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最終更新:maibara_city
花と雪に恵まれた近江の秀峰
伊吹山は滋賀県と岐阜県に位置する山で、日本百名山に選定されています。頂上は標高1377mで滋賀県米原市に属し、滋賀県最高峰です。
山域は、日本海の若狭湾から太平洋の伊勢湾への季節風の通り道です。
そのため積雪が多く、1927年には世界山岳観測史上1位の最深積雪11.82mを記録しました。また、濃尾平野へ吹き下ろされる冬季の北西風は「伊吹颪(いぶきおろし)」と呼ばれます。
美しい立ち姿をするこの山は、海底火山の隆起により誕生しました。その名残で石灰岩地が多く、海産動物のウミユリやがフズリナの化石が発見されています。
「古事記」「日本書紀」にも記される歴史深い山
古来から神が宿る山とされ、「古事記」「日本書記」によれば、日本武尊が伊吹山の荒神を退治しようとして返り討ちにあったそうです。
奈良時代には三修上人により山岳信仰の霊場として開かれ、近畿地方における七つの霊山「七高山」のひとつとして栄えました。
元来多くの薬用植物が自生していましたが、織田信長の命で薬草園が造られ、約3000種類のハーブ類が植えられました。
明治以降には、山に登ることそのものを目的とした近代登山が盛んになり、スキーの山としても名を馳せました。
現在は、九合目までドライブウェイが開通し、山頂周辺は観光地化しています。また、山域西側は石灰岩の崩壊地で、石灰の採掘と緑化事業が行われています。
眺望抜群の山頂
山頂からは琵琶湖を間近に見下ろすほか、白山、鈴鹿山脈、比良の山並みや日本アルプスなど、素晴らしい展望が望めます。
また、広々として休憩に適しており、日本武尊の像がシンボルのように置かれています。
伊吹山寺覚心堂では御朱印を授かることができ、数件の売店では仮眠休憩のほか、伊吹そばが味わえます。伊吹山は日本そば発祥の地とされています。僧侶や修験者の食糧として耕作が始まり、のちに木曽や甲斐、信濃へと伝わりました。
伊吹山は新・花の百名山の一座としても知られています。
山頂を周回する遊歩道は、空中散歩をしながらお花畑が楽しめます。コイブキアザミ、イブキコゴメグサなど「イブキ」を冠する固有種をはじめ、楚々とした花々の姿に癒されます。
多種に富んだ高山植物の生育は、厳しい気象条件と乾燥しやすい石灰地質という、伊吹山特有の環境に起因します。
つづら折れを経て頂上へ
麓から山頂へつながる一般登山道はひとつで、南西に位置する三之宮神社からスタートします。
登山口では入山協力金300円を任意で支払います。
ひらすら登りが続くルートで、五合目まではスキー場跡地を詰めていきます。そこから先はつづら折れが続きます。
草原が広がり明るく、おおむね見晴らしの良い歩きです。そのぶん夏季はひときわ暑く、夜間登山を選択する登山者もいます。
また、4月末から11月末は伊吹山ドライブウェイが開通しています。
マイカーやバスで九合目までアクセスでき、ハイキング気分で訪れることも可能です。
伊吹山ドライブウェイ終点のスカイテラスでは、伊吹名水コーヒーのほか、珍しい薬草ソフトクリームが頂けます。
恋人の聖地でもあり、恋慕観音像の足元には恋愛成就を祈願して掛けられたハート型の錠前が並びます。
本格的な雪山登山も
樹木が少なく風が強いため、標高1400m未満ながら、本格的な雪山登山ができる山としても注目されています。
輝くエビの尻尾を纏った日本武尊像や、お菓子の家に例えられる真っ白な伊吹山寺覚心堂は、撮影スポットです。
モデルコース
7時間8分/10.1km
伊吹山登山口(126分)→山頂駅(伊吹山ゴンドラ跡)(144分)→伊吹山(84分)→山頂駅(伊吹山ゴンドラ跡)(74分)→伊吹山登山口
登山口 |
伊吹山上野登山口 伊吹山ドライブウェイ終点 |
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基本情報
標高 | 1377.31m |
---|---|
場所 | 北緯35度25分04秒, 東経136度24分22秒 |
2023年7月12日表登山道で土砂流出。
以降県、市、土地所有者等による修復作業のため入山禁止となっている。
米原市上野から山頂までは県道。通行止め。
https://www.shiga-douro.jp/map?organize=7
登山道再開は2025年の見込み。
表登山道以外からの登山についても、土地所有者が禁止されているため米原市は登らないように依頼している。
https://www.city.maibara.lg.jp/mtibuki/index.html
笹俣からの登山についても、伊吹山ドライブウェイは自動車専用道路のため歩行者の立ち入りは禁止されている。
・伊吹山入山協力金(任意):一人300円(登山口で支払う。無人の場合は協力金箱へ)平成27年5月より本格導入
https://www.city.maibara.lg.jp/kanko/guide/spot/sizenyama/ibukiyama/gokyouryoku/7805.html
・伊吹山には環境保全のためのローカルルールがある。頂上付近での火の使用禁止、テント泊禁止など。
https://www.city.maibara.lg.jp/kanko/guide/spot/sizenyama/ibukiyama/4754.html
・山頂には伝説の日本武尊像(ヤマトタケルノミコト)と、一等三角点がある。山頂の測候所は2001年にその役目を終了。
・伊吹山ドライブウェイの駐車場から遊歩道があり、その周辺はお花畑になっている。伊吹山ドライブウェイの路上は、歩行禁止となっている。
・昔から豪雪で知られ、1927年2月14日に、世界山岳気象観測史上1位とされる積雪の世界記録である11.82mの積雪量が観測されたが、近年積雪量は地球温暖化に伴い激減している。3合目のスキー場も廃止されゴンドラも営業休止が続いている。(2011年度現在)
・一般登山道は、上野登山口からの1本のみで、年中登山者が絶えない。山頂の神社の社務所が緊急避難場所として、年中解放されている。
【伊吹山ドライブウェイHP】http://www.ibukiyama-driveway.jp/
【伊吹山の登山MAP】http://www.harinko.com/index/ibukiyama/ibukiyama.html
【伊吹山の植物】http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Flora_of_Mount_Ibuki
以降県、市、土地所有者等による修復作業のため入山禁止となっている。
米原市上野から山頂までは県道。通行止め。
https://www.shiga-douro.jp/map?organize=7
登山道再開は2025年の見込み。
表登山道以外からの登山についても、土地所有者が禁止されているため米原市は登らないように依頼している。
https://www.city.maibara.lg.jp/mtibuki/index.html
笹俣からの登山についても、伊吹山ドライブウェイは自動車専用道路のため歩行者の立ち入りは禁止されている。
・伊吹山入山協力金(任意):一人300円(登山口で支払う。無人の場合は協力金箱へ)平成27年5月より本格導入
https://www.city.maibara.lg.jp/kanko/guide/spot/sizenyama/ibukiyama/gokyouryoku/7805.html
・伊吹山には環境保全のためのローカルルールがある。頂上付近での火の使用禁止、テント泊禁止など。
https://www.city.maibara.lg.jp/kanko/guide/spot/sizenyama/ibukiyama/4754.html
・山頂には伝説の日本武尊像(ヤマトタケルノミコト)と、一等三角点がある。山頂の測候所は2001年にその役目を終了。
・伊吹山ドライブウェイの駐車場から遊歩道があり、その周辺はお花畑になっている。伊吹山ドライブウェイの路上は、歩行禁止となっている。
・昔から豪雪で知られ、1927年2月14日に、世界山岳気象観測史上1位とされる積雪の世界記録である11.82mの積雪量が観測されたが、近年積雪量は地球温暖化に伴い激減している。3合目のスキー場も廃止されゴンドラも営業休止が続いている。(2011年度現在)
・一般登山道は、上野登山口からの1本のみで、年中登山者が絶えない。山頂の神社の社務所が緊急避難場所として、年中解放されている。
【伊吹山ドライブウェイHP】http://www.ibukiyama-driveway.jp/
【伊吹山の登山MAP】http://www.harinko.com/index/ibukiyama/ibukiyama.html
【伊吹山の植物】http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Flora_of_Mount_Ibuki
山頂 | |
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山小屋 | 350人、素泊1,500円〜2,000円、山頂に5件並ぶ、7/15〜8/末要予約 |
トイレ | チップ制 |
食事 | お土産屋・売店・食堂・兼山小屋(4/20〜11/中) |
展望ポイント | 琵琶湖など360度の展望 |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
伊吹山(いぶきやま、いぶきさん)は、滋賀県と岐阜県の県境を南北に走る伊吹山地の主峰(最高峰)である、標高1,377 mの山。伊吹山自体は滋賀県側は米原市、岐阜県側は揖斐郡揖斐川町と不破郡関ケ原町に属し、一等三角点が置かれている山頂部は米原市域にある。古くから霊峰とされ、『古事記』『日本書紀』においてはヤマトタケル(日本武尊)が東征の帰途に伊吹山の神を倒そうとして返り討ちにあったとする神話が残されている。日本百名山、新・花の百名山、一等三角点百名山、関西百名山、近畿百名山、ぎふ百山の1つに選定されている。滋賀県、岐阜県、愛知県、三重県の多くの学校の校歌で「伊吹山」に関する語句が歌われている。