両神山(白井差ルート)
- GPS
- 04:43
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,236m
- 下り
- 1,252m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://www.town.ogano.lg.jp/menyu/basu/top.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
とてもよく整備されています。 |
その他周辺情報 | 【登山後の温泉】 道の駅 薬師の湯 あるいは両神荘でも日帰り入浴可能 |
写真
感想
梅雨の時期は山行の計画が難しい。
夏本番の登山に備えて身体を慣らすためにも登っておきたいものの、天気との兼ね合いが難しい。
結局選んだのは「近いけれども行きにくい」未踏百名山の両神山です。
膝リハビリ中の妻でも白井差ルートであれば登れるかもしれないということでこのルートを選択しました。
前泊地の両神荘から町営バスに乗り、終点白井差口へ。地権者の山中さんに事前連絡をしておくと「運が良ければ」車で登山口まで連れて行ってもらえます。
山中さんに地図を渡され、丁寧な説明の後、「山頂まで行って生きて帰って来れば」、千円を徴収するとのことなのでしたが、その口ぶりは半分冗談のようでありながら半分は山に対する真剣さを求められているようでもありました。
初めは沢に沿った道を歩き、昇竜の滝の脇を通り過ぎます。何ヶ所かの渡渉点には丈夫な木の橋が作られており、全く不安がありません。
予想よりも気温は高くなく、日差しも強くありませんので、快適な山歩きを楽しめました。オオドリ河原から先はつづら折りの急坂になりますが、そこをやり過ごすと見事なブナ林になります。ブナ平、夢見平と名付けられた、本当に気持ちのいい場所になります。
何と言っても驚嘆したのは登山道が極めて整備されていることです。各地の山を登っていると、登山道にも色々あり、藪に覆われていたり、斜面が崩落していたりすることも普通にあり、整備された登山道というのは人の努力によって保たれていることを気付かされるわけですが、この白井差ルートは登山道上に邪魔な枝、邪魔な石一つ落ちていないのではないか、と思われるほどです。登山道を安全に保ちたいという山中さんの情熱のようなものを感じます。
やがて稜線に出て、少々の岩場を抜けると山頂です。梅雨時なので展望は全く期待していなかったのですが、富士山も見えて大満足です。
簡単な昼食を取って来たルートを休憩をとりながら下山。登山口に着いたのが12時半くらいで、帰りのバスが出る2時20分までまだかなりの時間があります。山中さんから「お茶でもどうぞ」とありがたい申し出を受けましたので遠慮なく休ませていただき、両神山のツツジの頃の写真など見ながら休憩していましたところ、同じルートを歩いていたOさん御一行も戻ってこられ、一緒に山中さんのお話を伺いました。
山中さんは両神山だけでなく、埼玉県内で数々の遭難者の救助に当たってこられたとのこと。中には先日NHK「逆・転・人・生」で放映された人のように2週間後に救出される人もいれば、何日もの捜索のあとに助からずに発見される人もいる。山に危険は付き物としても、自分が遭難者にならないためにやれることはきちんとやって山に入りたいものだと思いました。
このあとOさん御一行から「薬師の湯」まで車でどうぞというこれもまた有難いお話をいただき、厚かましくも便乗させていただくことに。車中では計画している北海道山行の山談義もさせていただき、また乗せていただいたおかげでゆっくりと温泉につかることができました。Oさん御一行、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
「白井差ルート」。良い思い出に残る山行になりました。
また何処かでお会いできればいいですね〜
北海道楽しんで来てください!
toru729さん、
コメントありがとうございます。
先日は便乗させていただき、ありがとうございました。
今年は8月の北海道大遠征が目標です。
車を使わないのでいろいろと制約があるのですが、
だんだん計画も出来て来ています。
ヤマレコにも計画も記録も載せていくつもりですので、また気が向いたらコメントください。
よろしくお願いいたします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する