シュトラールホルン(Strahlhorn) / Strahlhorn
最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 | 4190m |
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場所 | 北緯46度00分46秒, 東経07度54分09秒 |
この項のシュトラールホルン(”Strahlhorn” ; 4190m)は、スイス中南部、ヴァリス(Wallis/Valais)山群のうち、ザース渓谷(“Saastal”)と、ツェルマット渓谷(“Mattertal”)との間に位置する一峰。
アラリン山群(“Allalin Group”(英)/ “Allalin Gruppe“ (独))のうち、一番南に位置し、リムプフィッシュホルン(”Rimpfishhorn“ ; 4199m)の南東、約2kmに位置する。またこの山の南 約1kmには、スイス/イタリア国境稜線を形成する東西に長い山稜があって、その接続部には、シュバルツベルクホルン(”Schwarzberghorn“ ; 3610m)がある。その国境稜線を西へ向かうと、モンテローザ山塊へと続いている(文献2)、(文献4)。
なお、同じシュトラールホルン(“Strahlhorn”)という名前の山(但し、登山対象としては、ほとんど知られていない山々)が、スイス国内に他に3つ存在するという(それぞれ、標高は、3027m, 3194m, 3200m)(文献2)、(文献3)。
シュトラールホルンは、その3つの面を氷河に囲まれている。まず北東側から東側にかけては、アラリン氷河(“Allalin Glacier”)が広がっている。南東側には、シュバルツベルク氷河(”Schwarzberg Glacier”)の源頭部が広がっている。また西側は、フィンデル氷河(”Findel Glacier“)が広がっている(文献4)。
シュトラールホルンの初登頂は、(文献2)、(文献3)によると、「1854年8月に、C. Smyth, U. Lauener, E. J. Grenville , F. Josef による4人によるパーティーによってなされた」、と記載がある。
((文献1)では、上記とは異なった記載があるが、略す)
シュトラールホルンへの一般的な登攀ルートについて、(文献1)に基づいて説明する。
登攀ルートはザースフェー(SaasFee)側から開かれている。
ザースフェーからまず、アルペンメトロ(Metro Alpin)を利用し、ミッテルアラリン駅(“Mittelallalin”;3456m)へ上がり、ここからスタートする。
そこから東へとトラバース気味に進み、ブリタニア小屋(“Britannia hutte”;3030m)に至り、一泊する。なお、ザースフェーから歩いてブリタニア小屋へ登る、昔ながらの登山道もある。
ブリタニア小屋からは、長大なアラリン氷河(“Allalin Gracier”)上を延々と、クレヴァスに注意しなら源頭部へと登高していくと、シュトラールホルンとリンプフィッシュホルンとをつなぐ稜線上の、アドラーパス(“Adler pass” ; 3789m)というコルに至る。そこから稜線上を南東方向に登ると頂上に至る。
ブリタニア小屋から登りで約4−5時間、標高差は約1250m。
登攀ルートのルートグレードは、フレンチグレードで、PD。
岩場登りはほとんどなく、氷河歩きがほとんどだが、クレヴァスや視界不良時のルートファインディングには注意を要する。
本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)の「シュトラールホルン」の項(文献1)、
ウイキペディア英語版の、シュトラールホルン(”Strahlhorn”)の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、シュトラールホルン(”Strahlhorn”)の項(文献3)、
及びスイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献4)
を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、シュトラールホルン(“Strahlhorn”)の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Strahlhorn
※ ウイキペディア ドイツ語版の、シュトラールホルン(“Strahlhorn”)の項
https://de.wikipedia.org/wiki/Strahlhorn
※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト
https://map.geo.admin.ch/
アラリン山群(“Allalin Group”(英)/ “Allalin Gruppe“ (独))のうち、一番南に位置し、リムプフィッシュホルン(”Rimpfishhorn“ ; 4199m)の南東、約2kmに位置する。またこの山の南 約1kmには、スイス/イタリア国境稜線を形成する東西に長い山稜があって、その接続部には、シュバルツベルクホルン(”Schwarzberghorn“ ; 3610m)がある。その国境稜線を西へ向かうと、モンテローザ山塊へと続いている(文献2)、(文献4)。
なお、同じシュトラールホルン(“Strahlhorn”)という名前の山(但し、登山対象としては、ほとんど知られていない山々)が、スイス国内に他に3つ存在するという(それぞれ、標高は、3027m, 3194m, 3200m)(文献2)、(文献3)。
シュトラールホルンは、その3つの面を氷河に囲まれている。まず北東側から東側にかけては、アラリン氷河(“Allalin Glacier”)が広がっている。南東側には、シュバルツベルク氷河(”Schwarzberg Glacier”)の源頭部が広がっている。また西側は、フィンデル氷河(”Findel Glacier“)が広がっている(文献4)。
シュトラールホルンの初登頂は、(文献2)、(文献3)によると、「1854年8月に、C. Smyth, U. Lauener, E. J. Grenville , F. Josef による4人によるパーティーによってなされた」、と記載がある。
((文献1)では、上記とは異なった記載があるが、略す)
シュトラールホルンへの一般的な登攀ルートについて、(文献1)に基づいて説明する。
登攀ルートはザースフェー(SaasFee)側から開かれている。
ザースフェーからまず、アルペンメトロ(Metro Alpin)を利用し、ミッテルアラリン駅(“Mittelallalin”;3456m)へ上がり、ここからスタートする。
そこから東へとトラバース気味に進み、ブリタニア小屋(“Britannia hutte”;3030m)に至り、一泊する。なお、ザースフェーから歩いてブリタニア小屋へ登る、昔ながらの登山道もある。
ブリタニア小屋からは、長大なアラリン氷河(“Allalin Gracier”)上を延々と、クレヴァスに注意しなら源頭部へと登高していくと、シュトラールホルンとリンプフィッシュホルンとをつなぐ稜線上の、アドラーパス(“Adler pass” ; 3789m)というコルに至る。そこから稜線上を南東方向に登ると頂上に至る。
ブリタニア小屋から登りで約4−5時間、標高差は約1250m。
登攀ルートのルートグレードは、フレンチグレードで、PD。
岩場登りはほとんどなく、氷河歩きがほとんどだが、クレヴァスや視界不良時のルートファインディングには注意を要する。
本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)の「シュトラールホルン」の項(文献1)、
ウイキペディア英語版の、シュトラールホルン(”Strahlhorn”)の項(文献2)、
ウイキペディア ドイツ語版の、シュトラールホルン(”Strahlhorn”)の項(文献3)、
及びスイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)(文献4)
を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、シュトラールホルン(“Strahlhorn”)の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Strahlhorn
※ ウイキペディア ドイツ語版の、シュトラールホルン(“Strahlhorn”)の項
https://de.wikipedia.org/wiki/Strahlhorn
※ スイスの公的なインターネット地形図(Swiss Topo)のサイト
https://map.geo.admin.ch/
山頂 |
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付近の山
- [1.8km] リムプフィッシュホルン(4199m)
- [3.7km] アラリンホルン(4027m)
- [6.1km] アルプフーベル(4206m)
- [8.3km] モンテローザ/ノルトエント(4609m)
- [8.6km] ティッシュホルン(4491m)
- [8.9km] モンテローザ/ディフイールシュピッツェ(4634m)
- [9.3km] モンテローザ/ツムシュタインシュピッツェ(4563m)
- [9.5km] ドム(4545m)
この場所を通る登山ルート
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「シュトラールホルン」 に関連する記録(最新10件)
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