レ・ドロワット(Les Droites) / レ・ドロワット 東峰
最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 | 4000m |
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場所 | 北緯45度55分50秒, 東経06度59分21秒 |
レ・ドロワット(Les Droites;4000m)は、フレンチアルプス、モンブラン山群(Mont Blanc Massif )のうちの一峰である。モンブラン山群のうち、その東部に位置する。
エギーユヴェルト(Aiguille Verte;4122m)から、モンドラン(Mont Dolent; 3,823m)へと、約10kmにわたって延びる長い稜線上にある一峰である。エギーユヴェルトからは、直線距離にして、約2km東の方に位置する。
レ・ドロワットは、やや東西に伸びた頂上部を持つ。その北側は下記のとおり、険しい北壁となっている。北側の足元には、アルジャンチエール氷河(Glacier d’Algentiere )が広がっている。一方南側の足元には、メールドグラス氷河の支流の、タレーフル氷河(Glacier de Talefre)の源頭部が広がっており、南側も岩壁となっている。
レ・ドロワットは、標高がちょうど4000mであり、「アルプス4000m峰クラブ」にぎりぎり入っている。
しかしながらその山容はかなり険しく、特にその北壁は、1600mもの標高差をもつ巨大な岩壁である。この北壁は、平均斜度が約60度で、最高斜度が約70度の氷壁を含む、氷と岩のミックスの壁であり、極めて登攀は難しい。
レ・ドロワットの山頂(東峰、西峰)は後述のとおり、1876年には初登頂されたが、この北壁の完全な初登攀は、1955年にようやくなされた(文献1)、(文献2)。
レ・ドロワットの山頂部は、東峰と西峰という、2つのピークを持つ。そのうち東峰が主峰の位置づけで、標高はちょうど4000mである。西峰は標高 3984mである。東峰と西峰との間は直線距離で約500m離れている(文献2)。
レ・ドロワット(東峰/主峰)の初登頂は、1876年8月に、 T. Middlemore , J. O. Maund,H. Cordier, J. Jaun, A. Maurer による5人パーティによりなされた。
また西峰も、同じ1876年に、別のパーティにより、初登頂されている(文献1)、(文献2)。
レ・ドロワット(東峰/主峰)への一般的な登攀ルートに関して、(文献1)に基づいて説明する。
シャモニーの街から登山電車でモンタンヴェール(Montenveres;1900m)まで行き、そこからスタートする。メールドグラス氷河(Mer de Glace)を渡って、更に進んでクーベルクル小屋(Ref. du Couvercle;2690m)まで行き、一泊する。
小屋からは、タレーフル氷河(Glacier de Talefre)上を北東方向へ進み、レ・ドロワット南稜の基部に着く。そこからはレ・ドロワット南稜を登攀して、レ・ドロワット(東峰/主峰)に至る。
モンタンヴェール駅からクーベルクル小屋までは、登りで約3−4時間、標高差は約900m。
クールベルク小屋からレ・ドロワット山頂(東峰/主峰)まで、登りで約6−7時間。標高差は 約1300m。このうち、南稜の部分は標高差 約600m。
小屋から山頂までのルートの難易度は、フレンチグレードで、AD。ミックスルート。
南稜の岩場のピッチグレードは、だいたい掘
なお参考だが、北壁については、ルートの難易度は、フレンチグレードで、“ED“ という、最高難度に位置付けられている。
※ 本稿は、(文献1)「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)、及び ウイキペディア英語版の、" Les Droites " (文献2)の項を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、レ・ドロワット(Les Droites)の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Les_Droites
エギーユヴェルト(Aiguille Verte;4122m)から、モンドラン(Mont Dolent; 3,823m)へと、約10kmにわたって延びる長い稜線上にある一峰である。エギーユヴェルトからは、直線距離にして、約2km東の方に位置する。
レ・ドロワットは、やや東西に伸びた頂上部を持つ。その北側は下記のとおり、険しい北壁となっている。北側の足元には、アルジャンチエール氷河(Glacier d’Algentiere )が広がっている。一方南側の足元には、メールドグラス氷河の支流の、タレーフル氷河(Glacier de Talefre)の源頭部が広がっており、南側も岩壁となっている。
レ・ドロワットは、標高がちょうど4000mであり、「アルプス4000m峰クラブ」にぎりぎり入っている。
しかしながらその山容はかなり険しく、特にその北壁は、1600mもの標高差をもつ巨大な岩壁である。この北壁は、平均斜度が約60度で、最高斜度が約70度の氷壁を含む、氷と岩のミックスの壁であり、極めて登攀は難しい。
レ・ドロワットの山頂(東峰、西峰)は後述のとおり、1876年には初登頂されたが、この北壁の完全な初登攀は、1955年にようやくなされた(文献1)、(文献2)。
レ・ドロワットの山頂部は、東峰と西峰という、2つのピークを持つ。そのうち東峰が主峰の位置づけで、標高はちょうど4000mである。西峰は標高 3984mである。東峰と西峰との間は直線距離で約500m離れている(文献2)。
レ・ドロワット(東峰/主峰)の初登頂は、1876年8月に、 T. Middlemore , J. O. Maund,H. Cordier, J. Jaun, A. Maurer による5人パーティによりなされた。
また西峰も、同じ1876年に、別のパーティにより、初登頂されている(文献1)、(文献2)。
レ・ドロワット(東峰/主峰)への一般的な登攀ルートに関して、(文献1)に基づいて説明する。
シャモニーの街から登山電車でモンタンヴェール(Montenveres;1900m)まで行き、そこからスタートする。メールドグラス氷河(Mer de Glace)を渡って、更に進んでクーベルクル小屋(Ref. du Couvercle;2690m)まで行き、一泊する。
小屋からは、タレーフル氷河(Glacier de Talefre)上を北東方向へ進み、レ・ドロワット南稜の基部に着く。そこからはレ・ドロワット南稜を登攀して、レ・ドロワット(東峰/主峰)に至る。
モンタンヴェール駅からクーベルクル小屋までは、登りで約3−4時間、標高差は約900m。
クールベルク小屋からレ・ドロワット山頂(東峰/主峰)まで、登りで約6−7時間。標高差は 約1300m。このうち、南稜の部分は標高差 約600m。
小屋から山頂までのルートの難易度は、フレンチグレードで、AD。ミックスルート。
南稜の岩場のピッチグレードは、だいたい掘
なお参考だが、北壁については、ルートの難易度は、フレンチグレードで、“ED“ という、最高難度に位置付けられている。
※ 本稿は、(文献1)「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)、及び ウイキペディア英語版の、" Les Droites " (文献2)の項を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、レ・ドロワット(Les Droites)の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Les_Droites
山頂 |
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付近の山
- [1.1km] エギーユ・デュ・ジャルダン(4035m)
- [1.4km] グランドロシューズ(4102m)
- [1.6km] エギーユヴェルト(4122m)
- [6.8km] グランドジョラス(クロピーク)(4110m)
- [6.9km] グランドジョラス(ウインパーピーク)(4184m)
- [6.9km] グランドジョラス(4208m)
- [6.9km] グランドジョラス(エレナ ピーク)(4045m)
- [6.9km] グランドジョラス(マルグリット ピーク)(4065m)
この場所を通る登山ルート
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「レ・ドロワット」 に関連する記録(最新10件)
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