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Yamareco

記録ID: 1028928
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
石鎚山

石鎚南尾根

2016年12月17日(土) ~ 2016年12月18日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.4km
登り
2,382m
下り
2,384m

コースタイム

1日目
山行
6:00
休憩
0:45
合計
6:45
7:25
70
8:35
8:45
40
9:25
9:35
45
10:20
10:30
165
土小屋分岐
13:15
13:30
40
14:10
二の鎖小屋
2日目
山行
12:20
休憩
2:00
合計
14:20
4:30
150
二の鎖小屋
7:00
7:30
30
愛大小屋
8:00
8:10
70
面河本谷
9:20
9:30
50
1530m南尾根稜線
10:20
10:30
60
西沢源頭部
11:30
11:35
120
南尾根1800付近
13:35
13:45
35
東稜合流
14:20
40
15:00
10
15:10
15:35
65
二の鎖小屋
16:40
16:45
15
17:00
17:15
95
18:50
西の川
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
 三の鎖から愛大小屋間は沢のトラバースが多く、大量の降雪直後は表層雪崩に注意。雪の多い時期は面河の頭経由の尾根筋のほうがいい場合があります。
 南尾根自体は灌木に覆われた尾根でそれほど難しくなく、実力があればロープ無でも行ける。また途中の岩峰は中沢側から巻くこともできる。支点は全くないが、灌木で取れる。またカム類を使うことによって、岩峰を巻くことなく忠実に尾根をトレースできるしそのほうが面白いと思います。
雪の橋を渡る。
2016年12月17日 08:04撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
12/17 8:04
雪の橋を渡る。
つげ義春的な図柄
2016年12月17日 08:45撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/17 8:45
つげ義春的な図柄
雪のトラバースを行き
2016年12月17日 09:15撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
12/17 9:15
雪のトラバースを行き
雪の橋を渡る
2016年12月17日 09:49撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
12/17 9:49
雪の橋を渡る
落ちると切ないことが待っているワイルドな橋
2016年12月17日 09:56撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
12/17 9:56
落ちると切ないことが待っているワイルドな橋
雪は次第に深くなり
2016年12月17日 11:39撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/17 11:39
雪は次第に深くなり
徐々に体力と
2016年12月17日 11:54撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
12/17 11:54
徐々に体力と
やる気を奪っていく。
2016年12月17日 12:22撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
12/17 12:22
やる気を奪っていく。
しかし、空は青く
2016年12月17日 12:40撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/17 12:40
しかし、空は青く
付けたトレースは嘘をつかない
2016年12月17日 12:55撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
12/17 12:55
付けたトレースは嘘をつかない
貸切状態の天柱石ルート
2016年12月17日 13:05撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
12/17 13:05
貸切状態の天柱石ルート
成就からのルートに合流すると
2016年12月17日 13:26撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/17 13:26
成就からのルートに合流すると
石鎚が出迎えてくれた
2016年12月17日 14:09撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/17 14:09
石鎚が出迎えてくれた
ここからが本番だ・
2016年12月17日 14:09撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/17 14:09
ここからが本番だ・
とはいうものの北壁を登るわけじゃない。
2016年12月17日 14:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
12/17 14:14
とはいうものの北壁を登るわけじゃない。
いつでも登れるとなるとどうもやる気が・・・
2ピッチ人工ってのもなんだか
2016年12月17日 15:19撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/17 15:19
いつでも登れるとなるとどうもやる気が・・・
2ピッチ人工ってのもなんだか
とりあえず明日の下見に
2016年12月17日 15:33撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
12/17 15:33
とりあえず明日の下見に
雪が深いのだけは分かった。
2016年12月17日 15:33撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/17 15:33
雪が深いのだけは分かった。
食事の支度は下っ端の仕事だ。
2016年12月17日 17:45撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/17 17:45
食事の支度は下っ端の仕事だ。
 野生動物がトレースを付けてくれてはいるが、残念ながら役に立たなかった。
2016年12月18日 05:13撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 5:13
 野生動物がトレースを付けてくれてはいるが、残念ながら役に立たなかった。
そうこうするうちに夜は明け
2016年12月18日 06:30撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
6
12/18 6:30
そうこうするうちに夜は明け
朝が来るが、まだアプローチの途中。
2016年12月18日 06:42撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 6:42
朝が来るが、まだアプローチの途中。
沢筋は雪がことさら深い
2016年12月18日 07:01撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/18 7:01
沢筋は雪がことさら深い
予定の2.5倍かかって愛大小屋到着。
2016年12月18日 07:39撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 7:39
予定の2.5倍かかって愛大小屋到着。
右側のスカイラインが南尾根
2016年12月18日 07:42撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 7:42
右側のスカイラインが南尾根
250m下り、面河本渓を渡る。
2016年12月18日 08:10撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 8:10
250m下り、面河本渓を渡る。
なんてことない斜面だが、そのしんどさは登った者にしかわからない。
2016年12月18日 09:03撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 9:03
なんてことない斜面だが、そのしんどさは登った者にしかわからない。
珍しい角度からの石鎚。
2016年12月18日 09:28撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 9:28
珍しい角度からの石鎚。
こうみるとなかなかかっこいい。
2016年12月18日 10:06撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
5
12/18 10:06
こうみるとなかなかかっこいい。
横に走るのは面河道。冬は通行に注意を要するし、かえってしんどいと思う。
2016年12月18日 10:06撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 10:06
横に走るのは面河道。冬は通行に注意を要するし、かえってしんどいと思う。
なけなしの余裕をかます男。
2016年12月18日 10:12撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 10:12
なけなしの余裕をかます男。
もうちょっと発達したら中々のアイスエリアだが
2016年12月18日 10:23撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 10:23
もうちょっと発達したら中々のアイスエリアだが
アプローチは最低で7時間だ。
2016年12月18日 10:34撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
12/18 10:34
アプローチは最低で7時間だ。
南面はほとんど雪が解けていた。
2016年12月18日 11:16撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/18 11:16
南面はほとんど雪が解けていた。
ようやくロープを使う場面に
2016年12月18日 12:21撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
2
12/18 12:21
ようやくロープを使う場面に
やってやる!
リッジ伝いに登れば男前なのだが。
2016年12月18日 12:58撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 12:58
リッジ伝いに登れば男前なのだが。
お手軽に巻きました。
2016年12月18日 12:58撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/18 12:58
お手軽に巻きました。
巻いても怖かったり
2
巻いても怖かったり
漸く東稜に合流する。
2016年12月18日 14:13撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 14:13
漸く東稜に合流する。
手前のギザギザが南尾根。あまり楽しい尾根ではない。
2016年12月18日 14:35撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
1
12/18 14:35
手前のギザギザが南尾根。あまり楽しい尾根ではない。
漸く頂上に着いたが、これから西の川まで降りなければならない。
2016年12月18日 15:02撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/18 15:02
漸く頂上に着いたが、これから西の川まで降りなければならない。
いそげばロープに乗れそうだけど
2016年12月18日 15:02撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
6
12/18 15:02
いそげばロープに乗れそうだけど
最初から乗る金なんか持って来てない。
2016年12月18日 16:54撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/18 16:54
最初から乗る金なんか持って来てない。
で、19時西の川着。とても疲れた。
2016年12月18日 19:07撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
3
12/18 19:07
で、19時西の川着。とても疲れた。
図らずとも、いい弧を描いている
3
図らずとも、いい弧を描いている

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ ザック アイゼン ピッケル ストック 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ 食器 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ナイフ カメラ シェラフ ヘルメット
共同装備
調理用食材 コッヘル ファーストエイドキット ツェルト

感想

以前逃げさせて貰った南尾根。
性懲りもなく連れてって貰う。

天柱石ルートの深雪では一部胸ラッセルでハッスル
泊まったニノ鎖小屋では夜空に涙し
裏参道のヒドゥン・ハッシーに恐れ慄き成長したルンゼ雪壁と戯れ
登り一辺倒、アホみたいな南尾根の登りにエクスタシーを感じ

再度まみえた南尾根・岩稜 By雪付き

前よりもスムーズに攻めれた気がする。たぶん気のせい?

それよかジャックナイフ氏とのロープの呼吸、リズムがいい感じになってきた気がする。たぶん気のせい?

課題とした「グローブ着けたままのロープワーク」はまだまだ。(←オマイまだそんな事言ってんの!? みたいなツッコミは受け付けま点)

良く歩いた、体重▲1^ ^




 昨年同様今年も雪が降らないので、雪のあるところに行きたかったが、ひと月に3回行くわけにもいかず、SHINの訓練かねて、石鎚の東稜と南尾根に登ることにした。ところが直前に雪が一気に積もったようで、初日の天柱石ルートからいきなりのラッセル。甘く見てわかんを持って来てなかったので全部ツボ足。まあ深いところでふともも辺り、概ね脛から膝下なんで気持ちが折れるほどではないが、それなりに消耗した。二の鎖小屋に着いて、予定の東稜に行こうと土小屋方面に踏み出すといきなりの太ももラッセル。SHINにどうするかと聞くと、明日の南尾根に力を集中させたいとの意向。その意思を尊重した。
 時間があるので三の鎖から明日のアプローチを偵察。200mほどトレースを付けたがやはり深いところで太もも位は行く。まあ下りだし何とかなるだろと明日の出発を30分早めるだけの安易な対策を立てた。
 翌日、予定の1時間を倍以上かかって愛大小屋に着いた。面河の本谷を渡り、西沢の左岸の斜面を南尾根に沿って登っていく。ごろごろした岩に雪が乗っかっている状態でうまく岩をつなげれば比較的楽だが、間に足を入れるといきなり落ち込むというハイリスクハイリターン?な斜面、とてもしんどい。1530m付近で南尾根に乗り、30分ほど雪の積もった笹を登り、ギャップが出てきたので西沢側に巻いた。西沢源頭部から支尾根に取り付き、雪笹の急な斜面を上る。とてもしんどい。
 上り詰めてようやく南尾根の核心部に着いた。ロープを結び、4〜5ピッチで東稜に合流。東稜はロープ無で簡単に上り南尖峰に着いた。ここからもラッセルが待っていた。
 時間は15時。誰もいない山頂で周りを見回し。しんどかったし、南尾根の登り自体も、もっと攻撃的にやるべきだった。安易に流れてしまったなどと考えていた。
 でもまあ、年末の山行のちょうどいいトレーニングにはなったような気がする。と、おもいつつ、西の川までの下りを考えると、トレーニングはまだ終わってないことに気が付いて愕然とした。これから4時間か。めんどくせえ。

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コメント

お疲れ様でした(^.^)
西之川〜〜(*≧∀≦*)南尾根〜〜(o^^o)
ちょっと雪が積もったんで鬼ガ城に雪山ハイク行ったら膝に水が溜まって(*≧∀≦*)今年はもう行けんなった。来年東陵❗
2016/12/20 9:18
Re: お疲れ様でした(^.^)
膝水きましたか(・・;)
まぁすぐに治るでしょう

灌木たちはやはり手強いっすね
2016/12/20 12:30
相変わらずアグレッシブ・・
ようやりまんなー・・
ええー、これが年末山行のトレーニング・・
どんだけクレージー・・見るだけで、寒い・しんどい・怖いわ・・
2016/12/20 10:29
Re: 相変わらずアグレッシブ・・
最近はダークサイドな山行ばっかです(^^;;
それなりに体力はついてきた感じになってきました
2016/12/20 12:33
お疲れさま( ^-^)_旦〜
写真コメントが物語のよう巧く繋がっていて毎回真剣に引き込まれてはガクンとユーモラスにメリハリあって上手いな〜👏👏👏
2016/12/26 19:40
Re: お疲れさま( ^-^)_旦〜
ありがとうございます^ ^

今回のは氏の作品で。なるだけ内輪ネタならぬよう、気をつけています
dejavuさんのレコも参考にさせて頂いております^ ^
2016/12/27 9:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
石槌の古道と山体を八の字で廻る!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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