東海
愛知県
最終更新:Gloydius
基本情報
場所 | 北緯35度03分48秒, 東経136度55分56秒 |
---|
山の解説 - [出典:Wikipedia]
朝苧社(あさおしゃ)は、愛知県名古屋市緑区にある神社である。熱田神宮の境外末社のひとつ。大高インターチェンジ()から直線距離で北に約400メートル、熱田神宮境外摂社である氷上姉子神社()から直線距離で北東に約300メートルに位置し、「姥神山(うばかみやま)」と呼ばれる標高29メートルほどの小丘陵の奥まったところに小祠としてある。
祭神として火上老婆霊(ひかみうばのみたま)を祀る。
近世史料では「火高里之大老婆(ほたかのさとのたいらううは)」、「大老婆公(およなきみ)」、近在では「老姥神(うばがみ)様」などいくつかの呼び名で知られる祭神であるが、比定しうる神名は不詳とされ、古くから諸説入り乱れた状態にある。
日本武尊からの預かりものである草薙神剣を斎き奉った宮簀媛命(みやすひめのみこと)が老いて世を去った後の御霊であるとも、宮簀媛命の母神である真敷刀俾命(ましきとべのみこと)であるとも、宮簀媛命の乳母であるともいう。『張州雑志』は尾張大印岐の妻、すなわち宮簀媛命の祖母といい、『社伝』は東征のために船で伊勢から尾張に上陸した日本武尊を案内した人物(船津神社(愛知県東海市名和町)の祭神という)の妻とする。『尾張国吾湯市郡火上天神開始本伝』は大高に古くから住んでいた老婆とし、『熱田神籬抄』は地主の神という。
朝苧の「朝」は麻の当て字で、「苧(を)」は繊維のことをいう。氷上山で草薙神剣を鎮守していた宮簀媛命は絶えず神御衣(かんみそ)を織っていたといわれ、衣服女命(みそひめのみこと)という神名も帯びていることから、当社は敬婦としての宮簀媛命を奉祀する側面が強い。一方で『氷上山神記』には、大老婆の宿に泊まった際に詠まれた宮簀媛命の歌といわれるものも収録されている。
上記のごとく乳母という一面もみられるためか、母乳の出ない女性の祈りに霊験があるとされ、近在においては母乳の神としての崇敬も受けている。
付近の山
この場所を通る登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。