三田原〜高谷池(泊)山スキー:翌日はガスでほとんど視界なし!

アブハチ
その他1人 - GPS
- 29:27
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,240m
- 下り
- 2,285m
コースタイム
| 天候 | 1日目 晴れ 2日目 ガス(ほとんど視界なし)昼頃より回復 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
翌日、あまりの天気の悪さに、前日のGPSのトレースを忠実に戻ることにした。 GPSがなかったら、絶対進むことができないほどの視界の悪さ。 |
写真
感想
強風とガス(ほとんどホワイトアウト)に苦闘:三田原山〜高谷池1泊ツアー 1日目登滑さんと山スキーに行ってきた。
2/10(日)
5:30 松代インター前のおぎのやに集合(but 10分遅刻)2台で中郷インターを降り、岡沢集落最終除雪地点に登滑さんの車をデポ。(3月だと第1発電所まで行けるようですが、ほんとに岡沢集落までです。)私の車に荷を移し、妙高杉の原スキー場に。7時過ぎに到着。7時半ごろ準備し、8時のゴンドラに乗る。次の第3高速リフトの運転開始は9:30.1時間もあるよ。1時間というと、シール付けて登ってもそんなもんか?ということで待つことにした。
1時間じっとしているのは、・・・・寒い!リフト小屋の陰で風のよける。リフト係員の若いお兄さんに聞いてみると、『準備出来次第、運転しますよ』とのことだった。
9:15頃動いたかな? 勿論1番乗り。でもシール付けるのを手間取っていたので、複数パーティが先に出発。別にいいのさ、だって今日は三田原から滑走するわけじゃないのでね。
稜線に付く前に、先のパーティが滑走に切り替えるようだ。後ろから来たパーティもそこで引き返す模様。登滑さんから 高谷池行くの止めますか?なんて言葉を期待するが、・・・。頑張って稜線に。稜線は僕らだけのようだ。
大事なこと!稜線では、雪庇がかなり張り出していて亀裂が入っています。南側(左側)の樹木のすぐ横を通過していくこと!なお、登滑さん、その亀裂に落ちて転倒。もう少し先に行って、シールをはがして滑走へ。シールはすぐに使うことになりようなので、両側から折り返して、ジャケットの胸の中にしまった。雪庇のある尾根から右の沢に降りて、しばらくして大雪原に。
ガスも濃くなってきた。(完全ホワイトアウトではない)GPSとコンパスで方角をだし茶臼山と黒沢だけの鞍部目指して登る。12:46 ほとんどホワイトアウト (ちなみに翌日のこの場所は完全にホワイトアウト!)
GPSを見て、この尾根だろうと下る。⇒少し降りて再度GPSを見ると、・・・・
・・・・オーマイゴッド! 全然あさっての方角だよ! よかったこの辺で気づいて。少し登り返す。
すぐ高谷池ヒュッテが見えるかと思いきや、ちょっと難儀する。この森の裏側かな?…ビンゴ!
高谷池ヒュッテには階段を使って、3階の窓から入ります。ビールで乾杯! と行きたいところだが、な、なんと、登りだしてから、ここヒュッテに着くまで、何も口にしていないのだ! だから、まずはテルモスのホットレモン、そして少しお腹に入れてからビールで乾杯! その後、登滑さんが持ってきてくれた大吟醸酒(日本酒)で大吟醸だと、冷なんだろうが、何せ寒いのだ。 熱燗で!
ちなみに、僕らの他に先客が4人パーティがいた。昨日からの連泊のようでもう宴会モードでした。ん? どこかで見たことあるような・・・でも間違えら・・・・・
でもやっぱり似ているな。だいぶ後になって声をかけたら、ビンゴ ミッツさんでした。(みいさん、宮さんの知っている人ね)
夕食はレトルトのもつ鍋にうどん2玉投入。・・・汁が少ないじゃないか! モツ焼うどん状態 でもお疲れモードでこんな状態で食べるうどんは美味だ!
冬季小屋は布団が使えるが、掛布団は自分のシュラフを使った。7時ごろ4人パーティと打ち合わせたわけでもないが、ほぼ同時に就寝。しかし、起床予定は7時だから12時間睡眠!?案の定、腰が痛くなった。夜中は突風?ときおり無風?どっちやん?突風正解。
2/11
寒い。しかし、きっと温度はー5℃くらいだろうか?この1泊山スキーツアーでは、−7℃〜ー14℃、そこへ風速10m/sが加わるので、最低体感温度はー20℃だろう!それに比べれば大したことない! はず!!なんだが、いかんせん冬山と下界とでは身に着けているものが違う。でも、寒い、寒いのだ。
さて、前日(2/10)は7時ごろ就寝だったかな?(時計を車に置き忘れていた。携帯は電源オフ)強風の音で起きるというよりも、寝過ぎ! 腰も痛い。朝の3時かなあ?4時かなあ?5時かなあ?(時計がないのでわからない)奥の4人組の人がポツリぽつりと起きてトイレにでも行っているのかな?やや明るくなった頃、登滑さんが目を覚ましているのに気付いた。何時?と聞くと、6:50 と答える。
さて起きて朝食の用意でもしますか。でもその前にトイレだ。根性で大キジを済ます。お尻が冷てえええええええ。
朝食は安直に、Jフィーズの赤飯。とインスタント味噌汁。そうだ、朝型暇つぶしにアーモンドチョコレート1箱を食べきっていたな。示し合わせたわけではないが、なぜか4人パーティと同じ時刻に出発。ヒュッテにサイズ違いで長靴が置いてあり、それを使っている。
ヒュッテ前でスキーを装着。4人パーティは12曲り、笹ヶ峰牧場の方へ行ったようだ。僕らは、三田原山経由つまり来た道を引き返すルートにした。
12曲りの方が早い気がしたが、夏は通ったことがあるが、冬の経験はない。果たしてあの急傾斜はどうなんだろう?という不安。三田原経由は、登りが結構あるのはわかっているが、それでも危険なところはない。来た道を戻るので昨日の軌跡がGPSに残っているというのが一番の強みだ。
茶臼山へのゆるい登りになるが、ほとんどホワイトアウト。12曲りの方が何となく見えるが、あっちの方が良かったかなあ?後ろ髪が引かれる。
完全にホワイトアウト状態。崖の際に行って初めて現在地がわかるということ。茶臼山もいつ超えたんだろう?GPSで理解できたが、地形的に超えた感覚はなかった。そしてこれから下りになるのだが、ここではシールは外さなかった。きっと深雪でシール外してもそんなに進まないだろうというのと、シールを外して再度つけるとき接着しなかったら?と考えると、ここはシールを付けたまま降りることにした。案の定、直滑降でもゆっくりと降りて行った。ただ、何もしていないのだが両脚は緊張しているので太ももパンパン。
黒沢池の平らの地形に降りると、・・・・完全にホワイトアウト!かろうじて5mほど後ろにいる登滑さんが見える程度。進んではGPSで位置を確認。後は視線を真下にして(どうせ上を向いても何も見えない)スキーの進行方向に進んでいくこととする。ときおり一瞬だが視界が張れて対岸?の山の傾斜が見えるとホッとする。GPSで確認し、三田原山への登りに取り掛かる。
1人だったらこんなの絶対嫌だな!って言うか、昨日の三田原山の登りの段階で引き返しているだろう。でも、先週の山行でホワイトアウト状態の中進んだ経験があるからある程度平静でいられる?のかな。
昨日は行動開始してから、ヒュッテ到着まで何も口にしなかったので最後2人とも少しばてたので、今日はときどき補給します。
12:36 三田原山の山頂もいつのまにか通り過ぎていた(GPSは見ているんだけどね)
12:39 いきなり登滑さん穴に落ちる! 雪庇が大きく成長していて、雪庇が重力に従って下に引きずられて亀裂が走っているようだ。その亀裂の上にうっすらと新雪が乗っているので分からないのだ。まるでプチクレパス状態。そう言えば、登滑さん往路のときもこの辺で落ちたな。後ろから歩いている自分も、・・おおっと危ねえ!近くに行って彼が落ちた穴を覗くと2m近くの深さがあるよ。片足が落ちただけだから何とかこんな格好で済んだようです。(ちなみに、15mほどの補助ザイル持ってきています。 ⇒予定通り黒菱山へ進んだとき、雪庇を切り崩すとき必要かなと思ったのですが、そうじゃなくてもやっぱり一応持つべきですな。)
三田原山山頂の後、いくつか小ピークの登りがあるので、登りの要らないところまでシールを付けてっ下った。GPSで滑走開始地点を確認し、シールを外す。ついでにテルモス(保温水筒)のお湯を飲む。
さあ、滑りまっせーーー。と行きたいところだが、最初は左にトラバース気味に進む。これじゃ、面白くない!
真っ直ぐ降りましょう。第3高速リフト(要ずるに昨日の登り開始地点)に戻るのは後が楽だけど。ゲレンデを滑るのは嫌だ。まだ時間はあるのだから、せめて滑走は楽しみましょう。
ところで、滑走の写真必要ですか? 別にいらない ということで、滑走中の写真ありません。今日は誰も登ってきていないのかな?滑ったトレースもない。昨夜積もった40僂曚匹凌契磴2人ともばっちしテレマークターンが決まる。
ひゃっほう! 小生は雄叫び。しかし、左の例の(高速リフト横の沢)沢が見える。あれ? 沢に行ってしまうのか??右へ右へとルートを取ると回避できます。
一か所、ここは左の沢に降りたほうがいいかな?というところがあったが、降りなくて正解でした。その後左の沢はまた深くなっていた。昨日山スキーヤーが滑ったトレースはうっすらとのこっているのも助かる。何とか危険地帯を通り過ぎると、平坦地獄。ゆっくり下っているところもあるが、ほぼ平ら。でもこんな時、テレマークは強み。スノーボーダーはこういう時大変だろうな。
14:29 樹林がちょっと開けて、林道が見えた。その林道には例の4人パーティのものと思われるトレースがあった。やっぱり彼らの方が早かったのか。ときおり、高速状態もあるがほとんど緩い下り。ゲレンデに出て一番下まで降りる。駐車場に戻るには一本リフトを乗らないといけないのだが、確か、4年前に来たときは無料だったような・・・・・係りのおじさん、『チケットいるんだよ』でもチケット売り場はないので見逃してくれた。 ⇒ すみませんでした、ありがとうございます
最後の最後一すべりして到着。そして記念写真 。駐車場内を歩いていくと、登滑さんが、あの雪の乗っている車そうじゃない? 自分の車1台だけボンネットの上にたっぷりと雪が積もってました。岡沢にデポした登滑さんの車はもっと凄いことに・・・エスティマの倍、積もっているね。ちょっと北によっているだけなんですがこんなにも違うとは・・・
あとは、真っ直ぐ高速で帰りました。
さて、無事家について、即、夕ご飯の用意した。お米研いで、シチューの用意して、登山の片づけして、お風呂用意して、お風呂入って、・・・・お腹空いているはずなんですが、この2日間小食でしたのであんまり入らなかった。寝る前にもう一度お風呂に入って体を温めた。
ということで、この山行はGPSなしでは語れないな!
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