石鎚山 四つの鎖場と天狗岳へのナイフリッジ
- GPS
- 06:04
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 6:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
延べ走行距離2030km 5月3日 終日移動 新潟から840km走って初日の宿「ラフォーレつるぎ山」へ。 5月4日 「剣山」登山 見ノ越登山口までのアクセス道路はすれ違い出来ない箇所が多い悪路。観光登山リフトはパスして下から登った。2日目の宿は石鎚山登山口の「石鎚山温泉旅館京屋」。 5月5日 「石鎚山」登山 石鎚山登山ロープウエイは休日臨時便の7時10分発に乗る。通常GWと土日の始発は時刻表では7時40分。3日目の宿は「道後温泉茶波瑠」。 5月6日 いろいろ迷ってこんぴら参り「金刀比羅宮」 奥社まで1368段の石段を登る四国で3回目の登山?高速道路のGW渋滞を避けて走って4日目の宿は京都は福知山駅近くのビジネスホテル。 5月7日 終日移動 福知山市から新潟までの550kmの道のりを帰る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■4か所の鎖場は足場の無い所も多い。その場合は鎖の輪っかに足を掛けるのである。最初の「試しの鎖」が一番難しいので、それをクリアできたらその後の鎖場は問題なく登れるだろう。濡れている岩と鎖は滑りやすいので気を付ける。 ■天狗岳に至るルートは破線ルートである。ナイフリッジは足場も乏しいので落ちたら最後。初心者は無理せず弥山山頂から凛とした天狗岳を望もう。 |
その他周辺情報 | ■「石鎚山温泉 温泉旅館京屋」 。1泊2食8800円。朝食時間は宿泊客の希望で6時からいただけた。 宿は古くて、各部屋のカギは外カギで中から掛けられない。 ・トイレは男女の別は無いが、個室は全部ウォシュレット。 ・温泉は濁り湯で評判は良いが、2つある湯船が2つともジャグジーになっていたので、出来れば1つはジャグジー無しでゆっくり入りたいと思った。 ・宿泊客の車は旅館の駐車場に置いたままで、すぐ前が登山ロープウェイ乗り場の入口である。 ・駐車のみの場合は700円。 |
写真
感想
四国遠征の3日目。
京屋の駐車場では車中泊も多く、早朝から登山者が支度を整えている。
石鎚登山ロープウェイのゴールデンウィーク期間中の始発定刻は7時40分であるが、昨日は7時20分の臨時便があったようなので、早めに下谷駅に向かう。
既に改札口前に20人以上の行列が出来ていたが、今日は7時10分の始発臨時便にぎりぎり間に合った。
10分で山頂成就駅着。石鎚神社成就社まで林道を歩く。
成就社には旅館が数軒あって、前日のうちにロープウェイであがって宿泊しておけば、早朝の鎖場は空いていたのではないかと思われる。
安全登山祈願して出発。
序盤はただただ下るので、道を間違ってないか少々不安になる。
八丁のコルから階段の多い登りが始まる。
今回の核心部「試しの鎖」にさしかかる。
74mの岩場を鎖を使って登る。足場が無いところは鎖の輪に靴先を入れて登るのだが、靴の先っちょが引っかかっているだけなので、腕に力を入れて懸垂するのである。登り切るとそこは狭い前社が森小ピークである。次の登山者が来るのですぐに反対側の鎖で降りる。この下りの鎖の一番最後が足場が無くて苦労する。
わざわざ小ピークに登って降りるだけであるが見晴らしは良い。ここをクリアできれば後の鎖場は問題なく行ける。
もちろん迂回路はあるので無理をしないこと。
夜明峠を過ぎると「一の鎖」33m。
難も無い。
二の鎖小屋から「二の鎖」65m「三の鎖」68mである。その小屋手前で突然「ラーック!」と叫び声が聞こえたので、声の方を見ると大きな岩が落ちていくのが見えた。当たったらひとたまりも無いであろう。どうやらけが人は出なかったようなので安心した。
「二の鎖」からは渋滞。団体さんの何人かが立ち往生している状態である。無理はいかん。ゆっくりと確実に支持を確認して登ろう。この団体さんらは、おそらく成就社にある旅館に前泊したのだろう。
「三の鎖」は上の方がほぼ垂直であるが、「試しの鎖」の難易度を超えることは無かったので難なくクリア。
石鎚山頂上の弥山に着く。ザックをデポって、ここから2つめの核心部である天狗岳を行く。天狗岳に向かう登山者は多く、既にその山頂には何人もの登山者が見えた。
初めに鎖で降りる。迂回路は無く一本道なので、登りと下りで交互に譲り合いが必要だ。
狭い尾根を進むと岩がむき出しのナイフリッジが現れる。一方が垂直に切れ落ちていて、下を見て恐怖に駆られると先へ進めずに引き返す登山者が多いようだ。足場もほとんど無いが、濡れてなければ斜めになっている岩のグリップはよく効く。万が一滑ったら身体を止める物は無いので、ここは慎重を期す。
天狗岳山頂は狭いので、次の登山者のため長居は出来ないが、到着した時はちょうど貸し切り状態だった。
昨日の雨の剣山とは違って眺望は良い。
さらにこの先の南尖峰に向かう登山者もいたが、十分楽しんだのでここで引き返す。
頂上山荘で食事とするため弥山に戻ったら、どんどん登山者が上がってきていて山頂は大賑わいであった。
名物?の「石鎚チキンカレー」を注文。スパイスが効いて大変旨かった。
下りは迂回路を使ってすべての鎖場をトラバースする。
迂回路は単管足場を組んであって整備が行き届いていた。
この日の宿は名湯「道後温泉」。
温泉とビールが楽しみである。
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