大弛峠
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 904m
- 下り
- 904m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:55
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:33
天候 | 霧雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
月曜日に台風上陸の予想のもとで、土曜日朝には早くも山梨県側、長野県側とも通行止めとなっていた。こういう状況の時に山中に車を置いていると締め出しをくらいかねない。 |
その他周辺情報 | ヘルシーの湯。御所平の診療所の敷地内にある。温泉ではないが、300円と格安なので、汗を流せればよいという向きには十分。 |
写真
感想
(20日) 今年のラストチャンスと穂高を計画したが、台風接近で断念。微妙な予報の良い方に期待して日程短縮のうえ奥秩父に変更した。
川上村では白菜の集荷のトラクターやトラックが走り回っており、肩身が狭い。いつもの廻り目平分岐に車を置き、無雪期には初めての林道を辿る。はじめは高曇り、途中で雲が切れて青空も覗き、期待が膨らむ。モノトーンな冬と違い、落葉松や岳樺の黄葉が鮮やかで意外に楽しい。オフロードバイク1台に抜かれた以外に人に会うことはなかった。地面を歩くのは楽だが、長い道はやはり長い。稜線に近づくと雲に覆われており、霧雨が舞う天気になった。どんよりとした峠には、平日でもあり車は2台ほどでうら淋しい限り。小屋番も不在でビール三昧の夢は消えた。テントの中で持参の焼酎をちびちび飲んでいるうちに、すぐ暗くなってしまった。
(21日) 夜中に星も見えたが、明け方にはまた霧雨が巻いていた。台風前面の暖気のためか天候の割には寒くない。行動できないことはないが、人けもなく事故ったら台風に捕まる状況で強行する踏ん切りがつかず中止を決めた。コーヒーをゆっくり2杯飲んでまた林道を下る。余計な迷い事がなくなったら周囲の樹林の美しさが目に入るようになった。中腹の落葉松、岳樺の黄葉は盛りで、ナナカマドの赤が彩りを添える。下部は落葉松と白樺の林の中にカエデがすべての葉を真っ赤に染めて点在し、立ち止まる時間が多くなる。行く手の錦繡の中に歩み進むのが、ワクワクするほど嬉しい。年齢を重ねるにつれ、秋の山の美しさが切なく心に沁みるようになった。大好きな信州の秋。来てよかったとつくづく思いながら、一人旅の楽しさを味わった。
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