Skyrace Malinche 2017: 2時間39分のトレイルラン
- GPS
- 02:39
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 3,750m
- 下り
- 3,687m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:39
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス | マイカーでグアナファトからトラスカラまで移動、片道4時間半 |
コース状況/ 危険箇所等 |
標高3,400mくらいから展望が開け、3600mから上部はガレ場です。ここでは落石注意。この季節ですが、出走時刻が遅いのと日差しが強いため、標高4,400mの山頂でも長袖即乾シャツ1枚で問題ありませんでした。 このコースは丹沢塔ノ岳大倉尾根ピストンを規模大、スキッとスカッとさせたようなルートです。 |
写真
感想
本日は昨年参加が叶わなかったSKYRACE MALINCHEを走ってきました。この大会はメキシコシティー南で毎年開催されるTRIPLE CORONA3レースのうちの1レースで全3レースを完走して総合順位を競うという形式になってます。今年は最初のITZA4000には参加でず、あくまでも3大大会を走ってみるということで行って来ました。
さすがに自宅から片道450kmは遠いです。
道路事情の悪いメキシコですが、それでも比較的トラブルもなく大会会場から30kmくらいの小さな町で前泊しました。
大会当日。会場に到着してみると1時間前ですが、結構な人だかりが。当日参加やゼッケンピックもできるので非常に便利です。予定通りゼッケンをピックして、準備します。出走直前には、前回のTepotzotlanのレースでご一緒したラン仲間にばったり。久しぶりの再会に会話が弾みお互いの健闘をたたえあいました。
午前10時半スタート。チップなし、出走時間もいい加減な大会ですがコースは半端ないです。スタート地点で既に3,000mあり、そこからマリンチェ山頂(4,400m)を目指します。規模こそ小さめですが、標高では富士山を勝ります。これがこの大会の最大の魅力なのです。
のっけから1kmもすると走れなくなります。しかし、これは周囲のランナーも同じです。みな早歩きで進んでいきます。最初の1時間強は樹林帯を抜けて行きます。傾斜はどんどんキツくなりますが、呼吸を整えマイペースを心がけます。常に息吐くような呼吸法でできる限り多くの酸素を取り入れるようになったのも確かにメキシコに来てからでした。
やがて、展望が開けてきます。快晴で素晴らしい展望です。日差しが強く肌寒いですが、山頂の方を見ると全く積雪はありません。ラッキーです。ダンゴになってみな黙々と進んでいきます。その時です!どこからともなく周囲の誰かがPIEDRA!と叫びました。よく見ると上部から直径50cmほどの岩がスゴイ勢いで転がってきます。とっさに逃げますが逆にこちらに向かって岩が飛んで落ちてきます。幸い誰も直撃することなく岩は下部で止まりましたが、おそらく下りの高速ランナーが引き起こしたようなかんじでした。
急なのぼりが終わりやがて一旦コルに出ます。今度は岩稜地帯です。ここは走れるような状況ではなく両手を使いながら息を切らせながらあがっていきます。ところどころ他のランナーが酸素を求めて休息していきます。この岩稜地帯は急ですが、その分一気に高度を稼がせてくれました。
岩稜地帯を登りきるとやがて山頂が奥に見えます。ここで折り返し地点の証のリストバンドをもらいます。山頂は素晴らしい展望でメキシコ最高峰のオリサバ山(5,636m)やメキシコシティーの南のポポカテペトル(5,426m)が望めました。
山頂の大会運営委員の皆さんに挨拶して一気に下りに入ります。下りは日本よりも急なの大砂走りを抜けます。ひたすら下るだけで気がつくと1時間もしないうちにスタート地点に到着。先程までいた、4,400mの山頂が噓ではないかというくらいのあっという間のくだりでした。
ゴール到着は午後1時すぎ。それから4時間少々かけて自宅まで運転しましたが、こっちのほうが大変だったかな(笑)。でも、あの素晴らしい展望は決して忘れることはできません。
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