大きな岩屋には、阿弥陀如来像が安置されています。岩屋は中将岩と呼ばれており、古くは平清盛(たいらのきよもり:1118-1181年)の五男である平重衡(たいらのしげひら:1157-1185年)が隠れ住んでいた場所と伝わります。

登山のお決まりは縦走

"沼津アルプス登山道概要"
"沼津アルプス登山道概要"

登山の際、鷲頭山だけを目指すハイカーは少なく、多くは沼津アルプスの複数の山や、全山を縦走する登山に臨みます。街からも近く、ごとにエスケープルートがあるため、登山初心者でも無理なく挑戦できます。
登山口 【沼津アルプス】
香貫山登口
香陵台
中瀬登山口
八重坂峠登り口
横山峠登り口
徳倉山登り口
沼商前バス停
志下坂峠登り口
大井登山口
志下公会堂前バス停
中将ルート登山口
鷲頭山登山道入口
多比バス停
基本情報
標高 392m
場所 北緯35度03分33秒, 東経138度53分38秒
カシミール3D
沼津アルプスの主峰
=========
Wikipedia追加(2024年8月5日)
山頂
展望ポイント

山の解説 - [出典:Wikipedia]

鷲頭山(わしずやま)は静岡県沼津市にある標高392mの山。
静浦山地に属し、鷲頭山を含む駿河湾沿いにある山並を、通称沼津アルプスと呼び、山稜には登山道があり、ハイカーが訪れる。
山頂には鷲頭神社の本殿とも言うべき小さな祠がある。沼津市大平の4区にある鷲頭神社は、この山頂の祠を便宜上移したものである。
山には岩肌が露出した箇所があり、ロッククライミングのトレーニング場としても知られている。
中腹には、地元の伝説で三位中将平重衡が囚われた後幽閉されたという岩屋の跡、山頂には切腹の地とされる碑がある。
鷲頭山は「沼津アルプス」南部に位置し、駿河湾と富士山を一望する。登山ルートの一例を挙げると、香貫台入口バス停から、志下坂峠、志下峠を通ると鷲頭山山頂(392m)に至る。山頂から急坂を交えて下ると多比峠に着く。その後、多比口峠の分岐で直進すれ大平山(標高356m)の山頂。大平山の方が鷲頭山山頂より北側の展望が開けており、富士山の眺望が良い。大平山山頂からは多比口峠まで戻って左折し、樹林帯を下るが多比バス停がある。コース距離およそ6.3km、コースタイムは4時間となっている。

付近の山

この場所に関連する本

この場所を通る登山ルート

「鷲頭山」 に関連する記録(最新10件)

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