燕岳、大天井岳(日帰りピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 2,059m
- 下り
- 2,049m
コースタイム
駐車場 0150
中房温泉 0200
第1ベンチ 0215
第2ベンチ 0230
第3ベンチ 0250
合戦小屋 0330/0340
燕山荘 0425
燕岳 0450/0530
燕山荘 0550/0600
蛙岩 0625
大下りの頭 0640
切通岩 0755
大天荘 0820
大天井岳 0845/0930
燕山荘 1210/1300
合戦小屋 1330/1340
中房温泉 1500
駐車場 1510
水平移動距離 約19.5km
積算標高差 上り:約2,383m下り:約2,383m
コースタイム 標準:795分 自己:636分
コースタイム倍率 0.80
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
7月は天候不順で山に行けなかった。関東甲信は梅雨明けが早すぎたがその後も天候は安定しなかったし、北陸に至っては梅雨明けが8月上旬だった。北アの天気を見ていると(最近はライブカメラが多数あってとても便利)やはり晴天が少なく、夏空が安定するようになったのはようやくお盆直前になってからだ。
表銀座は高校生のときに一度歩いているのだが、このときは雨天で何も見えず、大天井岳、燕岳ともピークを踏んでいないので、今回は晴天を狙っての再挑戦になる。
テント泊縦走にするかどうか直前まで悩んだが、結局日帰りにした。テント泊装備を持つのが億劫なのだ。中房から入って燕と大天井をまず目指すが、その先どうするかは現場で考えることにした。常念ピストンか、あるいは常念から一の沢へ下りてタクシーで中房に戻る、なども選択肢として考えていたけれど、結局、大天井ピストンになった。
中房温泉には1時半着。運よく第二駐車場の道端に駐車できたけれど、下のほうにとめている車もちらほら見かけた。少し仮眠を取るつもりだったが、眠くもなかったのですぐに出発した。
最初から少し飛ばしてみた。常念も念頭にあったからだ。すると、暗闇の中、ベンチが15分おきくらいに現れて驚いた。合戦小屋にはCTの半分の1.5Hで着いてしまった。まだ満天の星空だ。結局、燕岳に図らずも夜明け前に着いた。合戦尾根を2.5Hで登ったことになる。日が差す前に登りを済ませたのはよかった。
夜明けの北アルプスの山並みを眺めることができた。北アに来てこれだけ素晴らしい眺望が得られた経験はそうそうない。御来光目当ての前泊の人々で山頂は混んでいたけど、東側は雲が多かったので御来光はなかった。
燕山荘から大天井岳への稜線歩きは天上の散歩道のようなのを勝手に想像していたのだけど、アップダウンもそれなりにあって結構きつかった。何しろ長い、大天井岳まで約7kmあるのだ。日が高くなると暑さにやられてスピードも出ず、CTを短縮できなかった。僕の弱点は日射と暑さだ。
大天井岳山頂では、燕岳を上回る(主観)眺望が得られた。雲ノ平も見えるのだ。すごいね。今回の山行で見えなかった北アの百名山って薬師岳くらいかもしれない。もうこの眺望に大満足だったので、この時点で常念へ行くのはやめにした。
急ぐ必要もなくなったので、復路はゆっくり。稜線歩きは景色はいいんだけど、日陰がなくて困る。わずかな日陰を見つけては休み休み歩いた。
燕山荘に戻ると、人がたくさんいてすごいことになっていた。合戦尾根の下りでも登ってくる人多数で、道を譲るために頻繁に立ち止まって待つ必要があった。とくに今回の山行中によく見かけたのが、踊る人形を髣髴とさせる変な絵のタグを付けた団体の人たちで、20〜30人/パーティを5パーティくらい見かけたかもしれない。高齢者が30人くらい連なっていると、下手すると5分くらい待つ。あとで調べてみたら、クラブツーリズムというところのロゴマークみたいだ。人気のある気軽な山だからか、カップル、家族連れも多数で、単独行は思いのほか少なかった。
下山後は中房温泉の立寄り湯で汗を流した。男湯はそもそも狭く、おまけに熱い湯船のほうは広いけれど熱すぎて誰も入れなくて、ぬるいほうの狭い湯船ばかりが混んでいた。
帰途は小仏渋滞を避けるために、途中のSA/PAで仮眠を取って深夜にしたのに、それでも渋滞していて驚いた。みどり湖PAではたまたまやっていた花火を眺めた。諏訪湖でも花火が上がってて、大雨で中止になった15日の花火大会の代わりかと思ったら、毎日やってるらしい。
夏山夜行日帰りで夜明け前に登りを済ませるスタイルは、暑さに弱い僕には合っているかもしれない。しかし体力的には夜行はつらいよなあ、今回は行動時間13時間、歩行距離約26km、ちょっと無理がある。水消費は3L(水2L、ポカリ0.5L、燕山荘で買ったカルピス0.4L)、凍らせた持参水2Lは保冷袋に入れてたら下山まで冷水を保つことができた。すごい。
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