足指の運動可動域を広げる「グーパーリハビリ運動」-ヤマレコ

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更新日：2023年02月08日　訪問者数：1438

足指の運動可動域を広げる「グーパーリハビリ運動」

グーパーリハビリ運動は、登山に必要な「足指の運動可動域」を広げ、踏ん張って歩けるように促す運動です。親指の踏ん張る力に一番大きい役割があるので親指を中心に行います。

「足がしっかり踏ん張れないので、歩いているとフラフラする」
「ヨガや体操教室で、足の指がなかなか広げられない」
「散歩や山歩きをしていると、すぐに足が疲れる」

こんなお悩みはありませんか？

実は、足の指は「根本の関節がスムースに動いていない」ことが多いのです。
そんな時は手を使って、自分の足の関節をグルグル自由に動かしてみましょう！

足の疲れ軽減はもちろん、ケガ予防、外反母趾・浮き指対策にもピッタリです。
ぜひ「グーパーリハビリ運動」にチャレンジして見て下さい！

※こちらの内容は「足のバランス改善」を目的としています。
　そのため、特定の症状や病気を、治療または治療する目的ではありませんのでご注意ください。
　すでに医師や専門機関等から指導を受けている際は、そちらを優先してください。

【動画】グーパーリハビリ運動

グーパーリハビリ運動 - YouTube

足の指を踏ん張らせるためには、特に「親指（拇趾）の運動可動域」を広げておくことが必要です。
そのためには「リスフラン関節（足根中足関節）」の位置を知っておく必要があります。

リスフラン関節は、足の甲の中心辺りに位置し、人によっては少し盛り上がって変形している方もいます。
「浮き指」歩きが長く続いた後に、帷幄なりやすいのもこの位置です。

まず手の置き方を解説します。

【左足の例】
左手でリスフラン関節のあたりをしっかりと挟んで持ちます。
反対の右手の「中指・薬指・小指」の3本で足の親指（拇趾）を握ります。
のこった右手の「親指・人差し指」は左手で挟んだリスフラン関節の近くをい同じように挟んで持ちます。

まずは、足の親指をしっかり握らせる（底屈運動させる）、「グーの運動」です。
その際、足の親指を持っている「右手の親指の付け根」を、「足の親指の付け根」近くに当て、テコを聞かせるように曲げていきます。

変形があったり、浮き指が強い方は痛いこともあるので、無理はしないでください。
あくまでリハビリになるよう、ゆっくりと動かしていきましょう。

続いて、リスフラン関節をスムースにするための「パーの運動」です。

手の置き方はグーの時と同じです。
つま先側を握った右手を大きく、ゆっくりと円を描くように回してみましょう。
関節がずれている方は、この時に「ポキッ」と音がする場合がありますが、関節の動きがついた証拠ですので、痛みを伴わなければ続けましょう。