グロースグリュンホルン(Gross Grunhorn)
最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 | 4044m |
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場所 | 北緯46度31分55秒, 東経08度04分39秒 |
グロースグリュンホルン(“Gross Grunhorn”;4044m)は、スイス中部、ベルナーオーバーラント(Berner oberland)山群の一峰である。
フィッシャーホルン山群から南へと続く稜線上にグリュンホルン山群があり、そのうちの最高峰がこのグロースグリュンホルンである。
(文献1)、(文献3)では、グロースグリュンホルン(“Gross Grunhorn”)と表記しているが、グローセスグリュンホルン(“Grosses Grunhorn”)や、単にグリュンホルン(”Grunhorn”)とも呼ばれる(文献2)、(文献3)。
グロースグリュンホルン(“Gross Grunhorn”)から主稜線上、北に約700mの位置には、兄弟峰として、クライネ(ス)グリュンホルン
(“Kleines Grunhorn”;3912m)がある(文献4)。
また主稜線の南側 約1kmの位置には、グリュネックホルン(“Grunegghorn”;3863m)があり、これらまとめて、一つの山群(グリュンホルン山群)を形成している(文献4)。
グリュンホルン山群の西側には、アレッチ氷河(”Aletsch Glecier”)の支流にあたる、エーヴィッヒシュネーフェルト(“Ewigschnee feld”;「万年雪原」の意味)、と呼ばれる氷河が横たわっている(文献2)、(文献4)。
その反対側、グリュンホルン山群の東側には、同じくアレッチ氷河の支流である、フィッシャー氷河(“Fiescher Glacier”)の中流部が横たわっている(文献4)。
グリュンホルン山群から北へと延びる主稜線は、グロースフィッシャーホルン(”Gross Fiescherhorn“)を含む、フィッシャーホルン山群(“Fiescherhorn Massif” (英)/“Fiescher horner“ (独))へと続いている。グロースフィッシャーホルンは、グロースグリュンホルンの北、約3kmの位置にある。
この山の名前の由来は、この山を構成している角閃岩(Hornblende /Amphibol)が、緑色がかって見えることから、ドイツ語で緑色を意味するグリュン(grun(e))(綴りの“u“は正しくはウムラウト記号付き/英語の”green”に相当する)から名付けられた、という(文献3)。
この山の標高は、文献によって多少の差異がある。
(文献1)、(文献2)では4044m と表記されている。
(文献3)では、4043.5m と表記されている。
(文献4)では、4043m と表記されている。
本稿では、ウイキペディア英語版(文献2)に従い、4044mという値を採用した。
この山の地質は、少なくとも頂上付近は、変成岩の一種である、角閃岩(Hornblende /Amphibol)で構成されている(文献1)、(文献3)。
グロースグリュンホルンの初登頂は、1865年8月に、E. von Fellenberg(鉱物学者) , P. Michel(guide), P. Egger(guide), P. Inabnit(guide) による4人パーティによって、この山の西側、エーヴィッヒシュネーフェルト(“Ewigschnee feld”)からのルートによって、達成された(文献1)、(文献2)、(文献3)。
グリュンホルンへの一般的な登攀ルートについて、(文献1)に基づいて説明する。
ユングフラウヨッホからアレッチ氷河を下ってコンコルディアプラッツ(”Konkordia platz”)と呼ばれる氷河が合流する場所に至る。ここにはコンコルディア小屋(”Konkordia Hutte”:2850m)があり、一泊する。
コンコルディアプラッツからは、東側にある急峻な、グリュネックフィルン(”Gruneggfirn”)と呼ばれる小氷河の斜面を登攀し、途中からグリュネックホルンの南東稜(ミックスルート)を登攀して、まずはグルネックホルン(“Grunegghorn”;3863m)の山頂へ登る。
グリュネックホルンからは、岩稜となっている険しい主稜線を北へたどると、グリュンホルンの山頂に至る。
ユングフラウヨッホ駅から、コンコルディア小屋まで、約2−3時間、標高差 約800mの下り。
コンコルディア小屋からグルネックホルン山頂まで、約3−4時間、さらにグリュンホルンまで数時間。標高差は約1400m。
コンコルディア小屋からの登攀ルートの難易度は、難易度はフレンチグレードでAD(ー)。
岩場のピッチグレードは、グルネックホルン南西稜で、機グルネックホルンからの主稜で、供銑掘福宗法I浩稾未虜蚤膽佚戮鰐鵤苅暗戞
※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」(リヒャルトゲーデケ著、島田訳、山と渓谷社刊(1997))の「グロース・グリュンホルン」の項(文献1)
ウイキペディア英語版の、“Grunhorn” の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、“Gross Grunhorn”の項(文献3)、及び
スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献4)
を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、 “Grunhorn” の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Gr%C3%BCnhorn
※ ウイキペディア ドイツ語版の、“Gross Grunhorn”の項
https://de.wikipedia.org/wiki/Gross_Gr%C3%BCnhorn
※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト
https://map.geo.admin.ch/
フィッシャーホルン山群から南へと続く稜線上にグリュンホルン山群があり、そのうちの最高峰がこのグロースグリュンホルンである。
(文献1)、(文献3)では、グロースグリュンホルン(“Gross Grunhorn”)と表記しているが、グローセスグリュンホルン(“Grosses Grunhorn”)や、単にグリュンホルン(”Grunhorn”)とも呼ばれる(文献2)、(文献3)。
グロースグリュンホルン(“Gross Grunhorn”)から主稜線上、北に約700mの位置には、兄弟峰として、クライネ(ス)グリュンホルン
(“Kleines Grunhorn”;3912m)がある(文献4)。
また主稜線の南側 約1kmの位置には、グリュネックホルン(“Grunegghorn”;3863m)があり、これらまとめて、一つの山群(グリュンホルン山群)を形成している(文献4)。
グリュンホルン山群の西側には、アレッチ氷河(”Aletsch Glecier”)の支流にあたる、エーヴィッヒシュネーフェルト(“Ewigschnee feld”;「万年雪原」の意味)、と呼ばれる氷河が横たわっている(文献2)、(文献4)。
その反対側、グリュンホルン山群の東側には、同じくアレッチ氷河の支流である、フィッシャー氷河(“Fiescher Glacier”)の中流部が横たわっている(文献4)。
グリュンホルン山群から北へと延びる主稜線は、グロースフィッシャーホルン(”Gross Fiescherhorn“)を含む、フィッシャーホルン山群(“Fiescherhorn Massif” (英)/“Fiescher horner“ (独))へと続いている。グロースフィッシャーホルンは、グロースグリュンホルンの北、約3kmの位置にある。
この山の名前の由来は、この山を構成している角閃岩(Hornblende /Amphibol)が、緑色がかって見えることから、ドイツ語で緑色を意味するグリュン(grun(e))(綴りの“u“は正しくはウムラウト記号付き/英語の”green”に相当する)から名付けられた、という(文献3)。
この山の標高は、文献によって多少の差異がある。
(文献1)、(文献2)では4044m と表記されている。
(文献3)では、4043.5m と表記されている。
(文献4)では、4043m と表記されている。
本稿では、ウイキペディア英語版(文献2)に従い、4044mという値を採用した。
この山の地質は、少なくとも頂上付近は、変成岩の一種である、角閃岩(Hornblende /Amphibol)で構成されている(文献1)、(文献3)。
グロースグリュンホルンの初登頂は、1865年8月に、E. von Fellenberg(鉱物学者) , P. Michel(guide), P. Egger(guide), P. Inabnit(guide) による4人パーティによって、この山の西側、エーヴィッヒシュネーフェルト(“Ewigschnee feld”)からのルートによって、達成された(文献1)、(文献2)、(文献3)。
グリュンホルンへの一般的な登攀ルートについて、(文献1)に基づいて説明する。
ユングフラウヨッホからアレッチ氷河を下ってコンコルディアプラッツ(”Konkordia platz”)と呼ばれる氷河が合流する場所に至る。ここにはコンコルディア小屋(”Konkordia Hutte”:2850m)があり、一泊する。
コンコルディアプラッツからは、東側にある急峻な、グリュネックフィルン(”Gruneggfirn”)と呼ばれる小氷河の斜面を登攀し、途中からグリュネックホルンの南東稜(ミックスルート)を登攀して、まずはグルネックホルン(“Grunegghorn”;3863m)の山頂へ登る。
グリュネックホルンからは、岩稜となっている険しい主稜線を北へたどると、グリュンホルンの山頂に至る。
ユングフラウヨッホ駅から、コンコルディア小屋まで、約2−3時間、標高差 約800mの下り。
コンコルディア小屋からグルネックホルン山頂まで、約3−4時間、さらにグリュンホルンまで数時間。標高差は約1400m。
コンコルディア小屋からの登攀ルートの難易度は、難易度はフレンチグレードでAD(ー)。
岩場のピッチグレードは、グルネックホルン南西稜で、機グルネックホルンからの主稜で、供銑掘福宗法I浩稾未虜蚤膽佚戮鰐鵤苅暗戞
※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」(リヒャルトゲーデケ著、島田訳、山と渓谷社刊(1997))の「グロース・グリュンホルン」の項(文献1)
ウイキペディア英語版の、“Grunhorn” の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、“Gross Grunhorn”の項(文献3)、及び
スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献4)
を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、 “Grunhorn” の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Gr%C3%BCnhorn
※ ウイキペディア ドイツ語版の、“Gross Grunhorn”の項
https://de.wikipedia.org/wiki/Gross_Gr%C3%BCnhorn
※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト
https://map.geo.admin.ch/
山頂 |
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付近の山
- [1.8km] ヒンターフィッシャーホルン(4025m)
- [2.5km] グロースフィッシャーホルン(4049m)
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- [8.5km] メッテンベルク(3104m)
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