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積雪期ピークハント/縦走
アジア
チャダル(氷の回廊)トレック in Ladakh
2017年01月28日(土) ~
2017年02月20日(月)
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
天候 | 例年に無い大雪が5日間ぐらい続き、飛行機の欠航、悪天によるパーミション発行が遅れたり。それでも、幸運のおかげで無事に出発。 チャダル・トレック中は、2-3日雪が降る寒い日がありましたが、有り難いことにその後は、ほとんど真っ青な空が輝く、快晴が続きました。 したがって、復路は氷がゆるんできていたので、かなり緊張しながら歩くことになりました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
飛行機
●何としても、次の日に飛びたいので、別の航空会社のチケットを購入した。 1/30も、レーでの天気が回復するのを待ちながら、ゲート前で何時間も出発を待った。他社便は、全てキャンセルされたという。しかし、天は味方してくれたようで、自分たちのフライトは、約7時間遅れて出発してくれたのだった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●レーで大雪が続いたため、一旦チャダルトレックのパーミション発行が停止されていたが、2月2日に許可証を得ることができ、この日に出発となった。予定より2日遅れの出発であったが、余裕のある日程であったため、もう一度行程を組み直し、予定通りにレーに戻れるようにできたので、特に問題は無かった。 ●車でトレッキングポイントへ行く途中、土砂崩れのため道路が通行止めになり、少し手前から歩き始めることになった。 ●1月〜2月ザンスカール川が凍って、氷の回廊(チャダル)になったところを歩くのですが、この川は、大蛇のように大きく深く、渦を巻いたり逆流したりしながら、うねったり怒濤のように流れたり…。 深いところは20mもあるそう。場所によって、川の両側の凍った部分を歩いたり、凍結した表面を歩いたり。カツンカツンの固いところもあれば、シャーベットのような所もあれば、温度が上がってずぼっと足が入ってしまうことも。 迂回して、側面の岩場を登ることも。 ●気温は、ずっと氷点下。テントの中でも-18℃という日もあった。 自分たちが歩いた期間は、だいたい-8〜-16℃位。 -8℃位だと、「今日はわりと暖かいね。」なんていう会話が。 ●水が付くとすぐ凍ってしまうので、表面がつるっとして紐などの無いブーツが適しているとのことで、現地で長靴を購入した。ウール100%の靴下に持ってきた自分の靴下を重ねて、2重にした方が良いと勧めてくれた。 |
その他周辺情報 | 今回は、3人のゲストに対して、9人のスタッフ。 ガイド、コック、ヘルパー2人、ポーター5人。 タマネギや人参も凍っているのを刻んで、毎回温かく美味しいお料理を作ってくださり、健康維持ができました。 テントも手際よくさっさと張ってくれ、またトイレテントもすぐ設置してくれ、助かりました。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
軽アイゼン
行動食
非常食
水筒(保温性)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
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感想
こんな体験は、したことない! 胸が高鳴る、濃い深い体験をさせていただきました。
ザンスカール川は、時に激しく・時にやさしく、ガンジス川のような神格を観じました。
全面凍結していて、川の真ん中を歩いているとき、川に抱かれているように観じたり。それでも、何十センチか下では、川は流れているのですから。
シャーベットのような所に、足を滑らせたとき、うわって、思わず顔がほころんでしまったり。「ああ、貴方に触れている、絡み合っている。」って。
たくさんの学びもいただきました。
ご一緒してくださった皆様、感謝感謝です。
ありがとうございました!
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氷の回廊ですか〜
厳しい自然だけでなく、
その中に生きる人たちの生活も見られて
とても貴重な体験だったでしょうね!
お疲れさまでした
こんなに寒いところで、ずっと子供の頃から育ち生活をしている人々の、何というたくましさ。
シンプルで、自然に逆らわず、ニコニコ笑いながら、寒いときは大声を出したり歌ったり。
彼らの底抜けな明るさに、たくさんの元気とまごころをもらいました!
どの写真を見ても美しいです!
実際に自分の目で見たら感動も大きいでしょうね。
歩く道が難路なだけでなく往復の交通も大変なんですね、でもガイドさんはじめ素晴らしい人達にも恵まれたトレッキングでしたね☆彡
本当に。経験豊富なガイドさんが、一番の頼りでありました。
彼がここに足を着いても大丈夫と言えば、安心して足を乗せられました。
ある迂回の時、岩はすべりやすく、足場を見つけにくかったときは、ガイドやスタッフ総出で、杖を射して足場を作ってくれたり、自分の手足を使って、足場になってくれたり。
確実に安全にゲストの行く道を確保してくれ、いつでも安心でした。
心が温まるホスピタリティに、感激しました。
無事帰国おめでとうございます。
お天気に恵まれて空が青く雪が白く、本当に素晴らしい世界ですねー!!
この中で生活されている地元の方々も自然に生きられていて素敵です☆
厳しい環境だから素敵な方々なのかしら。
写真に心が洗われます♪ありがとうございます。
お疲れ様でした!
CYOKOCYOKOさま
コメント、ありがとうございます。
地元で暮らす人々の素敵さも感じてくださって、嬉しいです。
厳しい自然環境。
余分なものが存在しない、また目に入らない、さらに人工的なものが必要最低限しかない環境。
持続可能にするために、オーガニックにやるしかない有機的循環農業。
便利の代わりに、人の温かい心や手が、たくさん関わっている…。
やっぱり、これって素敵ですよね!
はじめまして。
poornanandaさんと同じ1/30にデリーからレーに飛んで、2/2にチャダルをスタートしました。びっくりです。すぐ近くに日本の方がいらしたんですね。
なんだか嬉しくてコメントさせていただきました。
私は2/6にハナムル村でスタッフさんのお家に泊まりました。写真を拝見すると隣の家のようでした。
(2/7〜9にザンスカール谷の村々を訪ねつつカルシャ村まで行き、2/10にチャダル再開、2/13にレーに戻ってきました)
雪の降る厳しく荒々しい風景も、スコーンと晴れ渡った空の下のチャダルも両方体験できて最高に楽しいチャダルでした(よね?笑)!
会ってお話したかったです。
kita-sunさま。
はじめまして。なんと、同じフライトに乗ってレーに行き、同じ日にチャダルをスタートしていたとは、本当にびっくりです。
途中で、お顔を合わせることがなくて、残念でした。
本当に、素晴らしいチャダルトレックでしたね!
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