著書　祷の峯　北村賢二遺稿集
編者　近江百山之会
発行所　サンブライト出版
P93に以下の通り書かれています。
地域山系　阿星
山名　伝芳山
標高　234m
別称及び備考　伝法山（天保一揆義民碑あり）

書籍　角川日本地名大辞典　25 滋賀県
編者　「角川日本地名大辞典」編纂委員会 竹内理三
発行者　角川春樹
P485 に以下の通り書かれています。
でんぼうざん 伝法山<甲西町>
甲賀郡甲西町大字三雲、横田川南岸にある丘陵。標高234m。山上に、天保13年甲賀・野洲・栗太3郡 の民衆1万2,000余が蜂起した天保一揆の義民碑が、明治31年建立された。

滋賀琵琶湖観光情報に以下の通り書かれています。
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/18884/
天保13年（1842年）、代官の不正な検地に抗議するため、旧甲賀郡、旧野洲郡、旧栗太郡の総勢約４万人の農民がいっせいに蜂起した。これが、歴史に有名な天保一揆である。検地を中止させ「十万日延期」の目的を達した。ただし、一揆のリーダーの庄屋クラスの農民達の払った代償も大きく、このときの一揆で犠牲になった祖先の魂をなぐさめ、その義挙を後世に伝えようと伝芳山（でんぽうざん）に明治31年（1898年）にちゅうこ慰霊碑が立てられた。毎年１０月１５日には、遺徳を讃える慰霊祭が行われている。

上記の資料から、この位置が伝芳山であると推測します。