春を探しに幕山へ

2017年03月11日(土) [日帰り]

• GPS: 02:59
• 距離: 5.4km
• 登り: 444m
• 下り: 457m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:18
• 休憩: 0:40
• 合計: 2:58

9:58 幕山登山口
10:11 10:13 湯河原幕岩（桃源郷）
11:13 11:48 幕山
11:58 12:00 自鑑水分岐
12:25 12:26 大石ヶ平
12:56 12:56 幕山登山口
12:56 ゴール地点

子どもの足でも十分歩ける距離です。

天候

曇り時々あられ

アクセス

利用交通機関：

電車

JR湯河原駅から箱根登山バス　幕山公園バス停下車

コース状況／危険箇所等

危険箇所無し

写真

3/11 9:40

「梅を見ながら登山しよう！by naotomo企画」という事で、鼻息あらく湯河原の地へ舞い降りた我々一行。
バスを降りて最初に眼に飛び込んで来たのは「湯河原梅林は只今見頃すぎです」の文字。
「見頃すぎ」とは「スゴすぎ」とか「可愛いすぎ」とかみたいな「梅林が見頃すぎて震える」くらいの状態なのかと勝手に思っていたが、どうやら「見頃が終わっている」という意味のようだ。日本語は難しい。

ん？背中に突き刺さる様な視線を感じるのは気のせいだろうか？

3/11 9:41

追い打ちをかけるように、今にも雨が落ちてきそうな空模様。
天気予報は「穏やかに晴れるでしょう」との事だったが、私の心情は全く穏やかでない。

3/11 9:42

梅林に近づくと案の定梅は結構散っており、全く無いわけではないが「すごい！きれい！」とリアクションするには微妙な感じ。
急速に我々を微妙な空気が包み込んだ。いつもだったら登山口を前に気持ちが高ぶるところだが、この日は何となく山に対する気持ちが遠のいてしまった。
kurimemfさんは本格的に登山を始めて日も浅い事もあり、俄然やる気を出しているようだったが、nozawakiraさんに至ってはポケモンを探し始めてしまった。

3/11 9:57

このままではイカン。今回のCLでもある私は気持ちを奮い立たせて登山口へ移動した。当初の予定通り梅林内にある登山口から登山を開始しよう。

3/11 10:01

今回は3人の子どもたちが付いてきてくれた。
満開の梅は見せることができなかったが、この微妙な空気に耐えながらも最後までやり抜く大人の生き様を見て欲しい。
そして、事前の情報収集がいかに大切かを伝えたい。

3/11 10:02

血眼になって探しまくった、梅が一番咲いてそうなポイント。
が、なんだか寂しい絵面だ。カメラマンの心が曇っているのか、空の色が寂しさを余計に際立たせている。

3/11 10:08

「思ったより残ってますね！」
「・・・・・・・」
気持ちを盛り上げてもらうために気休めを言ってみたが返事がない。。

nozawakiraさんはポケモンの巣が無いことに少し苛立ち、kurimemfさんは遠くをじっと見つめたままだ。

しかし今回はkurimemfさんのザックがデカい、、
前回の山行では20L以下だったはずだ。
そういえば最近山岳テントを購入したらしく、4月になったらテント泊へ行こうという話で盛り上がったのはつい数日前のこと。
もしかすると1ヶ月間違えてテントを持ってきてしまったのかもしれない。
「今日のテン場どこですか？」とか言われたらどうしよう。

3/11 10:36

南の空はようやく青さを取り戻してきた。手前に初島、春霞の奥にぼんやりと見えるのは伊豆大島だろう。

3/11 10:36

傷心気味な大人達をよそに、子どもたちは軽快にいいペースで歩いて行く。

3/11 10:47

と、気づいたらkurimemfさんが、突然黄色になっていた。
さっきまで灰色だったのに、どうしたのだろう。しかも結構強い黄色だ。
聞いてみるとリバーシブルのフリースだそうだ。汗をかくと裏返しにして乾かすらしい。やばい今日のkurimemfさんはかなり本気だ。
恐る恐るザックの中身を尋ねると「初めての○△×■なので、心配で色々持ってきた」と言っていた。
○△×■の部分が良く聞き取れなかったが「初めてのテント泊」と言われたら返答に困るので、聞き返さずにそのままスルーしてしまった。

3/11 11:00

よく見るとnozawakiraさんもいつの間にかパンツの丈が短くなっており、その足元からピンクの靴下が覗いている。
気持ちがほっこりするような春コーデだ。
春登山のマストアイテムとして、どこかの雑誌に紹介されてもおかしくない。
確かに春を見つけた気がした。

3/11 11:13

そんな春コーデなnozawakiraさんは、山頂に近づくとだんだん機嫌がよくなってきて、足取りが軽い。
ピカチューでも見つけたのだろうか。

3/11 11:23

山頂はあいにくの天気にもかかわらず、多くの人々で賑わっていた。

3/11 11:18

正直寒すぎてビールなんて、、という感じだったが、やり抜くための意地の乾杯。
kurimemfさんは山頂の様子を眺めながら「人が多い、ここに張れるのか」みたいな事を言っていた。

3/11 11:19

子どもたちもよく頑張りました。多少の寒さはお構いなしの様子で、おやつを頬張っている。

3/11 11:15

何やら白いものがチラつくと思ったら、あられが降ってきた。
状況が許せばここでゆっくりとランチにしようと思っていたが、さすがにこれではたまらない。
昼食はもっと標高の低い場所で摂ることにした。

3/11 11:23

まだ黄色いままのkurimemfさんは、ザックから荷物を取り出そうとしていたので、慌てて移動する旨を伝えると、この状況を理解してくれたのか了承してくれた。

3/11 11:39

さあ下山というところで、kurimemfさんがちょっと待って欲しいと言った。
すると空を見上げて何やらブツブツつぶやいている。
「北よりの風5メートル、湿度少々高し、、」と聞こえた。
観天望気で今夜の天気を予測しているのだろうか、やはりkurimemfさんは1ヶ月勘違いしていると確信した。

3/11 11:49

登山口から山頂までは約1時間。
このまま同じ道をピストンでは、本気モードのkurimemfさんにあまりに申し訳ない。
ちょっと遠回りして大石ヶ平経由で幕山公園に向かうことにしよう。

3/11 12:06

大石ヶ平方面は登山客も少なく、雰囲気の良い道が続く。少し遠回りになるが、おすすめできるコースだ。

3/11 12:26

大石ヶ平に着いた。子どもたちはまだ元気いっぱい。下山したのにヤッホーしている（笑）

3/11 12:48

幕山公園が見えてきた。キャンプするには良さそうな河原が続く。
kurimemfさんはここが今日のテン場だと思っているはずだ。

3/11 12:51

梅林越しに見た幕山。この場所に来るのは2回目だが、ここから仰ぎ見る幕山が一番好きだ。

3/11 12:56

そして世に言う下山したら晴れる法則。
強めの黄色が青空に映える。

行きは気づかなかった案内図を何気なく見てると、注意事項4番に「キャンプはできません」と書いてあった。

そろそろkurimemfさんの誤解を解かなければならないが、どう言えばいいか悩んだ。
「事前リサーチ不足でしたがキャンプできません」か「いやいやそもそも1ヶ月間違えてますよ」か。。

やはりCLとして言うべきことは言わねばならぬ。
「キャンプ禁止ってここに書いてありますね」とりあえず事実のみ伝えた。
一瞬哀しげな表情を見せたが、すぐにいつもの表情にもどり、大人の対応を見せてくれた。
私はようやく肩の荷をおろせた気持ちになり、ホッと胸を撫で下ろした。

3/11 13:04

前回に引き続き、nozawakiraさんから一升瓶のサプライズ！
あのリュックに入っていたことにビックリ！
前回のデカザックは一体^^;

3/11 13:05

こちらはkurimemfさんと共に持ち寄ったオツマミ群。一升瓶を期待していたかのようなセレクション（笑）

3/11 14:57

大満足なランチを終え帰路についた。kurimemfさんはいつの間にか灰色に戻っていた。初テント泊はできなかったが、満足してくれただろうか。
最初はどうなる事かと思ったが、なんだかんだで今回も楽しく歩けた。やはりこのメンバーで歩くのは楽しい。
お疲れ様でした！

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL5 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

共同装備

テント？

感想

yuu-3

まだ間に合うかと思った幕山梅林でしたが、ちょっと遅かったようでした。
でも、下山後のお楽しみは今までにない充実ぶりで、癖になりそうです。
これに花見が加わると最高ですね。
山麓に広がる梅は圧巻なので、また来年リベンジしましょう！
どこかのキャンプ場でテント泊をからめて（笑）

nozawakira

幕山登山、お疲れ様でした！
そして今回も超楽しいヤマレコありがとうございます‼今回は主役をkuriさんに奪われましたが、次回は奪還します(笑)。
梅も酒もツマミも楽しめて良かった！
次回は、ホントにテント背負っていきましょう！

コメント

imonee

面白すぎて震える
naotomo-pさんこんにちは。
(((Ｔ∀Ｔ)))超面白かったです。
自分のレコ書く時にも参考にさせて頂きます！

yuu-3

Re: 面白すぎて震える
imoneeさん

こんにちは、コメントありがとうございます。
拙いレコで恐縮ですが、楽しんで頂いて嬉しいです。
これからも震えるほど楽しんで頂けるよう、精進して参りたいと思います。

バボ🌸

面白かったです(*^^*)
naotomo-pさん
初めまして
幕山に行きたいと思ってましたが
もう遅いんですね〜
レコが
面白すぎて声出して笑いました。
こんな風なレコ書きたくなりました。
リバーシブルの服で気持ちを、表してるかんじとかも良かったです。
それと下山してからヤッホーしてる子どもも
他にも笑いどころいっぱいでした。
ありがとうございました(*^^*)

babo2000

楽しかったです(*^^*)

yuu-3

Re: 面白かったです(*^^*)
babo2000さん

はじめまして、こんにちは。
コメント頂きありがとうございます。

そうなんです、先週末の幕山はちょっと遅かったようです。
レコから微妙な空気感を感じて頂ければ幸いです。
拙い文章でお恥ずかしい限りですが、こうして頂くコメントを励みに、頑張って書いていきたいと思います^^;

Nobu00

ファン急増中ですね
naotomo-pさん、こんばんわ、Nobu00です。
このまえのレコ絶賛しましたが、今回も面白さ満載でした。(毎回、笑わせてもらってます）
登山に限らずイベント企画してみんなに参加してもらって、思惑が外れると、焦りますよね。その気持ちが、面白おかしく伝わってきました。
kurimemfさん、ザックが確かに大きいですが、本当にテント入ってたんでしょうか。真相が気になります。
nozawakiraさん、一升瓶の歩荷お疲れ様です。山頂で飲むお酒は最高ですよね。私も山頂におじゃましてお酒飲ませてもらいたくなりました。
お三方のヤマレコ、コメントしてくれるファン？も急増ですね。これからも楽しみにしています。

yuu-3

Re: ファン急増中ですね
Nobu00

こんにちは。いつもコメントありがとうございます。
大した山の情報もなく、長文の駄文読んで頂き恐縮です。
おもしろおかしく書いている部分もありますが、概ね事実です（笑）
最近真面目に山行していなかったので、次回こそは役立つ情報をレコしたいと考えております。

nozawakira

Re: ファン急増中ですね
Nobu00さん
是非ご一緒しましょう！その時は、テントのふりして二升担ぎます。ネタのため、naotomo-pさんには内緒ですが(笑)。

katsukaty

一升瓶が基本？
naotomo-pさん、nozawakira さん、こんにちは！
花見登山ならぬ酒盛登山、以前nozawakira さんにお誘いいただいた件ですね。ご一緒できず残念でした。
今般のULブームに逆行する一升瓶を持っての登山、最高ですね笑！
花は散りかけていたようですが、綺麗な空気を肴に旨い酒を飲むってのも良かったんでしょうね。酒盛風景の写真がなかったので、色んな想像をかきたてられました笑
楽しく拝見しました！

yuu-3

Re: 一升瓶が基本？
katsukatyさん

コメントありがとうございます。
当初はハードなコースばかり選んでいたのですが、
最近方向性が変わってきているような気がします。（笑）

テント泊行こうと言っておきながら、現在テント担げる体力があるのか
不安になってきました。
次こそはにごり酒、、いやバシッと登山したいと思います！