北八ヶ岳天狗岳…白駒池から周回
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 855m
- 下り
- 821m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:10
天候 | 二日間とも晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中山峠から天狗岳に向かうルートは一カ所アイゼンが必要でした。 中山から高見石へのルートは残雪多。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
夏山前にのんびりと北八つを歩こうということで、黒百合ヒュッテ泊で天狗岳へ。
白駒の池駐車場に着くとすでに満車で、道路反対側の臨時駐車場へ駐車。この日は「苔開き」とかで、10:00からその催しがあったのでした。トイレに行って登山届けを提出し、「苔開き」の神事が終了しないうちに出発。
融雪のドロンコ道が予想されたので、白駒荘前でスパッツを着けて、ニュウ方面へ。ドロンコまではいかないまでも、登山道の水分は多く、ホシガラスがお散歩していた白駒湿原にも大きな水たまりが。
所々に雪が残る苔の森を登りあげてニュウに到着。お天気がいい日曜日なので、天狗岳を眺めながら昼食をとる登山者がたくさん。とてもきれいな青空なんだけど、残念ながら硫黄岳の東側に雲があって富士山は見えず。
黒百合ヒュッテでビーフシチューを食べなければいけない(?)ので、昼食は軽めにして中山峠へ。峠からは、木道を外した踏み抜きだらけの道を慎重に歩き、正面の岩場が大きな雪の壁になっている黒百合ヒュッテに到着。
今日は宿泊が少ないので、即入室可能な個室に受付してもらい、荷物を置いてから、売り切れで何回もフラれていた念願のビーフシチューでビール。生ビールはまだやってなかったけど、とりあえず満足の一杯。
夕方から雲が出てきて、今夜の星空はパス。同行者が夜トイレに行ったときには晴れていて、星がきれいだったとか。
午前4時起床。窓から見える空はかなり明るくなっていて、御来光は十分期待できそうなので、メンバー全員支度をして中山峠へ。ライトの必要もないくらい明るくなっている雪の木道を5分。中山峠展望場まで登るようか思っていたんだけど、峠の南側の岩場から、ちょうど上がってきた御来光と雲海をバッチリ眺められました。
小屋でカメラにSDカードが入っていないことを発見!!大失敗であります。本体のメモリーもあとわずか…と言うことで極力枚数温存。
朝食後に荷物を小屋にデポし、水と行動食、アイゼンなどを持って、ほぼ空身で天狗岳へ。
中山峠上の岩場からは、槍・穂高から後立山まで北アルプスがくっきりと。東は日光連山や燧ヶ岳、谷川連峰も。
大展望を楽しみながら東天狗山頂到着。南八つの赤岳・阿弥陀岳の隣に、南アルプスの北岳・甲斐駒・仙丈が手の届きそうなくらいに、くっきり、はっきり。ぐるっと見渡してから西天狗で大休止。
360°の大展望に満足したら下山。下りは天狗の奥庭経由。真夏は水が無くなって、ただの「すり鉢」になっちゃうこともある「すり鉢池」から、両天狗岳にお礼を言い、小屋前の雪渓を滑り降りて黒百合ヒュッテに無事御帰還。ここで写真もおしまい…。
休憩&水の補給をして下山開始。中山まで一登りして中山展望台で休憩。高見石小屋までの下りの道には、まだ1m以上と思われる積雪。大きな踏み抜きや、滑り降りた跡が至る所に。
高見石小屋で、ナンカレーと揚げパンの昼食。
丸山、麦草峠経由で降りる予定も、残雪の下りで同行者の疲労が大きいため、直接白駒池に下山したのでした。
両日とも風の無い晴天で、視界・展望ともに大いに良好。初心者の怪我も無く、とても楽しい山行ができた二日間でありました。
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