八ヶ岳・蓼科
野辺山駅(のべやまえき)
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最終更新:higashino9
基本情報
標高 | 1345.67m |
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場所 | 北緯35度57分19秒, 東経138度28分27秒 |
トイレ | |
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駅 |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
野辺山駅(のべやまえき)は、長野県南佐久郡南牧村大字野辺山にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)小海線の駅である。小海線内では長野県最南端に位置する。駅の標高は1,345.67 mで、JRグループの駅及び日本の普通鉄道の駅としては日本一高い地点に位置する。隣接する清里駅との間にJRグループの最高標高地点(1,375 m)がある。
なお、日本の最高標高の駅は鋼索鉄道を含めると立山黒部貫光黒部ケーブルカーの黒部平駅(1,828 m)、索道を含めると中央アルプス観光駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅(2,612 m)となる。また、世界最高標高の鉄道駅は中国チベット自治区のタングラ駅(5,068.63 m)である。
当駅は、1960年(昭和35年)4月25日以降、普通鉄道で日本の最高標高の駅となっており、それまでは同日廃止された草軽電気鉄道の国境平駅(1,371 m)が最高であった。
国鉄時代から「国鉄一高い駅」と「国鉄一深い駅」の縁で総武快速線馬喰町駅と友好関係にある(ただし、馬喰町駅については、東京駅京葉線ホームや2014年3月に廃止された吉岡海底駅の開業に伴い、最も深い駅ではなくなっている)。
1935年(昭和35年)開業時の初代駅舎は、当時の建築の流行に沿った流面形状のヴォールト型で、全体を白セメントで仕上げ、独立した屋根を持たない形式だった。開業当時にはたびたび美しい駅舎として記録されている。構造も特異で、古レールを鉄筋として下板を張り、その上にラス(金網)を張ってモルタルで固めていた。しかし、モルタルによる瓦なしのヴォールト構造が災いして早くから雨漏り・ひび割れが生じ、築15年にも満たない1948年(昭和23年)に、通常の木造駅舎への改築を余儀なくされた。2代目駅舎は初代ほど個性的ではないものの、ローカル線の木造駅舎としては建物の棟を高く作っていることが特徴だった。
現在の駅舎は1983年(昭和58年)に完成した3代目で、観光地に隣接する駅らしく尖塔を付けるなどの演出がされているが、正面玄関エントランス付近擁壁の独特な曲面などは初代駅舎のモチーフを踏まえたデザインである。なお、2024年度(令和6年度)に、当駅が所在する南牧村がJR東日本長野支社による当駅の無人化に関する打診に伴い、当駅の駅舎や敷地の購入に向けた交渉の実施が予定されている。