北アルプス/燕岳(燕山荘まで)
- GPS
- 10:28
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,372m
コースタイム
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 4:04
天候 | 11/24 雪、11/25 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第1駐車場に駐車。11/24朝時点では20台程度でしたが、11/25に下山したら満車、第2駐車場もまばらに駐車されていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 中房温泉にあり。 ◆道の状況 ・中房温泉までの道路は凍結、積雪もあり要スタッドレスタイヤ。 ・中房温泉〜合戦小屋: 登りはアイゼン、わかん共に使用せず。下りではアイゼンを使用した。 ・合戦小屋〜燕山荘: 登り降り共にわかんを使用。 |
その他周辺情報 | ◆登山後の温泉 中房温泉で入湯(700円)。ここで山菜月見そばも頂きました。 |
写真
感想
雪の知らせも聞くようになり雪山シーズン始めにどこかと言うことで、まだアプローチの便利が良い燕岳を目標とした。雪景色と青空のコントラスト、が期待する所だったが行って見るとラッセル天国(地獄?)で強烈な風雪もあり完全冬山を堪能できた。頂上を踏むのは諦めたが良い山だった。また来よう。
Aki-CLさんが立てた計画は余り無理をしない1泊2日行程。11/24は低温、11/25-26は強風と「てんきとくらす」サイトの評価ではいずれもCで登山不適マーク付きだ。行ってみたら寒さは極寒と言う程では無かったが既に積雪が多い上に更に雪が降り続けて正に雪山だった。初日の行程が短いので湘南出発は朝4時と楽だ。渋滞も無く中房温泉には7時過ぎに着いた。県道の途中から積雪路であった。支度を整えて7:40に出発。
合戦尾根は北アルプス三大急登の一つと言うが実に絶妙な間隔でベンチと呼ばれる休憩所が設けられていてリズムが作りやすい印象だった。それでも3時間で合戦小屋に着くかと楽観的な予測もしていたが久々の冬山装備をパックした荷は肩に重く4時間掛けて漸く到着できた。風が強まりそうだったので更地では無く樹林帯に割合と平坦な場所を探してテントを設置した。ここの積雪は腰以上あったので押し固めるのにもそれなりに時間が掛かったが、何しろ今日は時間に余裕があるので落ち着いて良いテント場にすることに集中できた。その後小屋でコーヒーでもと思い訪れたらコーヒーよりもこの天候にちょうど良いカップラーメンが目に入り3人それぞれ注文して温まった。ストーブの温もりも有り難かった。
その後テントで酒を飲みながらマッタリと過ごし16時からいつもの夕食。暗くなって自然と眠りに落ちる。夜半も雪が降り続くのをサラサラとテントの外を流れる音で感じていた。時折烈しい突風が吹いたが樹林の中に張ったのは正解で何の影響も受けない。単独行の登山者がリフトのケーブル下の更地に張っていたけどまんじりと眠れない夜を過ごしたのではないだろうか。朝起きて外を見るとあれだけくっきりと付いていたトレースがほぼ全て雪に埋まっていた。いつものマルタイラーメンの朝食を摂り、出発準備をしている頃に下から登ってくる登山者がいた。
2人パーティに続いて小屋を出発。途中でラッセルに励む先行パーティに追い付き、そこから5人トレーンでラッセルして行く。徐々に風も強まり視界も良くないが赤布を目印にして進む。合戦沢ノ頭への急登では腰から胸に迫る積雪だった。泡のようにフワフワな雪は重く無く湿った雪よりは楽ではあるが。合戦沢ノ頭からは強風が相手になり、徐々に視界が削られて行く。燕山荘への最後の斜面を登る頃にはもう十二分に雪山を堪能できて満腹状態。合戦小屋から2時間掛かって燕山荘に着いた。ここからトレースも無い中で頑張って燕岳に行っても何も見えないしどうせまた来たいと想いを強くするだけなので、今日はここで終了、と言うことにした。トレースを付けたから下りは楽と思いきや既に風でトレースは埋められていて多少はましだがまたラッセルを強いられた。
合戦小屋まで降りて来ると土日に掛けて登って来る登山者が多い。下山中ですれ違った登山者もとても多くて、この間の丹沢より多い。やっぱり中房温泉までクルマで入れるこの時期にみなさん目を付けて来るんだな。来年のこの時期も再挑戦を狙ってみるかな。夏もとても良さそうだ。
ガス152g使用
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