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Yamareco

記録ID: 1229904
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キャンプ等、その他
甲信越

夜のピクニック 韮崎to佐久 強歩大会

2017年04月22日(土) ~ 2017年04月23日(日)
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mikick その他30人
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
佐久市から韮崎市まで行くバスが出ますが、定員が200名程なので、すぐに申し込まないといっぱいになります。
コース状況/
危険箇所等
道路の横断が必要な場所には必ずスタッフの方がいるので、特に危険とは感じませんでした。
夜のピクニック
2017年04月23日 04:22撮影 by  P02B, DoCoMo
4/23 4:22
夜のピクニック
いばらの道。
覚悟はあるか。
2017年04月23日 04:23撮影 by  P02B, DoCoMo
4/23 4:23
いばらの道。
覚悟はあるか。
踏破賞
制限時間30分前のギリギリセーフ
by  P02B, DoCoMo
踏破賞
制限時間30分前のギリギリセーフ
ハイぶりっ子ちゃんとぶりっ子ポーズ
by  P02B, DoCoMo
ハイぶりっ子ちゃんとぶりっ子ポーズ
撮影機器:

装備

個人装備
靴はミズノの黒いウォーキングシューズ(¥10 584)<br /><a href="<a href="<a href="http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685""" rel="external" target="_blank">http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685""</a> rel="external" target="_blank"><a href="http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685"</a>" rel="external" target="_blank">http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685"</a></a> rel="external" target="_blank"><a href="<a href="http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685</a><br"" rel="external" target="_blank">http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685</a><br"</a> rel="external" target="_blank"><a href="http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685</a><br</a>" rel="external" target="_blank">http://www.mizunoshop.net/f/dsg-617685</a><br</a></a> /><br />靴の中の蒸れがマメの原因となることがあるので 歩くたびに靴の中の空気が外に放出される仕組みになっている。<br />おかげで マメ知らずのままゴールできました。<br />できればもっとスタイリッシュな感じの 若者向けのカラーバリエーションがあるといいなと思います。<br />ファスナー付きで簡単には履けるけど 機能が素晴らしいのに普段使いできないもどがしさが残る。
備考 行動食
・バナナ 2本
・チョコブラウニー 4切れ
・中田食品の紀州の梅干し(きらら) 3個
・おにぎり 1個
・ヴィダーインゼリー 1個

全然足りないけど、途中にコンビニがあるし給水所では地元のお土産(花豆ようかんなど)やバナナなどもあるので安心。
私は道を渡ってまでコンビニに行く元気はなく、制限時間ギリでポイント通過などしていたので、給水所の後片付けが始まっているという自体もあった。
今回初めて行動食として持って行ったチョコブラウニの安くて軽くてすぐにエネルギーになるところは良かった。パサパサしていないので、口の中の水分を全部持っていかれることもない。今後も活用したい。日常生活でも。

感想

いつかチャレンジしようと思っていた韮崎→佐久まで、78kmの強歩大会にエントリーしました。
強歩大会用に新しい靴を買って、大会の1週間前に自宅からあぐりの湯まで歩いてトレーニングのつもりが、体調を崩していた為にトレーニングなしでぶっつけ本番。
冬は一度も山に入らず、都会(住んでいる町。そこそこ田舎)の暮らしで鈍った体で78km歩けるのか、私!!
心配していましたが、歩けました。(あっさり)

大会当日、申し込んでおいたバスに乗る為、会社の食いしん坊の部長には「普通は彼氏に韮崎まで送ってもらって、清里辺りで励ましてもらったりするんだぜぇ」と言われたが、彼氏もビューネ君もいないので、Mum's Taxyにて佐久市の総合体育館まで送ってもらう。
バスの中でおにぎりを2個食べる。
清里を過ぎるとかなりの雨。
家を出る時にわざわざ雨具をザックから出してきたのが悔やまれる。
雨除けになるものを何一つ持っていない。
自称晴れ女の根拠のない自信のなれの果てか・・・
と思っていたが、韮崎駅でバスを降りると目の前には大きなショッピングモールがあったので、ふらふらと歩いていくと、奥の方にホームセンターが!
さっきまで求ム!雨具!!と切に願っていたのに、いざとなると2000円位のカッパを買うか300円のカッパを買うかで悩む。300円位の安いカッパを購入。丈夫ではないが軽い。

体育館で受付を済ませ、大会50回を記念する映像を見る。
開会式中はひっきりなしに人の出入りがあり落ち着かない。
常連の人はスタートの心得を知っており、他人より早くスタートする為に開会式中に校庭に出て並んでいたようだ。
先頭も最後尾も10分と変わらないと思うし、私は初参加で完歩できる気がしないので、開会式を存分に楽しんでから校庭に出た。お先にどうぞ精神。昔から競争心は皆無だ。
スタート地点で会おうと言っていた友達に会えず、緊張していた私を癒してくれたのは佐久の鯉太郎とハイぶりっ子ちゃんだった。
彼らに見送られて、一人で歩き出す。

スタートしてからは国道141をひたすら歩く。
ポールを使って歩いていると「ポールは〇〇(どこかのセクション)まで禁止ですよ」と言われたので、謝ってから短くして持っていたが、どこかに書いてあったのかな?気付かなかった。
小淵沢辺りでトイレ休憩のついでにバナナ&股関節に冷却スプレー。(まだ元気)
右のコマネチが痛いのでバファリンを飲んだ。

野辺山の休憩で豚汁をふるまっていたのでいただいた。
トイレが混んでいて、並んでいる間に寒くなってきた。
薄手のダウンジャケットを着る。
手袋とイヤーマフラーは既に装着していた。
スタッフとして働いているだろうK君を探したけど見当たらず。
トイレの度にコマネチに冷却スプレーをする。
休憩所の道を挟んで向こうの広場の暗がりに、ぽーっとしたバスの灯り。
リタイヤしたであろう人が数人乗っていた。

野辺山を過ぎると恐れていた下り。
この下りで足にガタがくるらしい。
私も足を引きずりながら歩いた。
辺りは夜が明けてきて素晴らしい高原の朝の空気の中、おニューの靴を引きずりながら歩いた。
秋に散ったであろう落ち葉が沢山ある細い細い歩道。
広瀬の集落でお腹が空いたので、チョコブラウニーと梅干しを食べた後にバファリンを飲んだ。
本当はもっと時間を空けてからでないと飲んではいけないが、右のコマネチが痛くて我慢できなかった。
小休憩後、再び歩き出そうとするけど足が動かない。
なんだこれ。
休憩前より痛くなってる。(気のせい?)
痛い足を引きずりながら広瀬の集落を抜けると、バスが待っていた。
「リタイヤしよう」
来年また頑張ればいい。でも悔しい。こんなに痛いのに来年も出る?
私が大会にエントリーしたことを告げ、「頑張って」と応援してくれた人達の顔が浮かぶ。
飼っていた猫が死んだとき、私はもう二度と色々と諦めないと誓った。
なのに諦める?
自然と涙が出てきて腕で拭う。男泣き。
めそめそしていてふっと見たら、スタッフとして働いているK君が近づいてきていた。
道中で会うかもしれないけど、雑巾のようにボロボロになった姿を見られたくないからこっそり通り過ぎるねとは言っていたが、男泣きしている現場を見られるとは一生の不覚。
右脚の付け根が痛いからリタイヤしようと思っていることを告白したが、いつもの特訓(水泳の特訓仲間)をやってるぐらいなんだから大丈夫と言われるも、大丈夫な気がしない。
あと半分だからもったいないと言われるも、もったいない気がしない。
K君はスタッフなのに、なかなかリタイヤバスに誘導してくれない。
まだ時間的に余裕があるからゴールもできると説得され、トイレに行って恒例のコマネチに冷却スプレーをしてから再び歩き始める。
行ける所まで行こう。どうせ途中でタイムアウトに決まってる。と、やけくその私。

下りが終わって平坦な道に出ると脚の痛みが一瞬和らぐが、痛みでゆっくりしか歩けない。
途中の薬局でロキソニンを買って、その場で水をもらって飲んだ。
痛みが和らぐ→ペースが上がる→薬が切れてくる→痛い→薬を飲むをゴールまでに2回繰り返した。
小海のポイントを制限時間残り5分でクリア。
でもまだゴールできる気がしない。
脚が痛くて泣けてくる。
男泣きをしていると、どこからともなくK君が登場して励ましてくれる。
お腹が空いてきたなと思うと、ユンケルとSOYJOYを手渡してくれる。
神様ですか?
結局、ゴールするまでに全部で3回泣いた。
3回ともK君が現れて励ましてくれた。
仲間と歩いていると励まし合うことができるが、一人だと励まし合う相手がいない。孤独との戦いだ。
孤独には慣れているつもりだったが、まだまだ私も修行が足りない。

臼田の消防署を過ぎるとひたすらまっすぐの道が延々と続く。
風景もさほど変わらず。
魔の一直線道路だ。
ここで持ってきたipodで音楽を聴く作戦に出た。
聴いていればテンポよく歩ける。
ゴールの数十メートル手前、K君の最後の励まし。
ゴールではハイぶりっ子ちゃんとハイタッチ。
ゼッケンに付いているタグをスタッフのご婦人に剥がされながらK君を探したけど、そこにK君の姿はなかった。

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