[播磨探索8]大雪の七種山で雪山満喫!七種槍は危険で撤退


- GPS
- 04:24
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 898m
- 下り
- 889m
コースタイム
天候 | 大雪、一時薄日。風は弱い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
∈醋膸山門前駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
次の福崎町観光協会のHPを参照 http://www.fukusaki-tabigaku.jp/kankou/nagusa.html 今日は大雪で登山口約20cm、山頂約30cmの新積雪あり、 登山道の凹凸、岩場の足掛かりが全く分からず、きわめて危険な状態でした。 特に岩場は段差(足掛かり)のないフラットな傾斜面が多く、 雪をかき分けて足場を探し、ないところもあるのでそういうところは 強引に登りました。 尾根コース(青少年野外活動センターから七種槍への道、七種山から小滝林道への道)は、やせ尾根部分で足を踏み外したり、横にスリップすると 即転落死の可能性があったので、断念しました。 |
写真
からコピーさせていただきました。ありがとうございます。
装備
個人装備 |
ハードシェル
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
昼ご飯
水筒(保温性)
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
カメラ
ストック
|
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備考 | 食料はパン類3個、飲料は暖かいお茶500cc、ポカリ500ccを持って行ったものの、行動中は結局飲まず食わずで、下山後に車の中でとりました。 |
感想
今週は月曜日が祝日でお休みだったため、昨日の土曜日が代わりに出勤日となり、今日1日しかお休みがありません。天気も強い冬型で曇りで山沿いは雪の予報。
それでは半日コースで軽く雪山へとおもって七種山(なぐさやま)に行くことにしました。
山陰よりは瀬戸内側の山なので、予想では雪はあっても普通に歩ける程度と思い、七種槍コースで周回し、その後先週登った笠形山へ、同じ日に登って行方不明になったかたの捜索もかねて行ってみよう、この日はちょうど登山口のグリーンエコー笠形でどんど焼きを午後2時からやっていて、甘酒等もいただけるとのことだったので、それも楽しみでした。
しかし、明石では月明かりの海がきれいだったのに、姫路あたりから雪がちらつきだし、登山口で予想外の積雪量でした。
ふかふか雪で凍っていないのでアイゼン、ピッケルは効かないと見て持ってこなかったのですが、ゴア上下にゲイター、シングルストックで出発しまた。
誰もいなくて静かな青少年活動センターを横切り、遊歩道に入りましたが、尾根にでる道がよくわからず、地形図の破線ルートをたどると、とても急でやぶの上に大量の雪が積もっていて、足場も滑りやすくて足掛かりのない岩が隠れていたりと、いきなり難儀、ようやく尾根に出て快適な尾根道を進むと今度はとても急で痩せた岩尾根となり、1つ目の岩場は鎖があって何とかクリアしましたが、次の岩場は鎖が見当たらず、岩の下がすっぱり切れ落ちた崖になっていて、登山道や足掛かりが雪に埋もれて分からないので、転落の可能性があり、登れたとしても下るのはまず無理、引き返すこともできなくなったら本当に進退窮まることになるので、撤退することにしました。
鎖につかまって1つ目の岩場を何とか下り、その後は雪に埋もれた岩や木の根に足を取られながらも青少年活動センターの駐車場へ戻り、車に積もった雪をかき出してから、時間があったので初心者ルートで滝を見ながら七種山だけでも登頂しようと、奥の駐車場へ移動しました。
作門寺山門前駐車場までは車が通った跡がなく、久々にちょっと緊張する20cmの深雪ドライブでした。さらに上、滝のすぐ下にも駐車場はありましたが、さすがにそこまで車で突っ込むのはやめておきました。帰りに通れなくなったらやばいので。
(帰り道、倒木が倒れていて一瞬焦りましたが、幸い軽い木だったので一人で簡単にどけることができました)
さて第2ラウンドで七種山、道はしっかりしていましたが、滝の横の登りと、その後の登りは全体に急斜面で、足場が埋もれているだけに歩きにくく、とうてい普通には歩けず、足場を探りながらの登頂でした。途中、日が差してきて展望を期待したのですが、山頂も雪、来た道を戻るのはつまらないので別の道を下ろうとしましたが、こっちは下り始めてすぐにやせ尾根を通るため、またしても転落の危険が高く、結局山頂へ登り返して登ってきた道を下りました。
滝の横の急斜面は下りたくなかったので、滝見台経由の遊歩道で下り、安全に林道まで下ることができました。
車にはさらに10cm以上の新雪が積もっていて、ここでも雪かきしてなんとか脱出。人里まで出たときはほっとしました。
計画ではこの後笠形山へ最短ルートで登る予定でしたが、七種山だけで十分満足したのと、雪まみれになって、それが解けて結構濡れたので、もういいやとなりました。
結局この日は誰にも会うことなく帰宅しました。加古川の手前までは結構雪が降っていたのですが、瀬戸内にでると雪も上がって明石は暖かい日が差しており、不思議な感じでした。
コメント
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shigetoshiさん こんばんは
無事に帰還できてほっとしました。
写真を見ただけでも鳥肌が立ちます
積雪期はもちろんですが、無雪期でも手強わそうですね
先日行った笹子の山もそうですが、新雪は全くアイゼン役に立たなく苦戦しました
新雪時はアイゼン+ワカンが良いのでしょうか?
最も僕のような雪山初心者
お疲れさまでした
niiniさん、こんばんは。
確かに、無雪期のレコを拝見しても、人によっては危険と思われる方も
多い場所です。
雪が少なければ普通に歩けたとは思いますが、今回は多すぎました。
私の場合ですが、新雪ではアイゼンは使いません。
新雪が今回のように30cm(ひざ下)程度で、軽ければツボ足がですね。
それ以上になったらワカンですね。
ただ、新雪の下に古い雪があって、それが締まっていたり凍っていたり
するときはアイゼンをつけます。
アイゼン+ワカンにしたことはありません。
今回のような険しい岩稜で新雪がついて岩の凹凸がわからないと
お手上げですね。ある意味、最も手ごわいといえます。
もっと雪が多くて岩の凹凸が関係なくなれば、キックステップで
登れますし、雪が少なければ普通に登れます。凍っていたらアイゼン&ピッケル
で登れます。
でも今回はそのどれでもなく、もしそれでも行くしかないとなったら、
時間をかけて雪を全部どかして足掛かりを探していくしかありません。
それでも転落の危険があるので、ロープで確保することも必要ですね。
雪をどかすには、それなりの装備(完全防水の手袋やスコップ等も必要です。
ということで、今回は無理と判断して撤退しました。
まあ、いずれにしてもその状況に適した装備が必要ですね。
だめなら、戻れるうちに撤退です。
参考になれば幸いです
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